RD2008:7/13昼:「リバーダンス23」

けいとさん最終日レポートです。燃えましたね。
Aug. 17 2008
posted by けいと

7月13日 12:00 昼公演
Alan Scariff & Donna Marie Boyle
シブナ: アンドレイ・バライ & ユリヤ・リュカノーヴァ

この日本公演のツアーがスタートする前 ツアーがスタートしてからも
自分が見るのは東京公演のラストまでと決めていたのに
いざ終わってしまったら 失恋のような深い深い喪失感に
おそわれてしまい 大阪行きのことを少しずつ考えることで
自分を慰めていました。

けれども大阪は今まで一度しか行ったことがなく 関西とはほとんど
縁のない暮らしをしてきたので 
とても遠くて無理と勝手に思い込んでいたところ
ふと携帯で所要時間を検索してみたところ 東京から2時間半だと
わかり 徐々に行こうかなという気分になっていきました。

大阪は思っていたよりも本当に近くて 朝7時に地元の駅で電車に乗って
10時半にはもう新大阪に着いていました。駅のホームから
エスカレーターで上に上がる時 左あけしてるのを見て
あぁ 大阪に来たんだなぁと実感しつつ 気持ちはリバーダンスを再び
見れる嬉しさで興奮いっぱいでした。 

公演会場に向かう途中の景色は 6年前と同じ暑かった
この時期に 1度だけ観光で来た大阪の景色と随分似ていました。
キャストが泊まっているホテルだよと教えてもらった
全日空ホテルは 自分が数日間滞在した全日空ホテルと
かなり場所や建物の外観が似ているよな感じがするのだけど
ここはあの時と同じ場所なのかな・・・と思いながら歩きつつ
家に帰り地図で確認すると やはり自分が泊まったことのあるホテルで
小さな偶然を嬉しく思いました。

会場のフェスティバルホールは もうすぐ取り壊されてしまうそうです。
オフィス街のようなところを歩いて 道からいきなり建物の中の
階段を上ってすぐに入場という形で それが私はあまり好きでは
ありませんでした。オーチャードでも赤坂ACTシアターでも
入場する前には少し広めの空間があって 現実から公演の世界への
気持ちの切り替えが出来る場所があったのですが
このホールにはそういったスペースというか部分がなく
気持ちが湧き立つ間もなく 突然会場にいたみたいな感じで
なんと表現していいのか・・・物足りなさを感じました。

入場して掲示板を見たところ 想像していた通り アランさんとドナさんが
プリンシパルでした。今回 全部で5回もの公演を見て4回もこのペアでした。
縁があったんだろうなぁと今は思っています。

慌しく席について 開演を待ちます。
会場は ほぼ満席でした。

「リール・アラウンド・ザ・サン」

一番手前中央に立ち 最初に頭をグルっとさせる女性ダンサーは
この回も カーラ・ケイシーさんでした。このカーラさんは 女性プリンシパル
3人以上に素敵な雰囲気でいつも見とれていました。
スラッとした体型に小さなお顔 顔立ちもとても可愛らしく 長い金髪は
軽くウェーブして この方がプリンシパルだったらきっと素敵だろうなぁ
といつも想像しながら 彼女の踊りを見ていました。

「サンダーストーム」

ここまでケビン君の出番がなく ヤキモキしていました。
やっと見れたけど なんだかやせちゃってました・・・。
ケビン君だけじゃなく他のダンサーさんも ひと月前の東京公演の
頃よりかなりやせてしまった感じがして胸がいたみました。
この暑くてジメッとした時期の ホテル生活や移動移動の
連続 プラス ケビンくん日記を読むと かなり飲んだり食べたり
遊んだりしていて 本当に身を削りながら この長期の日本ツアー
を行ってくれたんだなぁと 泣けてきそうでした。
けれども一人 はるかちゃんだけがふっくらしてました(笑)。

「ファイアーダンス」

ジェイソンとジョーさんとキーラン・ハーディマンくんが出ていました!
すごくジェイソンのファンになったのに 途中までジェイソンだと
気づけませんでした。プリンシパルではあんなにすごいのに
トゥループの中で踊っている時は そのオーラを消してしまうんですね。

「リバーダンス」

私は一人で席に座り  周囲には少しばかり空席のある
場所だったのですが ここまでなんだか 会場ののりが今いちなのです。
私が始めてリバーダンス日本公演を見たとき 全く盛り上がりもなく
スースーとなんだか体が寒かったような感じを覚えているのですが
この時もまたスースーと寒いのです。
あれ?大阪って??盛り上がるんじゃないのかな???
みたいな感じで 前半が終了しました。

休憩中は 携帯から掲示板への書き込みです。
これまで 東京公演が終わってからは みなさんの各地からの
書き込みがすごく楽しみだったので 今回は私も!と
思ったのですが 携帯からの書き込みはとても苦手です。

