ビデオ・CD:動くトリニティが見られる!映画『mafia!』

Aug. 7 2004
posted by moriy
ここがポイント
mafia!

2004年初来日のトリニティ・アイリッシュ・ダンス・カンパニーなわけですが、あまりに情報が少ない。公演の情報なんかはCelticCafeなりIDMなんかを調べればポロポロ出てくるんですが、やっぱりダンスは実物を見ないことにはねえ。オフィシャルサイトを見ても、2004年夏現在でさえビデオとか出てないですし。

てなわけでトリニティがちょっとだけ出ている映画、『mafia!』であります。『ホットショット』(『トップガン』のパロディ映画)の監督Jim Abrahams氏の1998年の作品なんですが、日本では未公開みたいです。アメリカでもウケたのかどうかよくわかりません。

中身は全編『ゴッドファーザー』シリーズ(主にPart1と2)のパロディ。カジノのシーンなんかはおそらく他の映画も入ってるんでしょうが、元ネタを知らないのでとりあえずパス。『ゴッドファーザー』を見たことある人にはそれなりに笑えるシーンが満載です。に、せよあの『ゴッドファーザー』を1998年になってパロディにしようってのはどういう思いつきなんですかね? たとえが正しいかどうかわかりませんけど、いま『仁義なき戦い』シリーズを正面からパロディにして日本で商業ベースでウケるとは思えないなあ・・・(あ、Kill Billはある意味パロディか!?)。

内容の概要

さて、本編はかるーく早送りして映画も終盤。
元ネタ同様、ラスベガスを舞台に話は進んでいます。

若きドン、アンソニー(元ネタで言うところのマイケル・コルレオーネ)が、ライバルの連中を一気に暗殺していきます。『ゴッドファーザー』Part1のクライマックスで、洗礼式かなんかが行われている裏でいくつもの暗殺が行われる、というのがありましたけど(違ってたら指摘してください)、あれですね。で、ラスベガスのショーの会場で行われる暗殺にトリニティが絡んできます。

1:24.00(うちのビデオでの表示です)

敵のボスが女連れでショーの会場、最前列にやってくる。
ステージではLord of the Dance(の、ようなショー)の公演が行われている。あの黒いテラッとした衣装で一列に並んだダンサー(男4人、女8人)をバックに、上半身ハダカのマイケル・フラットレー(の、ような男)が踊っている。このダンサー陣がトリニティの面々です。衣装はLOTDっぽいですが、女性陣の頭にティアラみたいなのがついているところはトリニティっぽさを出してる感じです。あとマイケル(の、ような男)の脚だけがアップになる部分はちゃんとダンサーが踊ってます。この辺Darrenさんだったりしたのかな?

で、一度このマイケル氏が舞台そでにはけます。鏡に映った自分の肉体を確かめつつタバコを一服。するとそこへ背後から忍び寄る男の影・・・ヒジ打ちの一撃で彼は倒されてしまう。

そして再びショーの舞台に現れたマイケル・・・ではなくて、髪の薄くなりかけたボヨンボヨンな肉付きの男。腹のまわりの肉を上下にゆらしながらビシッ!(バックではトリニティの面々が端からダダダダダダダダダダダダダン!)またビシッ!(ダダダダダダダダダダダダダン!)そして「Watch me! Watch me!」とかいいながら華麗な(?)ソロ。最初は目をそむけていたボスが彼の足さばきに注目しはじめると、彼はボスのほうに近づいていき・・・ハイキック!

ゲシッ!という音とともにボスの頭は胴体を離れて飛んでいき、テーブルで食事をしている老婦人のスープの中にボチャン! 客席は大喝采、ステージ上のボヨボヨ氏はあのマイケルの決めポーズ。

これらの登場人物それぞれにキャラ設定と、そこにいたる経緯があるはずなんですが、全部早送りで観てしまったもので省略します。パロディを説明するのもたいへんですしね。

時間でいうと3分くらいの間に複数の暗殺が同時進行していくので、トリニティの面々が写っているのは実質1分くらいのものですが、とりあえず動いているトリニティが見られますし、「兄貴」マイケル・フラットレーのパロディでもあるってことで、シャレのわかるAir読者の方々には話のネタとして持っていて損はないと思います。おすすめ。

エンドロールにも「Trinity Dance Troupe」と「Mark Howard」の名前が出てきます。

mafia!
mafia!
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mafia! VHS
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