Beyond:moriy洋行1999(ダブリン編)
「どうだ」
「いや、どうだと言われても・・・」
「これがLiffey Company(Riverdanceのオリジナルのカンパニー。日本に1999年、2000年、2003年の3回来日している)のLiffey川だ。どっから撮ったのか忘れたが」
「いい加減だなあ」
「こっちはわかるぞ。遠くに見える煙突のあたりがギネスの工場だ」
「行ったんですか?」
「週末で休みだった」
「ホント計画性ないですね」
「なんかオレがダブリンに着いた日に音楽とか映画のイベントごとがあったらしいんだけど、帰りの飛行機で知ったんだよなあ」
「なんですか?」
「ガラスが反射しちゃってどうしようもないんだけどね。中央郵便局の窓ぎわのこれが『Caoineadh Chu Chulainn』の英雄クーフランの像」
「よく見えないんですけど」
「建物の中からだと背中しか見えないんだよ。背中だけの写真じゃつまらないし」
「あ、ダンスだ」
「これも中央郵便局前でね、恵まれない子供のためのチャリティの活動の一環でやってたらしい。8人組が2つとか、あと女の子2人だけとか、いろいろ」
「これ、Abbey劇場のポスター」
「ブライアンなんとか・・・?」
「そう。なにげなくポスターのデザインだけ目について写真撮ったんだけど、よく見ると、Riverdanceとあわせて評論の対象にされた、かつBill Whelanの音楽で映画化もされた『Dancing at Lughnasa』のBrian Frielなんだよ」
「観たんですか」
「いや、全然なんにも考えてなくて、これが現在やってる話なのか予告なのかもなんにもわからん」
「はあ」
「行動に一貫性があるだろ?」
「はあ・・・」
「あとFay'sという靴屋さんにもいったんだけど、これも別のページで書こう。あとダブリンで見かけたダンス用品店。どちらもIDMにたまに広告を出している」
「えーっと、ビデオはねえ・・・これがなんだか『アイリッシュダンスの100年』っていうビデオ。PALだけど」
「で、よくわからないけどRTEプレゼンツの『Waves』という舞台のビデオ。大飢饉の時代にアメリカに渡った人のドラマのようだけど、Starringに『WAVES DANCE TROUPE』とか書いてあるんで期待して買ってみた」
「PALですか」
「そう。だれか見た人いないかな」
「あとは・・・これ。シャロン・シャノンの『レイト・レイトショー』のビデオ」
「かわいー!」
「CDも何枚か買ったけど・・・これは持ってる人多いでしょう。FOFのCD。これもあとの祭りだけど、実技班用にダンス練習用の曲も買ってきておけば良かったな」
「反省ばっかり」
「これはどこにでもあったからみんな持ってるのかもね。アイルランドの名前の由来を書いた本」
「由来?」
「そう。われらがTokikoさんのSorcha[sur-kuh]というアイリッシュ名が『bright』って意味だとか、HarukaちゃんのMairead[mor-ayd]が『pearl』ってことだとか、なんでpearlかっていうと実は3世紀頃・・・とか、そういうことがズラズラと書いてある」
「なんですかこれ?」
「わからん」
「・・・」
「これが何なのかわからないし、なんでこんなの撮ったんだかわからん。何だこれ」
「さあ・・・」
「自分がなんだか夢遊病者のように思えてきたなあ。いったいあれは現実だったのかどうか」
「お熱・・・はかりましょーか?」