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2000年5月ごろ、掲示板ですでに話題になっていたので、もう観た人も多いと思いますが、いちおうレポートしておきますね。
Liffey Company(Breandanさん&Joanneさん)のパフォーマンスがビデオで見られるということと、なおかつそれがColin若旦那&Jean姫のthe New Show(1996年)より新しい1998年の秋時点でのものである、というのが売りでしょう。the New Showを見飽きるほど見たというような人でも、また新鮮な印象で受けるのではないでしょうか。
ロンドンのRoyal Albert Hallで1998年9月15日に行われたイベントが収録されたもので、パッケージに書かれた出演団体を書くと
- Riverdance
- The Birmingham Royal Ballet
- Antonio Marquez & Dancers
- The Jiving Lindy Hoppers
- The English National Ballet
- The Club Salsa Dance Company
- The Royal Ballet
- Wayne Sleep & Dancers
となっています。バレエに詳しくないもので(バレエに限りませんけど(^_^;))、『○○』という作品の「○○の踊り」とかいうことさえも分かりません。そういったところは有志のフォローを期待しつつ省略させていただき、今回はAir的に興味のあるところだけ書いていきます。
- 00'50
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オーケストラによるオープニングの演奏の映像とともに「Explosive Dance」の文字。舞台はプロジェクターのスクリーンにもなる白い壁を背後にしていて、なんの飾り気もない。
- 02'15 Riverdance Liffey Co.
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聞き慣れたフレーズとともに現れるちびサックスとタップダンサー。『Trading Taps』です。出演メンバーは1999年の来日メンバーと同じはず。Mairin Fahyさんは青エレキフィドルで登場。
ネタ的にも1999年来日時と同じ。ステップの応酬のなかで、タップ組3人のうち1人がいつの間にかアイリッシュにハマってしまい、腕組みをした他の2人の冷たい視線に責められて、しょぼんとしてしまう、というあれです。
映像・音ともに質が高いです。NY版ビデオでは見られないアングルからのカットがたっぷり見られますし、会場ではどうだったか分かりませんが音が実に生っぽい。もしかしたら全部生かもしれない、と思わせるほど。(〜10'20)
- 17'25 Antonio Marquez & Dancers
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舞台の奥の方に椅子が9つほど並んでいる。ビロードっぽい短い上着(たぶん名前あるんでしょうけど)を着たAntonio Marquezさん登場。
この方、海外のサイトにはパラパラとお名前が見えるんですが、フランス語だったりスペイン語だったりして詳細がよくわからないので、プロフィールなどは詳しい方のフォローを待つことにします。
オーケストラの洗練された音に会わせてバレエっぽい動きの混じったフラメンコ的打撃。なんの舞台装置もなく照明もショボいんで、人数が少ないとなんかさびしい。
ダンサーが加わり、男5女4の計9人勢揃いで椅子の数とぴったり。ギターと女性陣のカスタネットが入って「いかにもフラメンコ」っぽくなってきた・・・とおもったら、ほんの2、3分でおしまい。
- 24'00 The Jiving Lindy Hoppers
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とにかく元気なロンドン出身のリンディ・ホップ・グループであります。戦前のスイングジャズの時代に生まれたリンディ、もともとはタップのステップとも関係あるという話ですし(打撃靴は履いていませんが)、流行りものとして盛り上がった時代が重なってますし、乗越たかおさんの『中川三郎ダンスの軌跡』という本には、ジルバ(Jitterbugs - Benny GoodmanがLindyを見てそう言ったとか)との関連で書かれていたりして、ちょっと注目しているスタイルではあります。最近はGAPのCMで使われたんで印象に残っている人も多いでしょう。
リンディ・ホップに関しては大変アクティブな団体&サイト(Tokyo Swing Dance Society)がありますので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。
で、リンディにおける往年の名ダンサー、Frankie Manningが直接教えたというJiving Lindy Hoppers、びゅんびゅん飛び跳ねて(aerial stepsという)びっくりします。体力的につらそうな気もするんですけど、最後まで笑顔で跳んでます。すごい・・・。(〜26'50)
- 1:23'15
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バレエが延々続いてもうこのままおしまいかなあ、と思ったら再びLiffey Company。
月と水面のモチーフの"Riverdance"ロゴが背景に投影されるなか、BreandanさんとJoanneさんが現れます。『Riverdance International』です。ここでのBreandanさんがまたサイコー。ビシッと決まってかっこいいこと!
18+2人のアカペラ部分は舞台の構造上かなり無理な登場です(上手・下手からほぼ1列でゾロゾロ出てくる)。音もさっきの『Trading Taps』とは違ってちょっと不自然。でも、もうそんなことはどうでもいいですね。足のアップもたっぷり、カメラの数も多くいろんな角度から見られて幸せ・・・、あ、Tokikoさんはいませんね。もうLiffeyにいたはずですが、休みだったのか、公演より10人くらい少ないからその中に入ってたかしたんでしょう。
約89分
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