ビデオ・CD:Celtic Feet
Riverdanceの大スター、Colin Dunneが教えてくれる教則ビデオです。
ソフトシューズ・ハードシューズ、reel・jigと盛りだくさんなのでお買い得でしょう。というか、ハードシューズを扱ってるビデオって少ないので「必携」といった方がいいかもしれないですね。レベル的にはタップの基礎のある人向けです。
「Real Basic」「Celtic Storm」「Celtic Move」という3曲の振付と「Celtic Jazz」「Celtic
Feet」「Siege of Ennis」のデモ3曲がはいってます。
(分秒表示はわたしのビデオデッキでの表示なので、あくまでも参考としてみてください)
床におかれたjig shoes。「Celtic feet」のタイトル。shoesを取り上げ、おもむろにそいつを履きながら語り始めるColin Dunne(黒ズボンに真っ赤なシャツといういでたち)。
語りのバックで流れる幼い少女と男の子が跳びはねてる映像。御年2歳のColinさまとお姉さんだとか。か、かわいい!練習しなくてもいいからColinファンは買うよーに!
そのままソロで「Celtic Jazz」へ
床はコンクリっぽい素材です。舞台は一段高いところにあって、客席にはテーブルが並んで、ライブハウスというかディナーショーというか。舞台の背景には木目地の壁に白く「Celtic feet」の文字。照明はピンクと青。うーむ。派手なんだか地味なんだか。画面荒いなあ。
マイク付きのヘッドホンみたいなやつ(インカムって言うんでしたっけ?)をつけてそのまま最初のルーティンの説明へ。まずは立ち方の説明。後ろにズラーっとカンパニーの女の子たちが並びます。みんな猫背。首が短いのか?
ちなみに伴奏は生のピアノアコーディオンが担当します。
ソフトシューズでreelのリズム。基本のステップを「one-two-threes」っていってます。サイドのステップで「seven and threes」っていう言い方もするみたいですしね。「イチニイサンのステップ行くよー」ってな感じですか。
つづいて体育会系男性陣も加わってハードシューズのステップです。Colin先生白いシャツにお着替え。あれ、インカムもはずしてピンマイクにしてる。
タップの世界で言うところの「Irish」、すなわちstep-shuffle-hop-back(step)とそのバリエーションを重点的に練習します。
タップ用語(shuffleとかstampとか)で説明してるんでわかりやすいです。Olive Hurley先生が「ダララッタッタ」とか「バン!」とか擬音で説明するのと対照的です。
タップシューズの感覚になれてると、jig shoes(ハードシューズ)ではシャッフルがやりにくいですね。つま先部分がタップシューズより分厚いのと、バランスが取りにくいのと。
slide(床をスーッとすべるやつね)かっこいいな。床によっちゃ思いっきりすべると思うので、気をつけてください。
お待ちかねのfront click(片足を高く蹴り上げて、振り下ろしながら反対側の足とかかと同士をぶつけて音を出す)であります。軽々やってるけど、これこわいっすよ。あんなに足あがんないし。
最後に全体をあわせて一曲。大人数(20人くらい)であわせるとそれだけでカンドーしますね。
でも女の子がいまひとつ綺麗じゃないんだなあ。Jean Butlerと比較されても困るだろうけど、なんか猫背っぽいぞ。怖いぞ。ホップするときに胸が重そうな子もいるし(少し遅れて動くのが気になっちゃって・・・アイリッシュは胸の薄い子に限る(^_^;)。
途中Colin先生のソロありです。
Colin先生は白シャツのままですが、カンパニーの面々は黒Tシャツに。女性陣のソフトシューズでのslip jig(9/8拍子)と、男性陣のハードシューズでのdouble jigのコンビネーション。まずはslip jig。アコーディオンがちょこっとさわりを演ってくれる。あ、この曲知ってる。「Butterfly」だ。
rockですー。(足を交差させて、軸足(A)のわきに反対の足(B)を軽く添え、ヒールアップしてまっすぐに立ち、足を交差させたままボールチェンジして(A)(B)間で重心を移動させる。一見ただ腰を振っているようにも見えるけどそんな簡単な動きではないです)
つづいてdouble jig。
ふたたびfront click
box(toe piece、heel piece同士をその場で細かくclickする)
back click(片足(A)に体重を乗せた状態から反対側の足(B)にチェンジする間に、後ろに蹴り上げる(A)と、振り下ろす(B)のかかと同士をぶつけて音を出す)
一曲通しです。プリンシパル(というのか?)の女の子がいるんです。ひとりだけ別のコスチュームつけて。たぶんカンパニーの中でいちばんうまいとかそういうんでしょうけど、惜しいことにチームの中でいちばん背が小さい。で、メイクを間違えたのか、近眼なのか、目がパッチリしすぎてなんだかおびえたような顔してるんですよね。こう、なんというか、つかまった宇宙人(失礼)のような・・・。
ビデオの中でやった内容をちりばめて一曲。これ、各要素をコピーして練習したら勉強になりますね。
あう、途中、曲がreelからslip jigに変わったところで(ここがちょっとヨレる感じ)さっきとはまた別の女の子が、サテンみたいなテカり系の、ハデ〜な赤の衣装であらわれるんですが、非常に安っぽい感じがして気持ち悪いです。
気を取り直してreelに復帰。今度は濃い青のシャツでColin先生登場です。やっぱこの人、青の方が似合いますね。
お客を舞台に上げて、カンパニーと一緒くたになってceili(ダンスパーティー)の趣です。わからない人はCCEのケーリーにでも遊びに行ってみてください。
お客さんがみんな結構上手なんです。関係者の家族とか、そういう人を集めたのかな。Colinセンセとちっちゃい女の子がswing(ペアで手をつないで、もしくは互いの腰に手を回してぐるぐる回るステップ。「タイタニック」でレオさまとケイト・ウィンスレット嬢がやってたでしょ)してたりして。あの子、友達に自慢しまくるんだろうなあ。「あたしColin Dunneとペアで踊ったのよ」って。