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靴を履くのだ(その3)

靴を履くのだ

その1

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その3

その4

その5


 

 

悪い予感はしてたんです。

もう、あっというまでしたね。ほんの30分。カタカタやりながら「んっ!?」と思ったらもうダメ。飴ゴムさんはべろーんとはがれてしまいましたとさ。

もう一回、アロンアルファとゴム用接着剤つけてくっつけてみたんですけど、やっぱりダメ。全然持ちません。はしっこから少しずつズレてくるとかいうのではなく、一気にべろ〜ん、と、はがれる。



ふむ・・・なるほどね。


ここでやっと、世の中のすべり止め用ゴムに横スリットが入っている理由がわかりました。つまり・・・

ダンスシューズの靴底というのは、想像する以上に屈曲が激しいものなんですね。しかもタップシューズやハードシューズの場合、つま先部分に硬い板がついてるものですから、屈曲のほとんどがボールチップのすぐ後ろ部分に集中するわけです。


fig.3-1 靴底のゴムにはたらく力の図解



で、厚いゴムの場合、曲げに対する復元力が大きいので、せっかくくっつけてもちょっとした動きに耐えられなくてはがれてしまう、と。

そこで普通はゴムに細かいスリットを入れて、実質の厚さを小さくして対処するんですね。

さて、どうしましょう。

V字の彫刻刀でも買ってくるかな・・・というのはいちおう考えたんですけど、なんか、ねえ。
結局のところ、こうです。


     なんかずいぶんきたなくなっちゃったなぁ・・・


チャコットで売ってたすべり止めゴムをそのまま貼りました。はがれることは当分なさそうです。当初の目的である段差の解消度合いは小さいですけど、すべり止めの効果はあるのでこれでOKにしようかなと思います。



 「な〜んだ、最初からこうすればよかったのに」

 「うるさいっ! ありのままを書くのだ」




次回は靴ずれ対策について。



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