RD2008:7/11夜:

Jayさんのレポート第4弾。おそろしく盛り上がったという金曜夜の公演です。
Jul. 12 2008
posted by Jay

週末にさしかかった大阪4日目。お客さんの入りは昨日より若干上乗せした具合です。
1階席は9割方埋まっていたと思います。2階席は相変わらず閑散とした状態です。今日も例のブロックに黒いシートがかけられていました。昨日まで「もったいない」と書いてきましたが、今日の僕の座席がそのエリアに近づいた事で理解できました。そのエリア、非常に見づらいです。僕の席からでさえステージ後ろのスクリーンの3分の1は見えず、ダンサーがステージ右に寄ってしまうと姿は見えず、タップ音のみとなってしまうし、生声の話題を振ってしまった『Shivna』に関してはコーラス隊さえ1人しか見えませんでした。

今日のプリンシパルはJoeさんとCarlaさん。特に今日のJoeさんは凄かった。気合が入りまくりで、体のキレ、躍動感、タップの音圧、そして叫び声とどれをとっても初日とは別人のようでした。そんなので迫られたら、お客さんも乗って来ます。最初から大拍手でした。

『Slip into Spring』でTobyさんのサックス、音がいくつか飛んでしまい、「調子悪いのかな?」と心配になりました。しかしやってくれましたPat さん。昨日までのPatさんとは別人のようなパ フォーマンス。若干のアレンジも加わりました。そして何より素晴らしかったのが、フィドルの音です。昨日までのあっさりした軽い音色から一変して今日は深みのある、ねっとり纏わりつく様な音色になりました。非常に聴き応えのあるフィドルでした。先日のレポで失礼な事を書いてしまい、申し訳ないです。

そして前半クライマックスの『Riverdance』。今回の大阪ではベストパフォーマンスだったと思います。気合の入りまくったJoeさんのソロ、更にキレが増して来ました。そして大きな声を出して客席を盛んに盛り上げてきます。そんなJoeさんに後押しされたか、他のダンサーの方々も気合充分です。いつも以上に声を掛け合い、そしてサビに突入。全員の動きが明らかに違います。みんな活き活きしています。タップも迫力満点。あんな『Riverdance』は初めて見ました。Joeさんはプリンシパル以外でも連日登場し、体力面でも大変でしょうし、今のこの蒸し暑い日本に来て体調管理も大変でしょうが、それらを微塵も感じさせず、ダンサーに気合を入れ、客席を盛り上げ、ホントに感動します。僕の中で昨日まではJasonさんがトップでしたが、今日のJoeさんを見て完全に逆転しました。

『American〜』前回までの公演では正直、僕的にこのパートは軽く流す所でした。しかし今回は違います。見ていてこちらもホントに楽しくなります。今日のを見ていて、「このパートなら、タップ無しでもいいなら僕でも参加出来るかも。あの輪の中に入って、迷惑をかけない程度に一緒にクルクル回りたい」と図々しい事を考えてしまいました。

『Heal Their Hearts』でも前日までと比べて明らかに変わりました。Markさんの声量が数段上がりました。迫力が増し、声がどこまでも伸びていく感じ。このパートでは今回初めて拍手以外に客席から歓声も上がりました。

『Trading〜』で客席が更に盛り上がります。KellyさんとJasonさんの動きも大きくなりました。いつも以上に全身を使い、タップの音圧もかつてない程でした。

『Heartland』、Joeさんが加速します。ソロパートではかつてない程の高速タップを披露。ただ速いだけじゃなく、ちゃんとリズムに乗ったテンポのいいスピードで加速していきます。お客さんも大喜びです。

ここまでされて大阪のお客さんは黙っていません。フィナーレでは4日間で最高潮の盛り上がりに達します。1階席はほぼ総立ち。僕の席からは2階席は最前列しか見えませんでしたが、その最前列の方々までも総立ち。拍手に歓声に指笛、色々飛び交い、かつてない程の盛り上がりを見せました。大阪はまだあと2日残っているのに、この調子だと千秋楽はどうなるんでしょう。楽しみでもあり、これが終わった時の事を考えると・・・でも今は残りの公演を精一杯楽しむ事に専念したいです。

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