RD1999:3/14昼:公演レポート怒涛の3連発(笑)その2
前売りを買ったのは土曜の夜と日曜の昼の部の2枚だった。だが、前日の状況をみていて、たぶん今夜は当日券を買うことになる予感がしていた。「街道をゆく・愛蘭土紀行」のためにビデオのタイマーをセットして、家を出る。
今日買っていた席も2階最前列。今日はダブル・ブッキングはなし。おかげで、昨日と違う位置から観られる。実はRiverdanceはこの辺から観るのがもっともいいのではないかな。群舞の隊形がとてもよくわかる。ただ、昨日はがんがん響いたバンドの演奏が、今日は遠い感じ。昨日に比べるとテープみたい。
この回はConor Hayes、Siobhan Lambert、Yolanda さん(このお名前の部分は、Yukiさんのレポートからコピー&ペーストさせて頂きました)のチーム。女性の方は昨日のジョアンさんにくらべるとずっと元気がいい。おきゃんで、しかも踊るのが楽しくてたまらないといった表情をする(そういえばゆうべのジョアンさんは笑顔がなかった気がする)。3人の男どもを蹴りあげる(誘惑する?)アクションなんか、ホントに楽しそう。
男性の方も金髪のなかなかよい男ではないか。若々しい雰囲気に好感。しかし、第2部後半はバテてた感じですな。踊りながら軸がずれるずれる。
ヨランダさんのフラメンコはよいですね。彼女は上手い人だと思いました。スカートさばきも堂に入ってる感じ。ただ、マリアさんのあの雰囲気というのは、世界でただ一人、マリアさんにしか出せないものなので、ヨランダさん及びヨランダさんのファンには誠に申し訳ないのだが、彼女が出てきた瞬間に夜の部のマリア・パヘスを観ることに決める。
これは私の持論なんですが…Firedanceのオープニングはシルエットで始まりますよね。世の中には、(ダンスの上手下手とは別に)シルエットの美しいダンサーとそうでもないダンサーとおりまして、マリア・パヘスという人は類希なる「シルエットの美しさ」という才能を有しておられる方なのですね。カルロス・サウラ監督の映画「フラメンコ」にも、彼女はほとんどシルエットのみで登場していて、そんな使われ方をしているバイラオーラはあとにも先にも彼女だけなんですが、マリア・パヘスのシルエットの美というものを、監督もマリアさん自身もよくわかっているのでしょう。
Firedanceのオープニングは、他の人が演じるとただのシルエットだが、マリアさんがあそこに立つとそれ以上のドラマが醸し出されてきます。
第2部冒頭のアメリカン・ウェイクでは、ダンサーも歌い、シンガーも踊ってることに初めて気づく。昨日は何を観てたんだ、ワシ…。
そうそう、書き忘れてたけど、この回は「(株)マイカル・ネスレ(株)当選者受付」とゆー看板が入り口にありました。ビブレでそんな抽選やってたのねえ。知らなんだ。かなりの方がご当選らしかったです。そのため、とは決して言いませんがスタンディング・オベーションは4割〜5割かな。
とゆーことで、夜の部の当日券に並ぶためそそくさと昼飯を食うことにする。