西川さんのRD Homecomingレポート(2)
ダブリンの西川です。いくら周りのアイリッシュに「Are you crazy?」と言われようが、リバーダンス見に何度もPointに通っている私です。
さて、今日は写真編です。ヴァーチャルなほうがやっぱり伝わり易いんで、デジカメの映像をお届けします。
まずは、Riverdance Homecomingが行われている「ポイント・デポ」は「ポイント・シアター」「ザ・ポイント」とも呼ばれ、ダブリンでは最も大きな劇場の一つ、すぐ前がリフィー川の河口です。
ここで、連続6週間の公演とは・・・日本で言えば武道館で6週間やるようなもの。ダンサーの皆さん、お疲れさまです。
アイルランドと言えばやっぱりギネス!ロビーにはこのようなカウンターは二つありどちらも大賑わいでした。バドワイザーなどほかのビールもありましたが、殆どの人が大ぶりのカップでギネスをごくごく飲んでました。途中、トイレは大丈夫なのか!?
パブに見たてたウィスキーカウンターも並んでます。カウンター構えが何ともアイリッシュ。並んでいる銘柄もパディー、ブッシュミルズ、ジョン・パワーなど、地元産のもの。鑑賞前に一杯ひっかけてテンションを揚げるのも一考かも・・・?
おすすめはフードカウンターのHotDog!畜産国だけにソーセージが美味です。2.25IRポンド、注文を受けてからオニオン・ケチャップ・マスタードをかけてくれます。開演前はいつも、小さいカップのギネス、(といっても結構大きく1.50IRポンド)そしてこのホットドッグが私の定番メニューです。
会場でパンフを売るバイトくん達はリバーダンスのトレーナー、T−シャツをきてました。ユニフォーム効果もあるのか? みなさん、キュートでした。因みにパンフは日本とほとんど同じ内容で7 IRポンドです。うーむ、やっぱり高いぞ日本は!
会場の内の年齢層は結構高め。日によってノリが違い、ある時はスタンディング・オベーションがおとなしめだったり、会場が総立ちになってノリノリの時があったり。イスは結構簡素なものです。都内の映画館の方がよっぽどしっかりしたイスを使ってるような・・・
それから、リバーダンスのステージの背景では、「Thunderstorm」のバックは、アイルランド西部のバレン高原の遺跡「Poulnabrone Potal Dolman」(ポウルナブロウン ポータル ドルメン)通称「巨人のテーブル」です。紀元前2000〜2500年にバレンに定住した先住民の墓でアイルランドには150ほどのドルメンが残っているそうです。「巨人のテーブル」はその中でも最大級のもの。バレン高原はこの世の果てのような景色の石灰岩の丘陵で荒涼とした感じがなんともたまらないところです。
「Slip into Spring 〜 The Harvest」の背景はダブリンの南、ウィックロウにある「Glendalough」(グレンダーロック)ではないかと思います。アイルランドの初期のキリスト教会群がならび、高さ33mの円筒は見上げるだけで、くらくらしてしまう迫力があります。周囲には美しい湖があり、一日かけてゆっくり過ごしたいところです。
バレン高原、グレンダーロックはアイリッシュもお勧めの素晴らしいところです。リバーダンスに影響されてアイルランドを旅してみたくなった方にはぜひ訪ねてください。