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2000年12月3日17:00in福岡!

12/3夜

シャムロックさん

小西さん



シャムロックさんのレポートです。ありがとうございます!


♪遅くなりましたが、マリンメッセ福岡公演で私が見たこと感じたことを改めていくつか報告させていただきます。

♪今回の福岡公演は、アイリッシュダンスやケルト音楽に触れる機会の少ない九州では本当に貴重な公演だったと思います。私がチェックしていることといえば、こちらには「ケルト会in九州」という団体があり活動しているということ、そして今年、福岡で「アルタン」のコンサートがあったということくらいです。(仕事で行けませんでしたが。)

予備知識が無いまま見に行ったリバーダンスの印象ですが、パンフレットの渦巻の様に、アイリッシュにフラメンコ、ストリートタップ、ロシアンそれぞれの波紋が交わり成長して出来た大きな波というふうに感じました。

♪会場には30分前に着きました。サービスのカプチーノを飲んで席に着いたのですが確かお菓子の替わりにカプチーノ1杯分のパックが提供されていました。お客の傾向は年配の方(女性のグループや夫婦で)が多く感じられましたが、家族連れや若い男女も同じくらいいたので(つまり老若男女)、なんだか不思議な集合体でした。(笑)

♪私の席はアリーナ5列42番と43番で、ステージの真正面でした。これは本当に嬉しかったです。表情や体の動きがよくわかったし、見えにくいと思った足元もよく見えました。全体も見渡せました。神様に感謝!(^−^)ステージに向かって左に楽器の山のように見えるオーケストラがデーンとそびえていました。

パンフレットの日本語訳で内容を確認していると、始まりの鐘が鳴り響きました。少々遅れてのスタートです。

♪この日のプリンシパル・ダンサーはブランダンさんとジュリーさん、そしてヨランダさんでした。
「REEL AROUND THE SUN」始まったとたんに鳥肌がたち、スピーカーから聞こえてくる音楽が生のオーケストラによることを改めて意識しました。そして初めて目にするダンス!響き渡るタップのリズム!!しかし圧倒されてしばらく混乱していた私の頭は、登場したブランダンさんの高速ステップの音がどうしても「なまむぎなまごめなまたまご!」にしか聞こえない!・・・これって私だけだったのでしょうか?

♪シンガーズのコーラスは12月の夜にぴったりでした。
天井から降り注ぐように心地よい声が聞こえてきてもう幸せ。オーケストラともども音楽はとても楽しめました。イーリアンパイプの郷愁を誘うような、でも力強い音色は特に引きつけられるものがあるし、フィドルのモーリンさんは踊りながら演奏するし、バウロンを叩いていたクインさんは、音を高→低に丁寧に叩き分けてみせてくれました。私も休憩時にバンドへ駆け寄って、なかなかお目にかかれない楽器を見た一人です。

♪前半で特に印象に残った「THUNDERSTORM」では、ブランダンさんの自信に満ちた力強いタップとダンスにやはり目が釘付けでした。 「FIREDANCE」のヨランダさんは、6人の男性ダンサーのなかでちょっと小さく見えました。
でも、後半「ANDALUCIA」では黄金をバックに踊りきり、めちゃ格好良かった!フラメンコって体全体から発するものがありますね。いつかマリアさんのフラメンコも見てみたいです。
ジュリーさんは可愛い笑顔を絶やさず(スゴイ)、軽やかに美しく踊っていました。
圧倒されるように見ていた私達でしたが、「RIVERDANCE」で沸き起こる拍手につられて立ち上がっていました。会場全体の拍手の響きが背中に伝わってきてもうドキドキ。

♪「AMERICAN WAKE」の衣装が一番可愛かったです。
日常にダンスと音楽が存在するってすごく健康的な明るさがあっていいですね。リバーダンスの内容ってアイルランドの文化や歴史の明暗が織り込んであるけど、それを表現することに誇りをもっているように感じられました。
「TRADING TAPS」はふっと力が抜けてわかりやすく、一番楽しかったです。笑い声も出て盛り上がりました。(それまでちょっと重い感じだったので。)それぞれの特徴が見えて、どちらもかっこよかった。それに優劣はつけられないけど、ここでは黒人3人組のほうが見せてくれたかな。

♪「RIRA」以降、こんなにいたの?と思うくらい人が出てきてびっくり。フィナーレではヨランダさんが髪留めが気になるのか、後ろに下がりながらしきりに手をやっていました。
皆、いつのまにか立ち上がっていて(後ろはわかりませんが)、拍手が鳴り続ける中アンコールが1回。皆笑顔!笑顔!(ほんと前の席でよかった!)そういえば、このとき黒人3人組の誰かが席に向かって何か言い、耳に手をあて返ってくるのを待っていました。あれはなんと言っていたのでしょうか? 何人か答えていたようですが・・
ブランダンさんもジュリーさんも最後は名残惜しそうに下がっていきました。(本当。そう見えたんです。)

ちょっと残念だったのが、声をかける勇気がなかったこと。ブラボーでもなんでも大声で叫べばよかった。観客全体の反応はわかりません。大半は今回初めてリバーダンスを見た人だと思います。私を含めほとんどの人は最初、見ることに精一杯だったのでは。拍手も手拍子も立ち上がったのも、その時々の自然な反応によるものと私は感じました。

♪灯りがつき、そのまま席でアンケートを書いていると、天井からぶら下がっている照明から技術の方でしょうか、2名、007のように細いはしごで降りてこられました。
外人のスタッフを多く目にしましたが、ツアーの間ずっと、各専門スタッフが一緒に付いてまわっているのでしょうか。だからこそ、あの演出が出来るのですね。

◎リバーダンス福岡公演に関わった皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございます。またぜひ、来て下さい!!◎


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