ビデオ・CD:FEET of FLAMES
1998年7月25日、ロンドンのハイドパーク特設ステージで25,000人の観客を集めて行われた、「Lord of the Dance (LOTD)」としてのMichael Flatley最後の舞台。
マイケルさまのソロタップ、ソロフルート演奏など見せ場が多く、舞台の完成度、ビデオの質ともに高く、オリジナルの「LOTD」でガッカリした人もこれなら納得できるのではないかという出来の良さ。くり返しの鑑賞に堪えます。
とにかくダンサーの数が多い(ラストのスタッフロールで数えたら102人!)。カメラが多くて編集上手。画質もクリア。時々入る観客の表情が楽しそう。野外だけに松明やら花火やら思いっきり使ってます。主要キャラクターがそれぞれの個性をそれなりに主張してます。妖精は妖精らしく、ケモノはケモノらしく・・・(^_^;)。
ストーリーはオリジナルとおんなじですが、新しい演目がいくつか加わっています(※印つけてあります)。
Little SpiritことHelen Eganちゃん、大きくなりましたねえ。オリジナルではなんだかビックリしたような顔してましたが、今回は余裕たっぷり。優美ささえ感じさせます。こまかなマイムが非常によいです(撮り方の問題もあるかな)。跳びはねる動作はアイリッシュはいってます。
いいもんの衣装は、青地に黄色の刺繍がはいって、「午後の紅茶ロイヤルミルクティー」的にノーブルな雰囲気であります。
一方、悪モンの衣装は、グレーがかった紫地にシルバー。こっちのほうが強そうな感じします。
靴はみんなハードシューズ。今回マイケルさん以外にタップシューズ系の靴を履いてる人は見えません。
マイケルさまの履いている靴。白いヒールはおそらくファイバー積層を、アルミ系の金属でおおったものです。 |
「Gipsy」のGillian Norrisさんは完全にネコ科。最後にウインク。わお。
「Gipsy」と「String of Fire」の間に、「Siamsa」同様のカラフルな衣装でのグループでのダンスがあります。アナログシンセ風の音でなんか、懐かしい感じです。テクノ・トラッド?
「Breakout」衣装がいかにも競技会です。うわ、2階でも踊ってる。高所恐怖症になりそう・・・。
「Warlords」、マイケルさまはリベットの入った黒の革ジャケット&パンツに、黒の帽子・・・おお、Mayoだ! Mayoのフラメンコスタイルが戻ってきた!! (「Riverdance a journey」参照。どこが神様だ、というツッコミはなしね)
ACT2の最初、修道士のような姿の男性グループによるアカペラコーラスが入ります。まったくAnuna系です。
マイケルさまのソロフルート。14歳頃に習いはじめて、3年後にはアイルランドのタイトルを取ってる人ですのでね(同じ年にダンスの世界タイトルを取ってます)。が、才能をひけらかすという感じはせず、攻撃的なダンスと反対に、柔らかな感触の音です。
SaoirseことBernadette Flynnさんのハードシューズでのソロ。静かなjig。なんとなくJeanさまのスタイルを意識してるかなあ、と思ったりして。
「Lament」のツインフィドルから引き続いて、マイケル様のフルートと、アコーディオン、ギター、ベースなどのバンドが加わってノリノリに。ああ、「Riverdance」のEileen Iversがうらやましかったんだろうなあ。
「Duel」のキメが、最速タップではなく、顔面スレスレのFront Clickになってます。これはよいですね。
「Planet Ireland」の前にマイケルさまのソロタップ。うーむ。ただただ圧倒。
マイケルさまの靴の裏 |
「Planet Ireland」。4段になったステージにダンサーが並んで壮観。ただ、Don Dorcha役のDaire Nolanさんだけマイケルさまの陰に隠れてちらっとしか顔が映りません。かわいそう・・・。
このビデオはamazon.co.jpでは在庫切れになっています。amazon.comでも同様です。日本でも再発してくれないかな・・・。
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