トントンさんのRD on Bレポート(2)

posted by トントン

「Riverdance on Broadway」
05/05/2000(FRI) 20:00(第一日目)

まず最初に。

今回の私の視線は、先ず「Susan Ginnety」さん、次いで「Eileen Martin」さんというモードで動いていることをお断りしておきます。(なぜなら彼女達を見に行ったからなのです!!)

「Susan Ginnety」さんって誰?と言う方は、有名なJASONのページをご覧下さい。彼女は現在「Shannon Company」の「Understudy」で、多分そのNo.2でしょう。同Companyの「Principal」である「Eileen Martin」さんはみなさんご存じだと思いますが、それ誰?という方はRiverdance.comをご覧下さいませ。(他にも彼女に関するサイトは沢山ありますが、とりあえず)(moriy注:2003年現在NotFoundです)

さて、実は、この日がNYへのフライトの日(つまり「Journey」の始まりの日)でもありました。長時間(12H以上)のフライトは疲れると思い、マイルでUGしてCで行きましたが、それでもかなり疲れました。ホテルはクラウンプラザ。部屋からGershwin Theatreがすぐ下に見えます。(もちろんRDoBの看板も見えます。すっかりRDモードに・・・)しかし! 部屋で休んでいたら寝てしまい、起きたのは開演のわずか20分前! 近いホテルで本当に良かった!! 大慌てで会場に駆け込み、席に着いて数分後には「Welcome・・・」のアナウンス。ふーっ。

席はK103と104。真ん中のブロックのやや左側。ステージはとてもよく見えます。入り具合は1階しか見えませんが、最後の一列を除いて埋まっているようです。ステージ正面には「Riverdance」の幕が下りています。RDオーケストラはステージに向かって左にフィドル、イーリアンパイプ、パーカッション等、右にバゥロン、ベース、ギター、ドラムス等が陣取っています。劇場は、そんなに大きくありません。そうですね、最近行ってませんが、日比谷の日生劇場と似た感じだと思っていただければいいのではないでしょうか?

ACT1

オープニングは幕の向こうで(幕を上げないまま)Brian Kennedyさんのアカペラで歌う「Hear My Cry」で始まります。その後「Reel around the Sun」へ。Low Whistle(ですよね?)を吹きつつ一人のオーケストラメンバーが右手から舞台に現れ、続いてダンサー達も姿を現します。LIAM NEESONさん(マイケル・コリンズの人ですよね?)のナレーションが始まり、幕が上り、舞台全部が見渡せるようになります。うーむ、CNNのSHOWBIZ TODAY(私もせっせと砂金探しをしてました)(moriy注:この表現は掲示板を読んでいるひとにはわかる)とかで見てはいましたが、結構狭いですね、特に奥行きが。また、後ろの階段は5段しかありません。なお、ナレーション全般ですが、多少変更・追加されていると思います。(多分)

さて、話を戻すと、おお、 Susan さんは目の前にいるではないですか!(Dublin版ビデオと同じ位置、NY版だとSorchaさんの位置=つまり最前列の左から2番目です)で、その後しばらく進んで、Patさん登場!! よ、いい男!!(いや、本当に) 思うんですけど、この人のダンスって結構マイケルの影響があるように感じます。定かではないんですが、前に見たインタビュー記事かQ&Aでも、本人がそんな風に答えていた気が・・・。

もう一人のLead Dancerが登場する「The Countess Cathleen」。ここは私の大好きなパートの一つです。またまた Susan さん登場。NY版と同じ位置ですね。因みに、その時の Eileen さんの位置にはTokikoさんが入っていました。さて、遂に登場した Eileen さんですが、聞いていた通りかなり細く見えますね。このパートでは、いくつか変更が加えられていました。 Eileen さんが一度引っ込む前にリフトされるとか、Hard Shoeで8人のダンサーと共に階段を下りる際の降り方とかが変わっていました。 Eileen さんのHard Shoeでの踊りって、叩きつけるような感じですごくパワフルでした。本当、細い体からは想像もつかないくらいです。

「Shivna」は本当にすばらしかったです。実は私、Moscow Folk Balletのパートって好きなんですよ。ここは本当に(モダンですけど)「バレエ」ですよね。

今回初めて、Mariaさんの踊りを生で見ることができました。(日本では2回とも違いました)うーむ、やはりこの人は違いますね、存在感が。その次はBrian Kennedyさんの歌を経て、「Slip Into Spring - Harvest」になります。ここでは、上々颱風の「三味線ROCK」のように、各人のソロが少しずつ入ります。Fiddleは Athena Tergis さんという方なのですが、非常にすばらしい演奏でした。各所で絶賛されているのが分かるような気がします。世の中、才能のある人はいくらでもいると言うことでしょうか?

