SOTD2000:6/17夜:Irish Washerwoman

 
2000
posted by KT

私はアイルランド音楽の演奏を趣味としています。
RDもビデオでしか見たことが無く、ダンスについては素人ですが、折角ですので、17日の浦和公演について、naonaoさんのレポートを補足させていただきます。

会場の浦和文化センターは、JR南浦和駅徒歩5分のところにあります。南浦和駅は京浜東北線と武蔵野線が交差する、知る人ぞ知る北の「要衝」ですから、東京北部や千葉方面からも十分アクセスできるのですが、入場者のうちかなりが地元の人(それももしかしたら南浦和周辺ばかり)であったように思います。

naonaoさんのレポートにあったように開場が大幅に遅れたのですが、大きな混乱もなく、抗議する人も見当たらないようでした。皆さん期待で胸一杯だったのでしょう。開場してみると、入りはおよそ7〜8割というところでしょうか。キャパが2000だとしたら、1500人というところかな。3階席まで人がいます。私の席は2階席の2列めです。

英語のナレーションから始まりました。
舞台の印象としては、ほかの方のご意見と一致するところがありますが、寧ろ大衆的というか、歌もあるし、ミュージカルなのかな、それともダンスショーなのかなあ、アメリカ人ならきっと喜ぶだろうな、そうか! これはディズニーランドのショーのアイリッシュ版だ!と、こう思いました次第です。(極めて乱暴な感想で、ダンスファンの皆さん、本当にすみません)繰り返しますが、RDはビデオで、LODは未見ですから、両者と比較して申し上げている訳ではありません。とはいえ、途中ダレるダンスもありましたが、やはりビデオのステップと生のステップでは、迫力が違いました。(2階席からの感想です。が、持参した双眼鏡で見たダンサーたちの笑顔も魅力的でした)南浦和の観客の皆さんも、総じて熱心なダンスファンでも熱心なアイルランドファンでも無い方々が多かったのではないかと思いますが、その多くは、このショーを楽しんでいたのではないかと思います。それにはフィドラー君の存在が大きかったのはもちろんです。

最初は、これはアシュレイのように演りたいのか?それにしちゃあ随分もたついているなあ、というようなステップ(?)でしたが、それが彼のスタイルだと分かると、比較的小柄(ダンサーと比較して)な体型とあいまって、まあこれもまた良しかな、と。レパートリーは普段私が演っているのとは少し違いましたが、同席した者がほとんど普段の私の曲を転調してやっているだけだと言い張るので、そんなもんかと思ってしまいましたが、御隠居さんのレポではブルーグラスが入っていたとか。道理で知らない曲だと思った。楽曲が単純すぎるというご意見もありましたが、伝統音楽では、16小節とか32小節の曲を2〜3回繰り返し、次の曲につなげていくことが多いのです。要するに基本のメロディーは単純です。その繰り返しの妙が面白いと言えるかもしれません。ちなみに、南浦和で最後に登場した時は、Irish Washerwoman という曲だけを繰り返しやっていました。すでに皆さんからもご報告があったように、アンコールも含めて5〜6回くらい。この曲は今の私のお気に入りの1曲なので、個人的には非常に番面白かったです。ただ、生演奏がホイッスルと彼のフィドルだけで、パイプやフルート、アコーディオンやコンサーティーナ、ハープなどがなかったことは如何にも残念でした。

レポートお待ちしてます
あなたも自分の視点で書いてみませんか?