RD2005:10/22夜:10月22日夜の部ライブレポート

kuratteさんのレポート2本目です。前回ののレポートはこちらで
Oct. 24 2005
posted by kuratte
日時:10月22日(土)18:05開演、20:10閉幕。第1部 18:05〜18:55くらい、第2部19:05〜20:05くらい
座席:2階3列1番(S席 譲渡券) 舞台向かって左側。座席位置は一番左端。舞台は見えるけど奏者は見づらい。しかし、群舞を見るには良い場所でした(俯瞰的に見るにはよかったです)。
プリンシパル:Michael Patrick Gallagher & Dearbhla Lennon

「よくまわるんです」
 これが、本日の公演を見て全体的に感じた感想です。
今回の東京公演は15日夜の部も見たのですが、1階席中央だったので、平面的な動きは分かったのですが、立体的な動きは分かりづらかったのです。
しかし、今回は2階から舞台を見下ろして見ることができたので、群舞の際の統一感がはっきりと分かりました。流麗にフォーメーションが変わっていくのです。

で、「よくまわるんです」ですが、とにかくダンサーの皆さん、よくまわるのです。
ダンサー個人でいえば身体の中心線がぶれずに奇麗にまわっていました。ロシアンダーウィッシュにおける個人技などはその最たるものでしょう。
「Real Around The Sun」「The Countess Cathleen」をはじめとする群舞では、ダンサー全員が華麗にフォーメーションを代えながら(個人的・全体的に)円運動を行っている様子が2階席からだとよく分かりました。
ということで、よくまわるなーなどと今さらながら感じたわけです。
さて、以下、曲目ごとに感想を。(先日15日にも見ているので2階席からの見たときの私なりのポイントを)

第1幕
1. Real Around The Sun

プリンシパルがダンサーを引き連れて踊るクライマックスのシーンがサイコー。群舞ダンサーの再登場の際の動き、プリンシパルを筆頭とした2列縦隊の、まっすぐに舞台上手から下手へ進んでいくシーンですね。この後に続く、八の字隊形での群舞の統一感、これは、上から見ないとわかりづらいポイントかと。奇麗にそろってたなー。

2. The Heart's Cry

舞台全体にほんのりとしたキャンドルの灯火が幻想的な雰囲気を醸し出していました。キャスリーン伯爵夫人へのイントロダクションとして上手に構成されています。

3. The Countess Cathleen

男性 Vs 女性。 Dearbhlaさんは舞台全体を広々と使って動いてました。大変優美な動きをされてましたが、ハイキック(でいいのかな?)など力強くきりっとした動作もあり、可憐というよりも格好良いという印象。 さて、シーン後半。妖精達のまわりからロシア人ダンサーが、妖精の女王を囲むシーンですが、奇麗に(つまり狡猾・計算尽くで)追いつめていく動きが素敵です。

4. Thunderstorm

一列横隊(壇上から舞台へ)→2列縦隊→プリンシパル登場→2列縦隊→一列横隊。この階段から下りてくるシーンがポイントです。ダンサーが壇上(せまい)から舞台(広い)へ降りていくときの、奇麗に間隔を開けながら一列に並び、タップを始めるまでの緊張感が良いです。

5. Shivna

シーンの最初の方の、壇上の「樹の妖精」と舞台下手の悶える「シブナ」の同調した動きが感動もの。

6. Slip Into Spring / The Harvest

リバーダンスのヴァイオリニスト(あえてフィドル奏者とはいいません)はステップを踏み、リズムを取りながらこの曲を弾かれておりますが、今回の奏者はとくに横運動が滑らかですね。滑るような足取りで舞台の端から端まで奇麗にソロを奏でながら動いておられました。上から見ると驚異的。

7. Riverdance

(Cloudsong→The dance of Riverwoman→Earthrise→Riverdancenのうちより) 「リバーダンス」のシーンについて
まわってる、まわってる。みんなまわってるよ。一列に並びながら、タップ踏んで、にこやかに笑いながらまわってるよ。素敵な笑顔でした皆さん。

第2幕
1. マケドニアの夜明け、ロシアンダーウィッシュ

もう会場全体がノリノリでした。トレーディングタップの後だしねー。

2. Oscail an Doras(Open the Door)

ここでも 男 Vs 女か?と思って見ていたら、舞台上手に踊り手の中からはずれた女性が独りたっていました。何だろうと思っていると、歌い手の人が優しくエスコートして舞台中央へ誘うというこころにくい演出でした。細かいですねー。

3. Home And The Heartland

プリンシパル2人の競演の後の、壇上からのダンサーそろい踏み。ダンサーの皆さん、うれしそうに階段おりてくるきがします。あの、階段を下りるときのそろったタップ音がたまりません。ここからはフィナーレまでもう拍手の嵐でした。
最後、フィナーレが終わってスクリーンが降りても、客席からの拍手が5分くらい鳴りやまなかったな。みんな感動したんでしょう。スタッフの人(扉付近)もあわて気味で、もしかしたらアンコールとかあるかな?って感じでしたが、結局アンコールはありませんでした。残念です。
しかし、よっぽど感動を覚えたのか、グッズコーナーは人だかりで山のようでした。私も身に覚えがあり、なつかしかったです。
以上、曲目に関して感想はおしまいです。

私は、第1幕も2幕も両方好きなのですが、15日にいろいろ書いているので第2幕の内容は特に薄くなってしまいました。感動するところはたくさんありましたが(アンダルシアとか)私的に「おもしろいぜここは」、というところについて書いております。
 これから舞台を見る人は是非、自分なりの楽しみ方で舞台を感じて来てください。 それでは。

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