TIDC2006:11/29夜:2回目でも新鮮

 
Nov. 29, 2006
posted by moriy

2006年11月29日(水) 19:00〜
渋谷Bunkamuraオーチャードホール
1階16列13番

平日夜のオーチャードホール。ん、なんとなく年齢層が高い感じ。日経・TX系メディア中心に告知された結果なのか・・?

ホールに1枚の掲示。ぶれちゃって申し訳ないですが、プログラム内容に変更があるとのこと。

張り紙

物販のコーナーには

  • Tシャツ 3500円
  • DVD 3500円
  • プログラム 1000円
あとストラップとハンドタオルがあったような。

プログラムは以下の通り。

  1. The Mist
  2. - Musical Interlude -
  3. Step About
  4. Blackthorn
  5. Johnny
  6. - Musical Interlude -
  7. Curran Event
  8. Torrey Torrey Torrey
    (休憩)
  9. Goddess
  10. Treble Jig
  11. The Dawn
  12. - Musical Interlude -
  13. Black Rose
  14. - Musical Interlude -
  15. Trinity

当初オープニングに予定されていた『CelticThunder』がなくなって、第一部のトリだった『The Mist』が一曲目に来た形。

The Mistが板付きで始まるためか、開演前は舞台幕が下りた状態でした。ほぼ時間通りに開演。

まずは前回の来日では見られなかった演目について。

Torrey Torrey Torrey

女性ソロではじまって、女性群舞〜ソロイスト退場〜男性参加〜ソロが再登場〜エンディング、みたいな構成。実技やってる人には足元が気になって、いろいろと参考になるであろう作品ですが、ショーとしてどうかと言われると、まあありがちな作り。

Black Rose

太鼓のばちのような棒を持ったダンサーとスネアドラムによるリズムパフォーマンス。言ってみればSTOMPと打撃系ダンスとの融合です。和太鼓みたいに「ハッ!」とかかけ声をかけながら床を叩いたり、お互いのスティックを叩いたりして、格好良くキメてきます。
パンフレットには「リバーダンスやロード・オブ・ザ・ダンスにも、ダンサーが何かを持って音を出すという発想は一切見られない」とありますが、LOTDの『Hell's Kitchen』には長い棒が出てきますね(それがコアじゃないですけど)。・・・っていうか、そんなところでRDやLOTDとの比較をしてもしょうがない気が。

Trinity

バンドとダンサー陣総登場のエンディング。なんというか、曲というより「エンディング」です。数人ずつのグループでステージ中央に出てきて、4エイトくらい踊って下がる、みたいな。


前回の来日との比較になるんですが、やはり「前衛エキシビションの集合体」ですね。アイデアがいっぱい詰まっていて、好きな人にはたまらない。「ここまでアイリッシュでできるんだ」という驚き。『Curran Event』なんかも、2回目ですけど面白いですもん。

一方で、客席へのアピールは相変わらず弱い(客席の反応が悪いのかも知れませんけど)。『Treble Jig』なんかほんとにすごい技の連続だと思うんですけど、拍手する間、キメの間がない。だからRiverdanceの『Trading Tap』の盛り上がりにはかなわない。

静かに鑑賞するステージなのか、観客も参加するステージなのか、どっちなんでしょうね?