RD2008:7/13夜:
ついにその日を迎えてしまいました、千秋楽。当日もやっぱり僕自身直前まで気持ちは何となく盛り上がらず。「これで最後かも」という思いがどこかでずっと引っかかっていました。
でもそんな気持ちを払拭してくれる出来事がありました。フェスティバルホール近くの駐車場に車を停めて歩いて周辺をウロウロしていたら、前からキャストらしき方々が歩いてきました。顔を見たらどうやらマチネを終えられたAlanさん達みたい。昼ごはんを買って来た所に遭遇しました。慌てて話しかけて写真をお願いしたら、気さくに応じて下さいました。
今日のお客さんの入りも凄かったと思います。入り口をくぐった瞬間に空気の違いを感じました。
ショー自体の盛り上がりも凄かったです。プリンシパルのJasonさんとSiobhanさんもかなり乗って来ました。何より凄かったのが、客席からの歓声でした。最初はステージからキャストの方々発信の掛け声かと思っていましたが、どうやらその声は僕の座席後方から聞こえてきます。常連の方々がそのエリアにいらっしゃったのでしょうか?上手いタイミングで歓声やキャストの名前を呼ぶ声がさかんに聞こえてきます。まるで『LoTD』のビデオを見ているような感覚です。キャストの方々も触発されたか、いつも以上に叫んできます。今回で大阪千秋楽は4度目ですが、こんな事はもちろん初めてです。
『American〜』ではキャストの方々の叫び声もハンパなかったです。ここでJoeさんも登場して来ました。みんなで輪になってクルクル回るところでは、いつも以上に勢いを感じ、渦を巻いているようでした。
『Trading〜』でJasonさんのソロ、あれは千秋楽オリジナルでしょうね。力士の土俵入り?なのか、歌舞伎役者をイメージしたのか、そんな動きをしながらの全身を使ったソロタップ。最後は日本語で「アリガトウゴザイマシタ」と挨拶。非常に楽しめました。
『Slip Into Spring』、『Slow Air』ではバンドの皆さんも絶好調です。『Slow Air』が終わった時にはPatさん、客席に向かってVサインをしてその後親指を立てて「やったぜ!」と言わんばかりの仕草。表情からも満足げな様子が伝わってきました。
フィナーレではまさに総立ちでした。2階席は最前列だけ見えましたが、そこも総立ち。フェスティバルホールがライブハウスのような盛り上がりを見せました。幕が降りてもお客さんのほとんどは帰ろうとしません。しばらくして黒服のスタッフの方数人が最前列あたりにやってきて、お客さんを帰らせようと急かします。その時Jasonさんがステージ左袖からひょっこり顔を出してくれて、ポーズを決めてくれました。僕自身この最後の最後のサプライズは非常に嬉しかったですが、さっき読ませて頂いたMoriyさんのレポにより、何だか申し訳なくもなってしまいました。でも規則を違反してまでして、千秋楽に集まったお客さんに最後に感謝の気持ちを込めての再登場、やっぱり嬉しいです。
今日の千秋楽は昨夜のツレに加えてもう1人同伴者が増えて3人になりました。その子は今回が初RDです。どんなリアクションをするか不安でしたが、僕以上の盛り上がりを見せました。休憩時間に話を聞いたら、「オープニングでつま先から体が熱くなってくるのが分かる」と興奮気味に語っていました。新たにRDフリークスを獲得しました。僕も今日はいっぱい泣きました。
今回で日本ツアー最後とのアナウンスがありましたが、Moriyさんが聞かれたらしいJoeさんの「We'll come back」を信じて、次を気長に待ってみようかと思います。もし次に来日公演が決定しても、「あの時最後の日本公演って言ったくせに、嘘つき!」なんて事は絶対に言いません。だから待ってます。今日の千秋楽を見てやっぱり思いました。Riverdance大好きです。