ビデオ・CD:The Best of Riverdance
10周年記念で発売されたDVDです。古い映像がたくさん入っているので、来日以降Riverdanceファンになった方にはおすすめですね。
ダブリン版を持っていない人にはマイケル映像が楽しみになるでしょう。制作者側がどのシーンが「ベスト」かという価値観を示しているかがわかって面白いかも。始めてRiverdanceを見る人には何のことやらというパッケージですけど・・・。
演目リストは以下の通り。
1. | Reel Around the Sun |
---|---|
2. | Heart's Cry |
3. | The Countess Cathleen |
4. | Caoineadh Chú Chulainn |
5. | Thunderstorm |
6. | Shivna |
7. | Firedance |
8. | Slip into Spring - Harvest |
9. | Riverdance |
10. | American Wake |
11. | Lift the Wings |
12. | Heal Their Hearts |
13. | Trading Taps |
14. | The Russian Dervish |
15. | Rí Rá |
15. | Slow Air / The Tunes |
16. | Home & The Heartland |
17. | Heartland |
18. | Finale |
番号が途中で間違えているのはわたしのせいではなくてパッケージが悪いんです。
以下、時間表示はだいたいの目安です。
オープニング。観客・評論家のインタビュー、各開催地(含む銀座の路上パフォーマンス)の風景、新聞でのレビュー記事などなど。『a journey』や、ジュネーブ版DVDの特典映像でついてきた「So Far」の切り貼りですね。
タイトル。マイケル&ジーンのユーロビジョンパフォーマンスの後半部分から、スタンディングオベーションまで。
Jean Butler姫登場。JeanさまがこのベストDVDの司会役になります。各演目の間に登場して、作品を紹介したり、コメントをつけていきます。
ダブリン版ですね。私もPALの画質の荒いのしか持っていないので、DVDで見られる(DVDの範疇で見たら決して画質は良くないんですが)のはありがたい。
たまに演目の間に回る地球の映像が出てきて、いろんな都市の名前がいろんな書体で表示されます。
ニューヨーク・ラジオシティ版です。
司会のJeanさまがまた登場。「私の振り付けたCountess Cathleen・・・アイルランドの女性の強さを表現しました」てな感じで紹介。
画像はジュネーブ版とラジオシティ版のミックス。画質が違うので違和感ありありです。
「女性プリンシパルの登場シーンは誰だ?」と思ったらジーンさま。でもすぐジョアンさんに、と思ったらまたジーンさん。ひとつの曲の中でカットがミックスされてます。もちろん演奏自体は流れ続けてますが、テンポとか昔と今とで違いそうな気がしますよね。伸び縮みさせたのか、ズレても気付かない長さでつないだのか・・・なんにせよ見えないところで苦労している人がいたんでしょう。
緑+青の衣装のニューヨーク版と、ピンクと紫のジュネーブ版が行ったり来たり。こうやって並べられるのもダンサーとしてはどんな気分なんだろうか。
ジーンさまの発音では「クイナ・クハラン」と聞こえますね。ダブリン版Davy Spillaneの演奏。
Pat Roddyさんのラジオシティ版です。
まずはジーンさまによるThunderstormの説明。
「この演目はもともとDistant Thunderと呼ばれていましたが、あとで名前が変わりました・・・ええと、ちゃんと理由があったんです」
そういえば名前変わってたなあ、と思いながら調べてみると、その理由はトリニティのサイト(「Trinity's Progressive Irish Dance」のところ)に。
つまりトリニティが80年代にすでに『Celtic Thunder』というアカペラ作品を作っていたので、「あまりに似過ぎじゃないか、ということで名前を変えたそうです。
Shivnaの映像はジュネーブ版(まあ当然か)。
ジーンさんの発音では「マリア・パケス」に聞こえます。ジーンさま曰く、「この作品中でマリアは『火』そのものを、そしてマイケルはその火を恐れると同時に魅惑される、太古のアイルランド人を表現している」のだそうです。
うむ、マイケル&マリアのコンビはいいですねえ。このマイケルはいい。
また都市名の羅列が。東洋の街がなかなか出てこないなあ。
ニューヨーク版からです。ブルーフィドルのアイリーンさんが大活躍の巻です。
