ビデオ・CD・本:TAP DANCE REVOLUTION BASIC
えー、わたしのタップの師匠、冨田かおる先生の教則ビデオであります。「タップってなに?」という人から、習いはじめて数ヶ月くらいの方向けに作られてます。自分でやるかどうかは別として、タップ用語とそのステップ、音の実際をこれで知っておくと、映画や舞台観るとき、またこのサイトを読むとき(ホント?(^_^;))、面白みが増すと思います。
なんだI.S.D.って、と思ってビデオについている「完璧マニュアル」の表書きを読むと
あとそれから、いきなり「Celtic Feet」買った人! Colin Dunneセンセはタップ用語で説明してますし、けっこう難しいですよー。さあこれ見て勉強勉強!
まず、タップの歴史をまじえつつ靴と床の説明。ずらーっと並んだタップシューズは壮観です。靴マニアにはヨダレもの・・・(^_^;)。
このビデオでは、全編英語の字幕が入ります。日本人がアメリカのスタジオに行ったときに簡単な言葉でつまづかないように・・・というような配慮でしょうか。
さて、教えてもらえるのは、ステップ、スタンプ、シャッフル、スラップ(フラップ)といったいわゆる基本ステップから、ホップ、アイリッシュ、ヒールドロップ、ボールドロップまで。最後に曲に合わせたそれらのコンビネーション。スタジオの基礎クラスとおなじ進行で、これ見てからスタジオ来るとけっこうラクについていけるかなあ、と。
ちょっとアイリッシュの話を。シャッフル・ホップ・ステップの連続なんですけど、これを「Celtic Feet」のスタイルと比較すると、
- タップでは最後のステップを前に置くこともある(なんとなくガニ股っぽくなっちゃいます)が、アイリッシュモダンスタイルで前に置く例はほとんど見たことがない。
- タップでは「タラッタタ、タラッタタ・・(「タラ」がシャッフル)」とスイングしてますが、「Celtic Feet」では「ツタタタツタタタ・・(「ツ」がステップ)」と均等に打ちます。ジャズのノリとリールのノリの違いですね。ただ、ホーンパイプという(これも4拍子)リズムの曲だと、アイリッシュでも「タラッタ」系のノリになるようです。
ひとつ気になるのは「REPLAY」の存在。各ステップ(ルーティン)を終えるたびに、まったくおなじことを繰り返すんですけど、ビデオなのにリプレイする必要あるんですかね? リモコンでピューッと巻き戻せばいい話だと思うんですが・・・。
あ、もしかして、流しっぱなしにしておいても2回も見れば憶えられるでしょ、ということなのかな? (ううっ、すいませんっ、へぼな生徒で・・・)
できれば、2回目は真正面から撮る(鏡を見てる感覚で、左右逆に練習する)か、真後ろから撮る(スタジオで後ろから見てる感覚)かしてもらえると非常にうれしいんですけどね・・・。
「チャコット」などダンス用品店の店頭で売っているほか、冨田かおるタップダンスカンパニーのサイトで通販もしてます。
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