トントンさんの RD Broadway
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2001年3月
その1
その2
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「SusanさんのいないHeartland」
- ACT2
「American Wake」〜「Lift the Wing」:
- ここは例によって Susan さんのソロからスタート。本当にこのパートってみんな楽しそうですよね。といいつつ私はついつい Susan さんばっかり追っちゃうんですが。
「Lift the Wing」は昨年見たときとは違って、Saraさん達がさっさと消えてしまうこともなく、ちゃんとKissもありました。Singersの2人が別れを惜しむ役に回り、Leadの2人が見送るというおなじみの形に戻ったと言うことですね。
- 「Heal Their Hearts/Freedom」:
- 日本公演でも素晴らしい声を披露してくれたMichel BellさんがRDoBに! いやー、なかなか。でも、 Susan Ginnety さんはここには出ていませんでした。
- 「Trading Taps」:
- 毎回、一番人気のTrading Taps。RDoBではSaxophoneが女性奏者(Kenneth Edgeさんではなかったと思います)に変わっていたのはちょっと驚きました。つまりMusicianはFiddlerのAthena O'Lochlainnさん(この方も元LOTDですよね? 昨年夏に結婚されて姓が変わったようです)との女性同士の対決となるわけですね。これがまた2人とも格好いいんですよ。
このナンバーで感じたのは、何といってもPatさんの素晴らしさです。日本公演ではTappersに一方的に持っていかれた(と私は感じた)このパートですが、彼は本当に頑張っていました。サタデーナイトフィーバーのあのポーズはともかくとして、Patさんに関しては、ここでのパフォーマンスが最も印象に残っています。日本公演のBreandanさん以上にソロの時間をとって、「テク」を思う存分見せてくれました。やはりこのパートは両方のバランスがとれないと面白くないですよね。それが高いレベルで実現しているのですから、もう何も文句はありません。本当にShannonのTrading Tapsは最高だと思います。Tappersからは「Happy St. Patrick's Day!」との挨拶もあったりして、会場は大盛り上がりでした。
- 「Morning in Macedonia」〜「The Russian Dervish」:
- Nicola ParovさんのGadulkaは相変わらず不調でしたねー。
「The Russian Dervish」では背景が変わりまして、タマネギ屋根から太陽(だと思う)になりました。また、今までは一人一人順番に出てきていたのが、最初に6人とも一緒に出てきて、それからそれぞれがソロを披露すると言う形になっていました。アクロバティックな技術は相変わらず健在です。この日は結構のりが良かったのか、客席からの拍手がありました。このパートも私のお気に入りの一つです。
- 「Heartbeat of the World - Andalucia」:
- ここもお気に入りのパートです。Rosa Manzano JimenezさんはパーカッションやPatさんとの掛け合いの部分でも、ソロの部分でも、Mariaさんとは異なる味付けで良かったですよ。最後は「ハーッ!!」という気合いと共に終わったのですが、場内大拍手でした。
- 「Ri Ra」:
- ここでは Eileen さんと Susan さんのダンスが楽しめます。ここってよく見ると特にIrish側のFemale Dancers3人は結構複雑な動きをしているんですねー。今更ながら「なるほどー」という感じです。私も今日はとても楽しめました。
さて、「Ri Ra」が終わり、Athenaさんがステージに登場し、Fiddleを奏で始めたところで、突然ステージ側のライトが落ち、客席側のライトが点きました。まもなくスタッフが出てきて「電気系統のトラブルでいったんショーを中断する」と告げました。結局15分ほどの中断となりました。その間もスタッフが出てきて「Happy St. Patrick's Day!」と挨拶していったり(場内は拍手と笑いに包まれました)、「現状と見通し」の説明があったりしましたので、私たちは別にイライラする事もなく、「ま、たまにはこんなこともあるだろう」というふうに考えていました。
無事に再開され、「Homecoming」が終わると「Home and the Heartland」です。Saraさんの歌声に聞き惚れていると、もうあっという間にエンディングじゃないですか・・・。
- 「Heartland」:
- Patさんと Eileen さんがステージ左右から飛び出してきて、ステージ全体を使うような二人のダンスです。息もピッタリ! ここって Eileen さんとPatさんでは当然歩幅とかが違うわけですが、Patさんが Eileen さんに合わせるのではなく、むしろEileenさんがPatさんに合わせようとしているように思えます。それもあって、2人ともとてもダイナミックな動きになっている、と感じました。
さて、Patさんのソロが終わり、 Eileen さんが再登場し、階段の上にTroupeメンバーが姿を現したところで、場内は大歓声! が、しかし、何とTroupeの中にはなんと Susan さんがいません。えー、なんでー、という感じです。何か今日は出番が少ないですねー。「あ、ひょっとして明日の昼は彼女がLeadを踊るのかも・・・」などと何の根拠も無い考えに浸っていたのですが、それはともかく、ショーはフィナーレに向けてどんどん進んでいきます。
実はこの日はもっと盛り上がるものと期待していたのですが、少なくとも私の席周辺ではそれほどではありませんでした。でも、ま、こんなもんかなと思いつつ、私たちは手拍子バンバン、後方からはかなり口笛や歓声も結構聞こえてきます。最後はさすがに大拍手、大歓声、口笛飛び交い状態で終わりました!! やっぱり Susan さんがいなくても充分楽しめることは楽しめますね・・。
- 「Finale」:
- 例によってSingersが「Oscail・・・」とともに登場。しかし、Soloist達はここでは出てきません。その後はMichel Bellさん、Trading Taps組と続きます。TroupeのFemale Dancersはいつも通りTappers達の後ろに登場。今回は Susan Ginnety さんの姿も見え、例によって真ん中にいます。いやー、最後は姿を見せてくれてよかった!
その後、Lead Singersの2人が「Lift the Wing」を歌います。その後は、TroupeのMale Dancers、Rosa Manzano Jimenezさん、Moscow Folk Balletと続き、いよいよ Eileen Martin さん登場!! さすがにこのころには多くの観客が拍手(手拍子)をしていますねー。 Eileen さんのステップはNY版で見るJeanさんとはちょっと異なる感じで注目です。そして最後にPatさんが出てきて最後のソロです。やっぱり格好いいですねー。
その後、 Eileen さんとPatさんが前方で拍手を受け、他のキャストも前に出てきたところで、私たちも含めて会場の3割くらいがスタンディングオベーション。そして、Finale1回目のRiverdanceルーチンが終わったところでは、殆どの人が立ち上がっていました。その後は会場総立ちのまま最後まで突き進んだのです。私のわずか10回のRiverdanceのライブ経験では、ベストは昨年見た際の3回目のRDoBなのですが、それには及ばないものの、まずまず楽しめました。なによりもニューヨークでRiverdanceをSt. Patrick's Dayに見られたのですから、そういう意味ではかなり印象深いですね。
終演後、階段の所にTokikoさんともう一人のDancerがDonationの箱をもって立ってらっしゃいました。私は Susan さんがいるかもと思って、もう一方の階段の方に行ったのですが、残念ながらいなかったので、1階のロビーにいたキャストの箱にわずかばかりですが投じてきました。その後Stage Doorの所に行こうかな、と思ったのですが、雨が降り始めていたのと、St. Patrick's Dayでキャストのお友達や家族が来ていらっしゃるのではと思い、行くのをやめました(後で考えると行っておくべきだったのですが・・・)。
明日のマチネでは Susan Ginnety さんのLeadが見られるのかも、などと思いつつ、ホテルに戻ったのでした。
最後に、「残念な」というか「腹立たしい」ことがありましたので、思わず書いてしまいます。
この日は、ショーの最中にフラッシュを使って写真を撮っている人が何人もいました。思わずERINさんのダブリン公演レポートを思い出してしまいました。昨年はそんなことなかったのに! そのうちの1人は私の後ろの席の日本人でした。ショーが始まる前の漏れ聞こえた会話からすると、どうもRDは初めてみるようですが、それはともかく、アナウンスで「するな」と言われていることを、どうしてするのでしょうか? 他の人がショーを楽しむのを邪魔していることが分からないのでしょうか? 写真撮る暇があったら拍手すればー、と思いましたが、本当に腹立たしかったです。(思わず何度も睨み付けちゃいました・・)。どうか皆さんはそんなルール破りをしないようにお願いいたします!
(→翌18日に続く。)
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