ジーンさま曰く「過去10年、多くのリードダンサーがそれぞれのスタイルを作り上げてきたので、どれかひとつを選ぶのは不可能です。なのでこれからお見せするのはそのコンピレーション『The very best』です」
じゃ、その『The very best』とはどんな構成かというと・・・。
Cloudsongはラジオシティ版のケイティさん
Riverwomanはユーロビジョン・ニューヨーク版のジーンさまからジュネーブ版のジョアンさん。
男性リードの登場からはマイケル兄貴。そのあとはブランダンさんとコリンさん、そしてマイケルのミックス。
バックのtroupeも含め、衣装の変化がおもしろいですね。特に初期から出ているブランダンさんに関しては髪型の変化に注目して見られるのがよろしいでしょう(^_^;)。
ジーンさまによるACT2のテーマ(別れと新天地、そして故郷への帰還)が語られた後、 ジュネーブ版の映像。
最初はAine Ui Cheallaigh(オイヤニ・キャリーと聴こえる)ソロだったのが、Singersによって歌われるようになった、という紹介の後、ダブリン版からニューヨーク版へ。さらにラストでジュネーブ版。
ジュネーブ版から急にダブリン版へ。この展開はちょっとびっくり。
ジーンさまが「Colin DunneとTarik Winstonによる振り付けで・・」とわざわざ言ってるだけあって、全編ニューヨーク版から。
オープニングはニューヨーク版から。ジュネーブ版、ダブリン版映像と合わせて編集。
「つらい日々の中でも歌い・踊った人々へのトリビュートです」
いまだにこの衣装と変拍子にはゾクッと来るなあ。
お、都市名の中でTOKYOが出た。
ジュネーブ版のMairinさんのAirからニューヨーク版のEileenさん&Maria姐さん(Heartbeat of the World)のからみへ。
ニューヨーク版から。
ダブリン映像です。いま考えたらすっごいショボい照明で始まりますね。マイケルさまが派手だからいいか(^_^;)。ジーンさまの衣装も振りも地味目ですな
引き続きポイント版のエンディングのRiverdanceの歌。
Singersはジュネーブ版
Trading Taps〜Firedanceはニューヨーク版
Russian〜Countessはジュネーブ版(一瞬ニューヨーク版のジーンさま)
最後の男性リードはブランダンさんとコリンさん。
エンドロールThe Riverdance Irish Dance Troupeのリストがずらーっと名字のABC順で出てきますが、われらが「Tokiko Masuda」「Taka Hayashi」の名前も入ってます。あ、Anne-Marieも・・・。
a journeyの縮約版+追加インタビューって感じです。映像よりもジーンさまやブランダンさん、ジョアンさんの思い出話が興味深いところ。
前半はニューヨーク公演までの話なので端折ります。
Bill Whelanがグラミー受賞。このころには3つのカンパニーが世界をまわるように。
ブランダンさんの初来日密着映像。日本の帝国ホテルの窓から見た風景なんかも。
どこかで聴いた声・・・と思ったらSusanさんだ。
ブロードウェイ公演へ向けての話になります。Patさん&Eileen Martin姫の動く映像が見られます。
最初の日本公演のときの映像。ジュネーブ版の「So Far」には使われていないカットも入っています。映ってる人いたら教えて下さい。
世界のどこに行っても観客の反応がすばらしい、というJeanさんのコメントの後、Joanneさんのインタビュー「日本ではまったく違った反応だった。曲が終わると・・・(小さく拍手してみせる)。でもエンディングで彼らは『これが最後の曲だな』と気付くと、ビートルズのコンサートみたいに、大声で叫んでたわ」わたしの聞き間違いじゃなければですが、Joanneさんビートルズ知らない世代じゃない?
中国公演映像が続々と。万里の長城パフォーマンスとか。
「Riverdance took Beijing by storm」みたいな中国公演のプレスの見出しが表示される中、背景に流れるのはなぜか日本語の評論記事(出典わかるかた教えて下さい)。とりあえずオフィシャルに質問メール出してみましょう。
映画『シュレック』をはじめ、いろんなメディアで取り上げられ、パロディにされるRiverdance。なかなかベタで楽しめます。
Special Olympics。Takaさんも映ってるはずですが・・・これに関してはまた別に約8分のパートが特典映像で入ってますのでそちらをお楽しみください。
一列になった時に、上手側から25番目くらいがTakaさんのはずです。
これは面白いです。ステージの設営から解体までを超速回しで撮影したもの、上演中も通して撮影してあるんですが、速回しの定点映像だとステージの使い方ががよくわかる!