言い出しっぺのIセンパイがだんだん寄りつかなくなってきた。

「最近冷たいんじゃないですか？」
「だってさあ・・・こういうの、好き？」
「あー・・・、そういうこと言われると、わたしはいい加減イヤになってきてるんですけど」
「ね？」
「『ね？』じゃないでしょ」

てなこといいながら、巨大トリオップス水槽の背後にある巨大パキラ（4/18の項参照）の枝を数本切っていってしまう。なんでも挿し木にして育てるんだそうで。

あわれ、生みの親に見捨てられたへっぽこ１号はそんなことはつゆ知らず、きょうも背面泳ぎ。

これだけ大きくなると必要なカロリーも大きくなるかと思って、いままで１回１粒、１日２回だったエサ(B)も、１日３回、４回とだんだん増やしていく。こないだまで、エサに食いつくとしばらくはそれに集中して静かにしていたものなのに、最近はすぐまた泳ぎ始める。

お、と気づいたらまた脱皮。脱皮直後はこういうモノが水中に漂う。

しっぽの先端まで入れると約5cm。もうそろそろ成長の限界じゃないの？

なんかもう、異世界の雰囲気を帯びてきたなあ。映画『インディペンデンス・ディ』に出てきたエイリアンってこんな感じじゃなかったっけ？

表情（？）が見たくて真っ正面から撮ってみたりして。

週明け。水槽を見ると、うあー、また脱皮してる！　こいつ大丈夫なんかな？　でもデジカメ持ってくるの忘れたから写真が撮れない。

四国出身のS課長がやってきて曰く、
「おお、こんなんよく田んぼにおるよな」
「え。ホントですか？　オタマジャクシと間違えてません？」
「いや、おるって！　コイツよコイツ」

四国にはけっこういるらしい。

干からびた抜け殻だけ見せましょう。