「トレーディング タップス」

後から聞いたのですが 大阪はここでスイッチが入るそうです。
そしてラストまで怒涛の盛り上がりになるんだそうで
確かにすごく盛り上がりました!
この日のこれで面白かったのは ジェイソン(アメリカンタップの方です)
さんがアイリッシュをバカにする踊りで キャスリーン伯爵夫人の
女性プリンシパルのマネをしていたことです。
これがまたほんのちょっとだったのですが 実に優雅に忠実に
踊っていて笑えました。
アイリッシュ組は アランさんと ケビンくん!と アンドリュー・オライリーくんです。最後にケビンくんのトレーディングタップが見れるなんて!
アメリカンタップをバカにするシーンでは ケビンくんお尻ふってましたけど
顔はなんだか疲れてました。

「ハートランド」

最後の最後になって プリンシパルのアランさんの踊りの素晴らしさが
わかったような気がしました。
小刻みで正確な早いステップだけど強さが足りないかなぁ
と 東京でのレポートに書いたのですが この日の踊りを見て
コリン・ダンを彷彿とさせるような踊りをするなぁと感心しながら見ていました。

「フィナーレ」

ケビンくんが 自分のほぼ直線上の先にいたのが嬉しくて
ずーっとケビンくんばかり見て 名前を叫び続けてしまいました。
旗も降りました。会場は総スタンディングで幸せなハッピーエンドでした。

そしてそしてステージドアへ・・・

いつもいつもステージドアに行きましたが 今回初めて見たのが 「Stage Door」とリバーダンスの紙に太くしっかり印字された紙が 壁に貼り出されているという光景でした。
あれは関係者向けではなく 絶対ファンへのものだとしか
考えられないくらい とって付けたような でも心温まる
日本のファンへの最後の粋な計らいだったのかなぁと
心にくるものがありました。
(あまりにもとって付けたような感じに少し笑えましたが・・・)

ジェイソンとケビン君はもちろんなのですが
印象に残っているのは ロシアンダンサーのエフゲーニアさんと フラメンコのロシオさんです。エフゲーニアさんは向こうから見つけて
来て下さって 今までロシアンダンサーに注目したことは
ほとんどなかったのですが 名前を知ることで すごく演目への
興味も増したことや 個々のダンスの個性を見分けることが
できたりして その中でもこのエフゲーニアさんはいつも
笑顔で 少し日本人的な雰囲気もあるのか こちらも緊張せずに
話しかけられる忘れられないダンサーの一人になりました。
ロシオさんは 舞台上でのパフォーマンスや見かけの妖艶さとは
全く考えられないくらい とっても可愛らしい女性でした。
声も独特な素敵なお声で 日本との別れをものすごく
名残惜しそうにして下さってました。

ステージドアを離れ 橋の上で これまで全く遭遇できなかった
アランさんと会えました。
二人の女性ダンサーさん (名前を聞くと「私達 二人ともニーブなのよぉ」)
と3人で歩いていまして 後からパンフを見てわかったのですが
アランさんは プリンシパル兼ダンスキャプテンで
ニーブ・ユースタスさんも女性のダンス・キャプテンということで
話しをしていて それが納得できるような しっかりとした女性でした。
このニーブさん二人は 思い起こすと 第一幕演目の最後の
リバーダンスでは プリンシパルに続いて出てくる 6名?4名?
の中にかなりの頻度でいたような気がします。
かなりのベテランなのかもしれません。
やっぱり本人に会うと その人がとっても良くなってしまいます!
今回の日本公演は見た5回中4回がアランさんでしたけど
全て終わった後に会えたのが残念でした。
ニーブ・ユースタスさんも今回初だったので
ダンス・キャプテンというお仕事のため わりと他のキャストとは
別行動的なところがあったのかもしれません。

それから 旗!なのですが たまたまそうだったのかも
しれませんが アイルランド以外の出身の方が随分いました。
ジョーさん ケビンくんのアメリカをはじめ ジェイソンのオーストラリア
ドナさんのスコットランド Kazuさんお気に入りの金髪クルンの
キーランくんはニュージーランド 一番背の高いパトリックさんは
ロンドンなどなど アイルランドとはっきりわかったのは アランさんシボンさん
あと バリーさんという男性ダンサーお一人だけでした。。。
そういえば ときこさんはるかさんもアメリカになるのかな??(moriy注:そうですね、国籍では。)

聞いた中でアイルランド出身があまりいないとわかるうちに
そ そ そうなのかぁ・・・(しんみり)な気持ちになりましたけれども
陽気なアメリカンのケビンくんが喜んでくれていたので
ま いっかーとしておくことにします。

この大阪ではものすごく会いたかった懐かしの方にも会えました。
すごくすごく嬉しかったです。
moriyさんの書かれているように この10年近く 生活には
いつもリバーダンスがあったなぁと思います。
心の中ではリバーダンス中心の生活というか(笑)。
映画とか音楽とか本とか その他にも いろいろ感動できるものって
たくさんありますけれども こんなにずーっと夢中になれるほどの
感動をしたのは アイリッシュダンスと音楽がはじめででした。
そうこうするうちに10年近くの時が流れて リバーダンスも
日本での公演を終了して・・・
改めて moriyさま今まで本当にありがとうございました。
他にもたくさんの方 心からありがとうございました。
それではまた!

レポートお待ちしてます
あなたも自分の視点で書いてみませんか?