コラム:靴を買うのだ(その3)

 
Aug. 14, 1998
posted by moriy

そんなこんなでその年の12月24日。

家に帰ると小さな包み。おお!

よく来たね。けっこう早かったじゃない。
さっそく失礼して、びりびりびり。ガサガサ。

で、出てきたのが、これだ。

Rutherfordの靴

どーですかお客さん!!

これがあの、Colin Dunneが、Jean Butlerがはいていた、その、靴だ。メーカーまで同じかどうか知らないけれど、そんなことはどーでもいい。とにかくこれがその靴なのだ。なははは。ざまーみろ。(しばし乱舞するmoriy)

ちょいとひっくり返すと、

裏面

なんか・・・日本人としては何となく落ち着きませんね。この、何ともいえない、仕上げの粗さ(>_<)。

下からのぞき込むと(なんか悪いコトしてるような・・・(^_^;)?)

さらに下から

たまりませんねえ、この手作り感覚。ところどころ接着剤がはみだしてたりして。自分で塗ろうかな。

ボールの部分、木の年輪みたいに見えますけど、これ、ファイバーの積層を削って出てきた模様です。だから等高線。

ヒールはファイバーの積層の上から、厚さ1センチくらいの硬いプラスチックを釘で4カ所、打ちつけてあります。釘のアタマが彫刻刀かなんかでザグッと切り欠いてあるのは、床を傷つけない心遣いですね。

タップシューズだとヒールは革とかプラスチックですけど、ハードシューズはかかと全体が硬いので、空中で左右のヒール同士をぶつけて鳴らすというようなことがしやすいわけです(前にも書きました)。もちろん、タップでもヒールチップどうし当てれば鳴ります。わたしは100回に1回ぐらいしかできませんけど(^_^;)。

ボールの部分に、段差があるんですよ。

比較のためにタップシューズと並べてみましょう。矢印の部分、スキマがありますでしょ。

タップシューズとの比較

ひっくり返しましょう。

比較・裏面

タップシューズには、ボールチップの下にすべり止めのゴムがついてます。慣れないうちは、これがついててもすべっちゃうんですけどね。

一方ハードシューズのほうは、ボールがかなり大きく、かかとも高く、ゴムも何もついていません。

・・・段差が気になるなあ。

あなたのこだわりは?