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靴を買うのだ その4 |
2日後。 いつものスタジオで、レッスンが終わると夜の10時。 「どうよ、これ」とひとしきり周囲に見せびらかす。むははは。 「・・・ねえ、」 せーのっ! やっぱりすべるんですよ。慣れれば済む話なのかどうなのか。 金属チップのシャッフル音が「コカカカ・・」だとすれば、ファイバーチップは「トタタタ・・・」という感じ。 んー、なんて言えばいいのかな。 音のアタックの部分で、金属の硬いエッジ感があるかどうかの差。たとえばシンバルと拍子木の差。見た目そのまんまだな。 さっそくその場で2人の買い手と、さらに2人の有望顧客がつきました、と言えば、その音の印象がどんなに強かったか、わかるでしょ? ・・・いろんなスタジオまわって実演販売やろうかな(^_^;)。 RutherfordのFrancisさんにメール。2足まとめていくら? と聞いたら、「一足111ドルで送料が20ドル。2足ならしめて262ドル」とのこと。一度に送れば送料は少し安くなりそうなもんだけど、在庫の関係で別々に送るってことも考えられるから、いちおう納得しておく。 「ところでMori、日本で何やってんの?」 タップやってるんですけどね。こないだ送ってもらったJig Shoesをスタジオ持っていったら、みんなめずらしがって、ほしいって人が2人もいたんですよ。ほかにもまだいるかもしれないです。 「おお、グレート! 最近はアイリッシュダンスも大人気だからね。こないだうちの店に、オリジナル(Michael Flatleyのころってこと?)のリヴァーダンスに出てた人が来て、去年アイルランドのAll World Competitionで日本人のダンサーを見たって言ってたよ」 え、誰だ誰だ誰だ!? で、まあ、そんなやりとりをしてるうちに届いたのがこの靴。包みはひとつ、中身は2足、送料は・・・27.25ドル。むむむ・・・(-_-#)
うう、相変わらずの仕上げの粗さ・・・。
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