RD2008:6/19夜:
名古屋公演 6/19(木)19:00〜
今日の席は、1階R列という壁際のボックス席です。手摺りの下に1階席の1列〜10列あたりが見えます。
今日の空き席は、1階席にもまばらに見られ、2階席では3分の1くらい、3階〜5階にかけては埋まってる席の方が少ないくらい...。小編成に合わせ舞台の袖を絞り込んでいるので、死角となる席を空けている(販売対象としていない)のが、さらに「空席感」を増しているようです。
さて、本日のプリンシパルは、Donna Marie Boyleさん& Alan Scariffさん。Donnaさんに関しては、公式HPに何のコメントもないので、どんな「おでこちゃん」が登場するか楽しみにしていました。
すると、とっても小柄な女性が飛び出して来ました。ステップがとても軽やかで、ハードシューズに替えてもタップの音が高音域に感じられます。(昨日まで2夜続けて迫力!のSiobhanさんでしたから、かなり雰囲気が異なります) キャスリーン伯爵夫人としては役不足?(笑) 手の動きを多くして表現に幅を持たせているようです。
第1幕最後のRiverdanceで再登場した際には、マントが「すっぽり」という感じで(笑)とても可愛らしかったです。
方やAlanさんは、ステップが早い!細かい!と感じました。Donnaさんとのバランスはいい感じです。それに終始笑顔! 昨日まで吠えていたJoe さんとは、異なるキャラクターを演じています。
バレエ演目のShivnaを踊ったペアも、昨日と変わって茶髪の女性(後に、エフゲーニアさんと教えていただきました)とブロンド男性(セルゲイさん)で、前2日のペアと振り付けが違っていることがはっきり分かりました。このおふたりの振り付けは、モダンというかパントマイム的な動きがところどころ見られました。
第1幕を終わってみて、この位置(席)から観てようやくShow(舞台)の全体を見渡すことができた気がしました。昨日までは、お目当てのダンサー(出演者)を右へ左へと目で追ってましたから(笑)。
第2幕、間髪を入れずに手拍子を送ります。私たち夫婦の隣の席は、高齢の上品そうな御婦人連れで、ロイヤルボックスに相応しい雰囲気で鑑賞してらっしゃいましたが、その後ろに日系ブラジル人とおぼしきカップルがおり、私たちのノリ以上に盛んに声援(本場仕込みの「ブラボーッ!」)&手拍子&拍手をしてくれていて、とても心強く、またうらやましくも思いました。
Trading Tapsでは、今日はJasonさんが張り切っていました。また、前2日の印象では、DVD版のN.Y.公演の時のようなIrishとTapの「掛け合い」の様式が崩れて、個人技対個人技(舞台のあちこちで勝手に競っている、みたいな(笑))のように思えたのですが、今日の展開はしっかり3対2で演じていたようです。
そして今日のGuyさんのバウロンの演奏には、しっかり聴き入っていました。やっと、昨日までとアドリブを変えているのかな?くらいまで分かりました。ただ相変わらず、手拍子を入れていいものか迷います…。
あっという間のフィナーレ。Moscow Balletの中央ペアが女性を高く持ち上げるのですが、そのリフティングしている時間がほんのわずか長く、ブロンド女性(ユリヤさん)が「あれれ?」というような表情を見せました。
総じて、今日の客層は高齢の方が多い印象でした。自ずと1階席付近のノリもイマイチで、手拍子が起こるのも遅め&少なめだった気がしました。もちろん、要所要所で拍手は湧いていました。そんな中、舞台と視線が合う機会は少なかったものの、昨日までの勢いで(笑)一生懸命、ボックス席から拍手&声援を送ってきました。私たちの後ろの席のカップルにも感謝、感謝です。見ず知らずの他人ですが、「ありがとう!一緒に楽しめました。」とお礼を言いながら握手したい気持ちになりました。舞台も客席も、一緒になって楽しめる魔法が、このRiverdanceにはあるのでしょうね。
by みれーぬ