RD2008:6/19番外:「Riverdancers V.S. Tap Dancers」
名古屋公演通いも3日目。妻との待ち合わせ時間よりも早く、会場前のオアシス21広場に着いてみると、平日でしたが仮設ステージ上で何かイベントをやっています。
ステージ上には、Tシャツ姿のラフな服装の男1&女2の3人組。何とタップダンスのパフォーマンスを始めました。(隣の愛知県芸術劇場でRiverdanceの公演があるのを知っていてのことか分かりませんが)
女性ひとりが木の箱を叩いてドラムを演じ、男性1&女性1がファンキーなタップを演じます。軽快なタップ音が、広場に響き渡ります。
「こりゃあ、目を引くよなぁ…。」と思い周囲を見渡すと、案の定、リハーサルを終え開演前の休憩のため出てきたRiverdancerたちが、通り過ぎながら振り返ったり、足を止めて遠巻きから見入ったりしています。
ふと、ステージに近付く外国人男性がいたので、ちらりと横顔を見ると、バウロン奏者のGuyさんのようです。手には分厚いガイドブックとアイスカフェオレのカップを持っているのですが、このステージをデジカメ(Canon IXIでした)に収めたいらしく困った様子。
すかさず近付いて、「お持ちしますよ。」と声を掛けます。(本来なら「May I help you?」なのですが、とっさのことで言葉に出ません) 突然の申し出にさすがに驚いた様子でしたが、こちらの意を察してくださり、ガイドブックとカップを私に預け、ステージに近付いてパチリ、パチリとタップダンスを撮っていました。
戻ってきたGuyさんに、ガイドブックとカップを返しながら、「Riverdanceのミュージシャンの方ですよね?」と尋ねると、「ドラムだよ。」
「昨夜もShowを観ました。今夜も観に行きます。楽しみにしてます。」と伝えて別れました。
さて、タップダンスだから彼か彼もいるだろうなぁ…と思って見回すと、向こうの柱の側に立っている男性と目が合いました。「やぁ。」(たぶん)と手を振っています。こちらが見つけるはずが逆に見つかってしまったようなので(苦笑)、観念して近付いていきます。
「Kellyさん、こんばんは。またお会いできてうれしいです。昨夜のハイ・ジャンプ(でいいのかな?)はスゴかったですよ。」と、昨夜、名古屋で初の披露となった馬跳びの感想を伝えます。「ところで、あのステージにいるのは、あなたのライバルですか?」Kellyさん、苦笑い。アマチュアの初々しい?タップを楽しんでらっしゃるようなので、邪魔をしては申し訳ないと思い、早々にその場を離れました。
次に遭遇したのは、長身男性4人組。うち、ひとりはもう顔と名前が一致しています。
「Joeさん! お会いできてうれしいです。昨夜のパフォーマンスも素晴らしかったですよ。感動しました!」
Joeさんも、最前列で終始騒いでいた私の顔を覚えていてくれたらしく、固い握手で応えてくれます。「今夜も観に来てくれたのかい?」
「もちろん!毎日来ますよ。ところで、あちらにKellyさんがいますよ。タップダンスを楽しんでいるみたい。」
「ああ、そうかい。ありがとう。じゃ、また後で会おうな。」みたいなことを言って、Kellyさんのいらっしゃる方へ行き、腕組みをしながらしばしタップダンス鑑賞をしていました。
「あの3人は、自分たちがプロのRiverdancerたちに見られてるのを分かっているのかしらん?」と思いつつ、「プロのRiverdancerたちが、アマチュアのTapDancerたちを見ている」という非常に面白い光景を、私も端から楽しませていただきました。
by みれーぬ