RD海外公演:Riverdance UK(ロンドン公演)
5月17日 8:00pmのロンドン公演、最高でした。
当日、航空管制システムの故障でヒースロー空港が一時的に閉鎖され僕のフライトも出発10分前にキャンセルになり4時間遅れてロンドンに着いたものの荷物が無くなり・・・
散々な思いをしてしてロンドンに乗り込み、RD会場へと足を運びました。
そんな足取りがすっかり重くなってしまった僕の気分を一気に明るくしてくれる出来事が起こりました。
会場に着いて、入り口で今日のダンサーを確認しました。
出発前にJoanneさんの体調が優れないという情報を耳にしていたので今回の公演ではBreandanさん、Yolandaさんに運がよければJoanneさんのダンスが見られればと思っていました。
ところが入り口の掲示を見て驚きました。
Breandanさん、Joanneさんの登場だけでも嬉しかったのになんと今日はMaria様まで登場!!!
何でも5/18まではMaria様が参加されるとの事で予想外の展開に思わず発狂してしまい入り口にいたスタッフの方々に笑われてしまいました。
内容自体はGenevaのものと殆ど同じでしたが曲自体のアレンジで部分的にピアノっぽい音が織り込まれていたりと少し変化がありました。
『Reel Around〜』で颯爽と登場してきたBreandaさん。髪を短くしてスポーツ刈りっぽくなって、スゴく爽やかになってました。ビデオでお馴染みの腕をクルクル回す仕草も披露してくれました。
『Thunderstorm』では雷鳴の音がGeneva時よりも長くかなりの爆音が続いたので、驚いてしまいました。
『Firedance』で、いよいよMaria様が登場してきました。ステージ左側からゆっくり登場。ステージ中央で見せたあのキレイな身体のシルエット、まさにMaria様でした。
YolandaさんのシャープなフラメンコもいいけどやっぱMaria様のフラメンコは最高でした。
来日公演で髪留めが飛んでしまうのも納得。今回は髪留めを飛ばす事はありませんでしたがステージ上での躍動感溢れるフラメンコ、男性ダンサーも敵いそうにない勢い、そして踏み鳴らすタップ音も含めて、全てにおいて迫力満点でした。
『Riverdance』ではGeneva公演の物はオーケストラの演奏を聴いて「何か音が足りない、物足りないなぁ」と思いましたがLondon公演では壮大なアレンジになってて「これこれ!」と思わず呟いてしまいました。
RD2000のファイナル以来、久し振りにみた生RD涙が出そうでした。
最後に全員が一列になって総タップのシーンはもう口では表現出来ない程の感動!
全プログラムの中でも、ここが一番好きなのでしっかり記憶に留めておかなくてはと思ったんですが完全に舞い上がってしまい、思わず冷静さを失ってしまいました。
ちなみにGeveva公演でBreandanさんの横で腰をクネクネさせてた女性ダンサー名前は分かりませんが、あの方も今回も登場でした。
『Trading Taps』では会場は大盛り上がり!要所要所であちこちから爆笑が聞こえてきました。お3方のダンサー、会場の空気を一気に惹きつける力はさすがですね。最後にステージから消えて行く瞬間には大喝采で会場大盛り上がりになりました。
『Morning in〜』、ロシア人女性ダンサー、ホントよく回りますね。
最初の登場シーンではGeneva公演よりも回転の威力が増してて、人間業とは思えず手足が吹っ飛んで身体が壊れてしまうんではと思う程でした。
『Slow Air』ではGeneva公演のビデオのシーンが頭にあったのでそれを思い浮かべながら見ていたんですが何とここでMaria様がカスタネットを持って突然登場!
Maria様はフラメンコの衣装ではなく黒のノースリーブのジャンパースカート(?)っぽい衣装で登場。
僕は視力があまり良くないので当日は座席に備え付けのオペラグラスをレンタルしてたんですがMaria様の飛びっきりの笑顔はオペラグラスが無くてもしっかりと見えました。
踊ってるMaria様、ホントに楽しそうでした。
『Finale』で、いよいよ今回のRDも最後。
前に見た大阪城ホールでは、ステージが遠かったのですが今回のHammersmith Theaterは比較的小さめの会場だったためステージとも近く最後、全員で客席方面に迫って来るシーンは壮大で、もうこの上ない感動でした。
ここでもMaria様の存在感は抜群でMaria様のダンスだけ、人一倍大きく見えました。
前回の来日の時にはお目にかかれなかったので今回初めてJoanneさんのダンスを見ました。主観的な見方になってしまいますが、やっぱりキレイですね。思わずうっとりしてしまう程でした。
それとスタンディング・オベーションを楽しみにしてたんですが会場自体は大盛り上がりでしたがLondonではスタンディング・オベーションは起こらずこれにちょっと驚いてしまいました。
何はともあれ、スタートで躓いたLondon上陸でしたがRiverdanceがその気持ちを払拭してくれました。Riverdanceはやっぱり最高ですね。