第一部の最後は勿論「Riverdance」! さすが Eileen さんとPatさんの息はぴったりです。 Susan さんは定位置ともいえる Patさんの左側で登場。SHOWBIZ TODAYや目覚ましテレビをご覧になった方はご存じだと思いますが、ここのTroupeの動きはNY版のビデオとは変わっていますね。一番後ろの列も左右入れ替わります。また、Susan さん達の動きも変わりました。これは、舞台が狭いのも変更の理由の一つなのではないでしょうか?(日本公演がどうだったか、よく見ていなかったので思い出せないのですが)最後は大拍手で第一部は終了しました。

ACT2

「American Wake」で第2部が始まります。
ここでも「Reel・・・・」同様、オーケストラの一人が笛を奏でながら舞台に。併せてダンサー達も、三々五々登場します。舞台の左側には、FiddleのAthena Tergisさんも。

ナレーションが終わると、音楽が、そしてダンスが始まります。まず最初は Susan さんのソロ。その後は左、中央、右(つまり3人)が一組となり入れ替わり立ち替わりソロ。で、その後8人×3つの輪ができて、回るんですけど、回っているときはともかく、12ペアのダンスはスペース的にきついですね。やはり、ちょっとした接触とかがおきてしまいます。なお、 Susan さんはこの中ににはおらず、その後ろの階段の所にいます。ところで、今回衣装は全面的に替わっていますが、「American Wake」の衣装は私は良いと思いましたね。RDoBのCDを買われた方は、ブックレット(歌詞カード)に出ている「Endless Journey」の2ページ目の Eileen さん&Patさんの衣装を見てください。(因みにこの衣装は「Ri Ra」も基本的に同じです。)さて、続いて「Lift the Wings」です。ここでは、今までと違い2人のシンガーは歌ったら、Kissとかをすることもなく早々に舞台から去ってしまいます。その後、真ん中に8人(4ペア)、その周りにその他全員で「輪になって踊り」ます。NY版では、KatieさんとMorganさんが別離をむかえる2人の役でしたが、今回はそれがLeadの2人になり、それを見送る(といっていいのでしょうか?)NY版でのJean/Colin様の役どころが Susan さんのペアになっていました。この方が理にかなっている気はしますね。

RDoBではここから普通版と大きく変わってまして、次はいきなり「Trading Taps」です。因みにTapperは日本公演に来ていた人達(のはずです)。それプラス女性のTapper。非常に楽しめましたし、会場もすごく盛り上がりました。その後は、今回新しく追加されたAfrican Songが続きます。今回のShowについては「新しいダンスは少なく、歌が多い」との声を耳にしましたが、それは本当です。しかし、新しい歌はどれも非常にすばらしいです。(劇場で聞くと特に!!)

「Ri Ra」は今回新しく加えられた唯一のダンスです。(といっても私の大好きな「Oscail an Doras」からのReplaceですね−涙−) もう一つの「American Wake」だと言う声もあるようですが。基本は Eileen さんと2人のUnderstudy(そのうちの片方は Susan さんでした)とMoscow Folk Ballet Companyの女性3人に双方の男性3人ずつを加えたのがダンスの中心になり、そこにTroupeがアンサンブルとして華を添える(っていうと語弊があるかな?)というものです。最後の方ではダンスの中心になる12人が円になり、LOTDの「SIAMSA」(だったと思う)と同じように、女性が足をあげてグルグル回る、という場面もあります。うーん、「Oscail・・・」の方が良かった気が・・・。

「Homecoming」が終わると、「Endless Journey」です。今回のメインテーマ(主題歌)と言っていい曲でしょう。この歌はライブだと本当にすばらしいです。が、しかし。残念ながら一方で名曲の"Heartland"(「Home and The Heartland」)が無くなりました。うーむ、両方は無理かな?でも本当は Katie さんの歌う"Heartland"を生で聞きたかった。

最後は「Heartland」です。 Eileen さんと Pat さんの息も合ってるようですね。しかし。Patさん、Drummersとの掛け合いになると、うーん、やっぱりこの人の中には明らかにマイケルが入っていますね。Eileen さんが再登場して、二人が階段のところに行き、幕が上がり他のダンサー達が姿を現すと、会場から大拍手!! おおっ、盛り上がってるじゃん!!!ダンサーは左右4人ずつの3列(つまり計24人=NY版よりも少ない)で Susan さんは最前列向かって右側の右から3番目。ダンサー達も、結構声を出していますね。一気に加速し、叩き込むようなタップ。うーん、このエンディングは何度見ても凄くかっこいいです!!!もちろん終わると同時に大拍手。でもSO(スタンディングオベイション)はなかったですね。

そして「Finale」。おっと、RD Singersは「Oscail・・・」で登場ではないですか!!(けど、NY版とは違って、ダンサーはおらず、歌のみでした−涙−)TroupeのFemaleダンサー達は、NY版同様Tappersの後ろに登場。でも、やはり舞台が狭いのでしょう、ダンスが終わった後に階段部分に立ったのは10人だけで、舞台の左右に4人ずつが立つという状況でした。Susan さんは当然一番真ん中です。 Eileen さんはいつも通り、最後から2番目に登場。本当、細い体からは考えられない力強さです。最後にPatさんが登場し、ソロを終え、全員が舞台前方に進んだところで、会場からはSO(スタンディングオベイション)。その後は会場総立ちのまま、最後の「Riverdance」へと突き進んだのでした!!!NYに着いたその日で疲れていましたが、見ることができて本当に良かったです!この日はそのままホテルに帰り、次の日に備えることにしました。(パンフも明日買います)

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