コラム:靴を買うのだ(その3)
そんなこんなでその年の12月24日。
家に帰ると小さな包み。おお!
よく来たね。けっこう早かったじゃない。
さっそく失礼して、びりびりびり。ガサガサ。
で、出てきたのが、これだ。
どーですかお客さん!!
これがあの、Colin Dunneが、Jean Butlerがはいていた、その、靴だ。メーカーまで同じかどうか知らないけれど、そんなことはどーでもいい。とにかくこれがその靴なのだ。なははは。ざまーみろ。(しばし乱舞するmoriy)
ちょいとひっくり返すと、
なんか・・・日本人としては何となく落ち着きませんね。この、何ともいえない、仕上げの粗さ(>_<)。
下からのぞき込むと(なんか悪いコトしてるような・・・(^_^;)?)
たまりませんねえ、この手作り感覚。ところどころ接着剤がはみだしてたりして。自分で塗ろうかな。
ボールの部分、木の年輪みたいに見えますけど、これ、ファイバーの積層を削って出てきた模様です。だから等高線。
ヒールはファイバーの積層の上から、厚さ1センチくらいの硬いプラスチックを釘で4カ所、打ちつけてあります。釘のアタマが彫刻刀かなんかでザグッと切り欠いてあるのは、床を傷つけない心遣いですね。
タップシューズだとヒールは革とかプラスチックですけど、ハードシューズはかかと全体が硬いので、空中で左右のヒール同士をぶつけて鳴らすというようなことがしやすいわけです(前にも書きました)。もちろん、タップでもヒールチップどうし当てれば鳴ります。わたしは100回に1回ぐらいしかできませんけど(^_^;)。
ボールの部分に、段差があるんですよ。
比較のためにタップシューズと並べてみましょう。矢印の部分、スキマがありますでしょ。
ひっくり返しましょう。
タップシューズには、ボールチップの下にすべり止めのゴムがついてます。慣れないうちは、これがついててもすべっちゃうんですけどね。
一方ハードシューズのほうは、ボールがかなり大きく、かかとも高く、ゴムも何もついていません。
・・・段差が気になるなあ。