RD2008:6/20夜:
名古屋公演6/20(金)19:00〜
名古屋通いも4日目。開場前に早めに着いたので、オアシス21(愛知県芸術劇場前にある、バスターミナル兼オープンスペース付きのショッピング街)をブ〜ラブラしていると、PiperのMattさんがスタバでコーヒーを買ってマックへ。少し腹ごしらえしたかったんでしょうか。KellyさんとRocio さんが、エレベーターに乗って地上へ向かっているのも見えました。他にも、目立つグリーンのポロを着た長身男性ダンサーや、黒タンクトップの女性ダンサーがちらほら。リハーサルを終え、みなさん休憩時間のようです。
さて今日の席は、1階7列目40番台。舞台右袖がやや切れるのが惜しいところ。
プリンシパルは、初にお目に掛かるCarla O'Breinさんと 、昨日に続き AlanScariffさんでした。
Carlaさんは、昨日のDonnaさんほど小柄ではないものの、やはり可愛らしい感じの女性。終始笑顔で、白い歯を見せてニコニコして踊っています。
そんな和やかな微笑ましいプリンシパルのおふたりに対し、兄貴肌のJoeさんはバックダンサーに廻りながらも盛り上げ役に徹してらして、会場の手拍子&拍手を煽ったりと忙しく働いていました。
忙しいといえば、Harukaさんは太鼓役、Tokikoさんは歌役で多数出演&活躍してらっしゃいました。キャサリーン伯爵夫人の演目で、おふたりが階段上に並ぶシーンがありますが、同じ段位置に向かい合わせに配置しているのは、髪の色を左右対称に合わせる演出効果なのでしょうか。
今日のShivnaは、Yuka(ブロンド丸顔)とAndrji(ブロンド長身)のおふたりでした。昨日の振り付けがことさらに「モダン」だったと感じました。妻は、お気に入りのDanilaさんの踊りをあと何回観られるか、指折り数えて予想しています。
Treading Tapsは、Tap組の人気勝ちでした。Kellyさんが馬跳びに加え初の宙返りを披露。こんな華々しい技をキメていながら、何のことはないと謙虚に舞台を退いていきます。
ところで今日は、冒頭のThe Heart's Cryでまさかの音響トラブルに見舞われました。
断線か接触不良のようなザザッ、ザザッというノイズがスピーカー音に乗ります。美しいHayleyさんの表情が一瞬曇ったように感じ、とても痛々しかったです。
直ぐに音響側で調整対応し予備の回線に切り替えたようでしたが、やや音量バランスの悪い(耳当たりの強い)スピーカー音が続きました。
その代わり、そのトラブル以降の「音楽陣」の盛り返しはスゴいものがありました。
第1幕クライマックスRiverdanceで再登場したHayleyさんの歌い方は、これまで以上に気持ちを込めて丁寧に歌い上げているようでした。
フィドルのPatくんも、アクションの大きさといい、笑顔と目配せといい、日毎にノリノリになっていくのが分かり、とても楽しくうれしく思います。今日はGuyさんのバウロンの独奏に合わせて会場からも手拍子が起こり、うれしそうな笑顔を見せてくれました。ノリがいいんだから、もう少し聴かせてよ、と言いたくなります。
ところで、今回の公演では録音テープ進行が多いため、比較的キチッキチッと時間どおりに演目が進んでいきます。
その中で、Treading Tapsのアドリブと後半のフィドル&バウロンの競演の盛り上がりが終演時間に影響しているハズなのですが、この4日間、終演時刻の差は1〜2分程度。何とも味気ない余韻が残ってしまいます。(もちろん、毎日満足&シワアセいっぱいなのですが)
特に、前半のMatさんによるUilleann Pipesの演奏、Caoineadh Chu’ Chulainn(クーフランの哀歌)は、もっともっとアレンジして構わないので、会場いっぱいの響きと余韻の残る演奏を期待しているのですが、伴奏?がテープなのでどんどん進んでいってしまう、アレンジを加えていると置いて行かれてしまう、という状況です。もったいない…。
前半の音響トラブル以降、今日は目より耳の感覚が(意識して)冴えていたので、聴きごたえがあり「音楽面」で満足度の高い一夜となりました。
会場の盛り上がりも良く、私たちの後方からも盛んに声が掛かっていました。
フィナーレには、(周囲の迷惑も顧みず)早々にスタンディング・オベーションを送り、Joeさんからしっかりチェックしてもらいました(笑)。
これまでの平日3日間の観客の入り&会場の盛り上がりは、Riverdanceに惚れ込んでいる者としては「なんで? どうして?」という感じが拭えなかったのですが、今日ようやく、残る週末の4公演を安心して(期待して)迎えられる気がしました。
by みれーぬ