RD2008:6/21昼:
名古屋公演6/21(土)13:00〜
今日は4階席からの鑑賞です。4階3列という場所は、前2列との間に通路&段差があるので、気持ち余裕があります。
ここからの眺めは、階下(1階席)が全く見えず、手摺りの上には舞台しか見えません。ちょうど舞台だけをケータイの横長画面で切り取ったようです。(ワイド液晶TVぢゃなくて「ケータイ」なのは、舞台がとても遠く小さく見えるからです…)
プリンシパルは、Donna Marie Boyleさん & Jason Oremusさん。Jasonさんは今回の名古屋公演では初めてプリンシパルとして登場なのですが、この席からではその様を見届けられないのであきらめます。(先日までの群舞の中では、写真と御本人の顔とを一致させることが出来ませんでした)
公演が始まってみると、意外と音響が良いのに驚きました。舞台上の直接音とスピーカーからの音響と、それらが壁を反射して届く間接音とが、実にうまくミックスされて耳に届きます。特に気付いて驚いたのは、静かなコーラス曲「The Heart's Cry」で、舞台に入場してくる足音が聞き取れたこと!(まさか誤って床マイクが入っていたわけではないでしょう)
しばし今日は、ダンサーの配置とか舞台構成を俯瞰して楽しもうと割り切っていたのですが、やはり、つい身を乗り出して見入ってしまいますね(笑)。
今日、Shivnaを踊ったのは、おそらく妻がお気に入りのダニラ(茶髪小柄の男性)とオリーナのペア。ふたりの踊りを重ねて鑑賞するアングルにしては、ちょっと無理がありましたが、下界(視界の下)で繰り広げられる女神と人間との葛藤を見下ろすのは、趣の変わった経験でした。
Fire Danceで登場の男性4人、明らかに長身のJoeさんは判別つきました。が、ターンで一瞬、足を滑らせた(出遅れた)様子。筋など傷めてらっしゃらなければいいのですが。
第1幕後半のHarvestでは、「舞台からのわずかな音(=例えば、さっきの足音)がここまで届くのなら…」の逆の発想で、Patくんのフィドルのパートに移るなり、確信犯的に会場一番乗りの手拍子を始めます。もちろん、4階席で手拍子をしているのは私だけ。その音が、ビシッ、ビシッと両壁に反響しているのが分かります。果たして、階下そして舞台にはどれほど届いていたか…。(手拍子に夢中で、さて予告のアレンジ?があったか不明)
第2幕。American Wakeは、ここ4階席からは、はるか遠くで演じられているように見えます。それでも、先ほど第1幕の手拍子で、周囲の方に「変な人」と十分バレてしまっているので、コワイものなしで幕と同時に手拍子を始めます。
…結局、終わってみれば、チケット購入当初「傍観」もしくは「途中休憩」「息抜き」と割り切っていた4階席にいながらも、しっかり「1階席ペース」で拍手&手拍子を送っていました。遠いからこそ、手拍子にも力が入ります(笑)。
ただ、ここ4階席からは舞台しか見えず、1階席の様子が全く分からないのです。舞台からの音の響きは抜群に素晴らしいのですが、1階席の観客のみなさんの盛り上がりの様子(歓声・拍手・手拍子・スタンディングオベーションなどの反応)が、全くと言っていいほど伝わってきません。階下とは完全に隔絶された環境でした。
フィナーレ。プリンシパルのDonnaさんが(多分、うれしそうに)盛んに手拍子を誘っていました。舞台からは、おそらく決して目の届かない4階席の暗闇の中にも、Riverdance大好き!なファンが少なからずいることが伝わっていればいいな…と思いつつ、次のソワレ鑑賞前の休憩のため、しばし会場を離れました。
(追記:残念なことにフィナーレの途中で、一瞬、1階席右側の壁にフラッシュが反射して光りました。不心得者がカメラ撮影を試みたんだと思います。公演が中断されず最後まで続けられたのは幸いでした)
by みれーぬ