Home |
||
|
||
靴を履くのだその4 |
段差の違和感はあるものの、とりあえずゴム問題は一段落としましょう。 で、まあこの靴をもって、時間と場所を見つけてRiverdanceスタイルの練習を始めたわけですが、バランスを崩さずにirish(ステップ・シャッフル・ホップね)をツタタカツタタカ・・・と一定のテンポで鳴らし続けるのだけで大変なんです。 まず姿勢。 前にも書きましたけど、トゥピース(ボールチップ)自体はものずごくすべりやすいものなんです。すべり止めにゴムを貼ったとはいっても、段差が残っているためにグリップする位置はかなり後ろのほうなので、ヒールアップしている間はそこが持ち上がって床に接触しない。 すなわち、すべるトゥピースだけでステップをこなさなければならない。ということは、トゥピースに横方向の力を加えず(重心を移動させず)、床にたいして常に垂直な力だけが働くようなまっすぐな姿勢を維持しなければならない、と。 これが出来ないと(出来ないんですけど)、手はふらふらして、ひざが曲がり、非常にかっこわるい。
どうしてもツタタッカツタタッカ・・・になってしまうんです。ホップで上に跳びすぎる。リールのノリに慣れていないのもあるけど、タップシューズのボールチップの厚さ感とハードシューズのトゥピースの厚さ感の差も大きいと思います。1cmくらい違いますから。 それを気にしてると逆にツタタタッ・ツ・タタタッとかいってヨレる。それをカバーしようとして焦って走る(テンポが速くなる)。とにかく続かない。そして疲れる。 ホップが多いですからね。ずーっとなわとびしてるようなもんです。 直接比較していいのかどうかわかりませんけど、ボクシングのタイトルマッチは1ラウンド3分で12とか15ラウンド、休憩入れても1時間くらい。アイリッシュは上半身使わない分フットワーク複雑ですしね。出番の多さにもよりますが、1曲1ラウンド、1ステージ1/2タイトルマッチくらいで計算していいんじゃないでしょうか。地味に見えてもけっこう体力消耗しますよ。 ちなみにかのマイケル・フラットリーは若い頃ボクサーとしても一流だったとか。妙に納得。(LOTD見た人! あの対決シーンのワン・ツーは伊達じゃないんですよ!)
30分くらいして、ふらふらになって、なんかおかしいなーっと思って靴を脱ぐと、靴下のかかと部分に赤茶けたしみが。かかとの、靴の縁に当たる部分の皮が、水ぶくれを通り越してみごとにぺろっ、とはがれてました。(写真は・・・見たくないでしょ (:_;))
WWWで「くつずれ」で検索して、なんかいい対策はないかと調べてみたら、出てくるのは山登り関係と医療関係のサイトばかり。で、そこに書かれていた対策は・・・。 (1)「厚い靴下をはく」 (3)「そんな靴を履くな」ってのが本当なのかも。 で、(1)は私のばあい逆効果でした。というのも、靴のサイズそのままで厚い靴下はいても、よけいきつくなって靴ずれしやすくなるから。考えれば当然のことですけどね。 (2)も、私の場合ちょっと・・・ですね。バンドエイドだと覆う面積が小さいのと弱すぎるのとで×。スポーツテーピング用のテープ使うと、履いてるときはなんとか持ちこたえても、あとでテープをはがすときに、弱った皮膚がいっしょにくっついてはがれてしまう・・・ (>_<)あうっ。 そんなわけで正確に言い直します。 (1)+(2)+(3)「サイズの大きい靴を買って厚い靴下をはく。ついでに皮膚をあらかじめ覆っておく」 例のごとくRutherfordのフランシスさんにメール。ひとサイズ上の靴を発注しました。さっそくゴムを貼り、靴下を履き・・・・が、しかし。
「うるさい、まだあるんだよ」
わかります? バンドエイドを足にではなく、靴の内側に貼るんです。バンドエイド(ジョンソン社のやつ)って表面けっこうつるつるじゃないですか。まずここで、石鹸やロウを塗ったのと同じように、摩擦が減る。 しかもパッド部分が柔らかくて厚みがあり、粘着テープの幅の割にパッド部分の面積が大きく、かなりズレてくれる。粘着部分はしっかりくっついて、パッド部分だけがふらふらしてる、というのがベスト。 バンドエイドを足に貼る場合、靴の当たる部分は同じで、その皮膚に当たる力を少し和らげてくれるだけですけど、靴に貼ると、バンドエイド自体が皮膚の代わりにズレてくれて、靴の当たる部分が分散するわけです。 これを始めてから、厚い靴下やテーピングをしなくても、靴ずれに悩まされることはいっさいなくなりました。靴はちょっと汚くなりますけど、メチャメチャおすすめです。
|
|
[Irish Steps] [Tokyo Swing] [Beyond] なんか情報あったらメールください air@myself.com |