コラム:みんなの靴自慢:Pacelliの新作「Nova」
先日ニュースのページでご紹介したAntonio Pacelliの新作「Nova」買ってみました。
あらためてPacelliの能書きを並べてみると、
- かかとパッド
- ベロ部分にもパッド
- 強化されたストラップ
- 高品質の革
- ヒールグリップ
- poron(緩衝材)入り中敷き
とのこと。
もともと「Gold」を持っていたのですよ(トップページの写真にたまに出てきます)。これもかかとにパッドが入っていて、フィット感があって、かつ靴擦れしにくい、いい靴でした。
その後、もう一足欲しいと思っているうちになんかPacelliの方で「在庫限りです」みたいな話になっていて、結局買えないままになっていたのです。
そこに現れたのが「Nova」。ふたたびパッド入りシューズの登場なのです。
Irish Dancing Magazineの2009年1月号が靴特集で、このNovaについても取り上げていて、メーカーにインタビューとかしています。曰く「1年くらいダンサーに使ってもらいながらプロトタイピングを繰り返して作り上げた」みたいな話が書いてあって、ますます期待できるわけです。
で、これがその号に載っていたNovaの広告。安っぽい。
クリスマス前に注文したら、意外と早く年内に届きました。
やっぱりこの超新星的なクリエイティブなのね。
写真奥に見えるのは滑り止め用の松ヤニ。卸値で買えるのをいいことに10個一気に買ってみました。欲しい人は一声掛けてください。
なんかお菓子っぽいですけど、食べたら苦いはず。
まあ、いつものように靴が入っていますよ、と。
かかとのパッドというのはこんな感じ。
ヒールの内側が異常に盛り上がっています。普通もうちょっとピークが低いはず。
裏側は黒のスエード。ヒールの接地面は特に変化があったようには見えません。「ヒールグリップ」というのがどういう意味なのかよくわからないですね。
アイリッシュダンスは基本的にヒールアップの状態で動くので、もしかしたらヒールと床面とのグリップではなく、かかとと靴の間のグリップ(パッドがあるので靴擦れしにくい)ということなのかも。
続いて「強化されたストラップ」の話。
「強化された」・・・?
以前、Rutherfordの靴で、このリベット部分が飛んだことがあるので、むしろがっちり縫いつけてくれればいいと思ったりするんですが。
と、ここで気がついたのが、ストラップの取り付け位置。
Pacelliの通常のSuperFlexiのシューズと並べてみます。
上がnova、下がSuperFlexi。取り付け位置が後ろの方になっていることがわかるでしょうか。かかとの皮が厚くなっているところにリベットが打ってあるという。たしかにその意味では「強化され」ている感じはします。
が。
実際履いてみるとどうなるか。
動いていないのでわかりませんが、後ろから引っ張られてくる感じはあります。
反対側が・・・
こう。一つめの穴にギリギリ間に合うくらい。
改めてストラップの長さをSuperFlexiと比較してみます。
SuperFlexiは24cm。
Novaも・・・24cm。
これってどうなのよ。