RD2015:4/8昼
4月8日(水) 14:00公演
プリンシパルは、写真で見る限り、おそらくエマ・ウォーレンと ボビー・ホッジス。
開演前、舞台のスクリーンに映し出されている絵は初めて見るものでした(私が初めてなだけで、いつから使われているのかはわかりません)。
Reel Around the Sun の、最初の振付け(客席に背中を向けているダンサーたちが、順番に正面を向いていくところ)、いきなり違和感でした(少しかわってますよね?)。
20年もたてば、いろいろアレンジがかわってくるのか、という心構えになった最初の衝撃でした。
もちろん、この曲は本当に大好きで、久しぶりの生のリバーダンスで言うことなしなのですが、最後の退場のときも、プリンシパル(男性)の退場の仕方がかなり変わっていて、何というか時代の流れを感じたのでした。
Thunderstorm は、私の最も好きなプログラムのひとつですが、これは後ろの映像も過去のものと同じで、ステップもおそらくほぼかわっていなくて、プリンシパルの見せ場が若干あっさりしているかなとは思いましたが、とてもよかったです。
Firedance の登場の仕方も初めて見るパターンでしたが、シルエットから始めるというのは、もしかしたら舞台の構造上、難しいのかも知れないですね。後ろの太陽の燃え方が、とてもメラメラしていて、何というか、15年前はアナログっぽく、今はCGっぽい、みたいな?
Shivnaも、激しい動きが増えていたように思います。音楽は同じなのに、全然違うプログラムのように思えました。(どちらがいいとかいうわけではなく、変わったなぁ、ということ)
Riverdance ダンサーは全部で16人が並びました。
バリトンの彼が、Trading Taps にも出てきてびっくりしました。この二つを兼ねているのは初めて見ました。ソフトだけれど、重みのある、個人的には好きな声です。
Trading Taps は、今まで見た中でも、かなり時間が長かったんじゃないかと思いますが、このあたりで、ようやく観客も のってきたかな、と。第一部では、みんなとってもお行儀よくみていたので、ここで拍手しようよ?と思うところでも しーん、としていて、曲の終わりにだけ盛大に拍手する、という感じだったのですが、Trading Taps では盛り上がっていました。盛り上げてくれたダンサーのお手柄ですが。
The Russian Dervish はあまり大きな変化はないようで、衣装も大きくは変わっていなくて、ほっとしたのですが、ひとり、高橋克実に似ているダンサーがいたので、そのことに気を取られてしまっていました…。
Andalucia は、フラメンコの彼女もカスタネットを持って出ていたような記憶があるのですが、違いましたっけ。今回はカスタネットはなしでした。
そして、新プログラムという、Anna Livia. Thunderstorm を意識しているのでしょうか、それの女性版のような。
14年ぶりの新プログラムということですが、Amanzi以来ということでしょうか?あ、Ri Raかな。個人的には、Amanzi もRi Ra も、このAnna Livia も好きです。
その後のSlow Air / Tunesの中で、さくらさくらを演奏してくれて、そこからまたお行儀のよかった日本人たちが盛り上がれました。
男性のフィドル、私はたぶん初めてです。女性しかみたことがなかったような気がします。
それが終わって、スポットライトとドラムの音が始まると、あぁ、終わってしまう…と悲しくなりました。
最後のラインも16人。ここでも、プリンシパルの二人に続いて、階段をザッ、ザッ、と下りてくる演出ではなかったのですが、こういう登場の仕方にしたのか舞台の構造上仕方がなかったのか、気になるところです。衣装は、黒と赤のイメージでしたが今日は黒と白がベースでした。
でも、全体的に衣装がセクシーになってますよね。LOTDほどではもちろんないですが、ちょっとそんな胸元では踊りにくいのでは?と思うことも…。
残念だったのは、フィナーレで、シンガーがひとりしか出てこなかったこと。出演したダンサーもシンガーも、全員出てきて欲しかったなぁ。