Triops


2000.4.18(tue) 事前準備
トリオップス、という言葉がどれだけ一般的になっているのかわからないんですけれども、すくなくとも「カブトエビ」ほどではないのではないかと。横文字で呼ぶとなんだか格好いいですが、要はカブトエビなんです。カブトエビ、知りません? カブトガニじゃないですよ。「学研のかがく」かなんかで付録でついてきましたよね? ・・・ここらへんでうなずいてもらわないと話が続かないんですが、よろしいですか?

で、なんでまたそのトリオップスを飼育せにゃならんのか(しかも職場で)、という話には前置きがあって。

「パキラ」という木があります。よく西友とかの園芸コーナーに水耕栽培で売られてる観葉植物です。どういう経緯か、コイツがいくつか職場にやってきた時期があって、何人かの先輩方が机の端っこに置いてたりしたわけです。

ところが1ヶ月もしないうちにこのパキラが次々としおれ始める。小さい鉢(穴はあいていない)にごろごろした石だけが入っている状態で、水がはけずに根がダメになってしまうわけですな。

そこであわや捨てられそうになっていたパキラ君を引き取り、根を洗い、まともな鉢と土に植え替え、こまめに世話をし、もともと矢印のあたりまでだったものが数ヶ月で写真のような育ちよう。一躍オフィスの植物再生請負人として名をあげたというわけです。

さてそんなある日、妙なパッケージを持って現れたのはIセンパイであります。箱には「TRIOPS DX」の文字。中を見ると透明なプラスチック製の水槽とご覧のような妙なブツが一式。

「何です、これ?」
「いや、なんかおもしろそーだなーと思ってもらったんだけどね。ほら、わたしがやって死なせちゃったりするとズボラな女だと思われるじゃない」
「はあ」
「だけどさ、育て上手の(なんだそれ)森くんがやってダメだったら『やっぱり難しいんだ』ってことになってみんな納得するじゃない」
「はあ・・・」

と、いうわけで急遽、トリオップス飼育係を仰せつかったわけです。どーいう職場だ?

さて、Iセンパイから渡されたのは、トリオップス・シーモンキー業界の主要プレーヤーである株式会社テンヨーの「地球のお宝 TRIOPS DX」なる代物。「王様のアイデア」とか大手玩具店もしくはペットショップで手にはいるようです。(問い合わせ先:03-3647-4715 株式会社テンヨー)

箱を開けると、先ほどの写真のような卵・餌A/B、砂、温度計などのセットと水槽が入っています。この水槽は分離式になっていて、こんな感じで分かれる。右側にあるキノコみたいな部分にも水が入って、縦横無尽に動き回るトリオップスをいろんな角度から観察できるという。

水の準備。2日くらい前から汲んでおいた水を使う。500mlペット2本ちょっと使ったので、水槽の容量も1リットルちょっとということになりますね。

で、水を入れて組み立てるとこんな感じ(上から見た図)。気泡が入ってしまいました。 。

卵の投入。といってもこれ全部が卵なのではなくて、おがくずの中にいくつかの卵がくっついているのだそうです。どれが卵なのか小さくてよくわかりません。だから、もしかしたらこの中に卵が入っていない可能性も・・・。(そういった場合の連絡先もセット説明書の中に書いてありますのでご安心を)

今回は袋の半分弱を入れます。まあ初回ということで様子を見ましょう。

水温は22度程度。推奨されている水温は18から25度なので良い感じでしょう。ただ置き場所がPCの上(危ないなあ・・・)なので、夕方から夜にかけて26度くらいまで上昇して、朝にはまた22度に戻る、というような変化を見せます。


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