RD2008:6/17番外:「Tokikoさんに会った!」

みれーぬさんの番外編レポートです。
Jul. 6 2008
posted by みれーぬ

 名古屋公演初日の6/17(火)、私たち夫婦は会場前のオアシス21で待ち合わせし、とりあえず開演前に腹ごしらえと、イタトマに入りました。

 注文を終え席で待っていると、場にそぐわない目立つ装いの女性がやってきて、私たちの隣のテーブルに着きました。

 ふとその女性が席を外したので、好奇心に駆られて彼女のトレイに目をやると、見慣れた英字ロゴ「Riverdance」のIDカードが載っています。さらに覗き込むと「AAA」の文字、そして顔写真の横に「Tokiko」と名前が…。「え”〜っ」

 席に戻ってきた彼女を振り返り「マスダさんですか???」と尋ねると、さすがに驚いた様子、そしてトレイ上のIDカードを慌てて財布で隠します。(手遅れですってば)

 妻に、「ほら、Riverdanceに参加してるダンサー、マスダ・トキコさんだよ。」と教えると、さすがに妻もビックリ。こんなに間近でお目に掛かったことはありませんし、舞台衣装を着ているわけでもないので(笑)、IDカードを見なければ御本人とは分かりませんでした。

 しどろもどろで今夜のShowを観に来たことを伝えると、やっとニッコリ微笑んでくださいました。それからいろいろとお話ししようと思ったのですが、何と、Tokikoさんは日本人ダンサーとばかり思っていたら、日本語はあまりお得意ではないんですね。(私の不勉強です…)

 Tokikoさんから「Riverdanceを観るのは初めてですか?」と尋ねられた(気がした)ので、「いや、名古屋公演は今夜が初めて(そりゃそうだ。今夜が初日だから)。2005年、2003年、1999年の東京と大阪に観に行ってます。」と指折り数えながら何とか答えます。(今思い返せば、今回のツアーで仙台、東京へも観に行ってますか?と尋ねてらしたのかもしれません)

 英語があまり得意でない妻も、会場の座席配置表を取り出して、「今日はここ、明日はここ…。」と、これから毎日観に来ることをTokikoさんに伝えます。「う〜ん、この日は私のポジションから遠くになっちゃうわね。でも、手を振ってあげるわ。」と、優しい言葉(たぶん)をかけてくれます。

 このチャンスにと、バッグから「The Best of … 」のDVDを取り出し、「サインもらえますか?」とお願いすると、うれしいことにイエスの返事。Tokikoさんは、ジャケットのどこに書くかちょっと迷った後(私が持っていたのは輸入盤のDVDで、国内盤と違いサイン出来るような「隙間」が少ないんです)、小さく「(ハートマーク)Tiki Masuda」と書いてくださいました。(後で知ったのですが、Tikiは愛称なんですね)(moriy注:Kiki、かもです。)

 連日Airに寄せられるレポートを読んで、東京公演最終日がとても素晴らしかったと聞いていること、東京での4週連続公演はさぞハードだったでしょう、というようなことをたどたどしく伝えます。 すると彼女は、「1箇所で4週間というのは経験無かったわ。とってもハード・スケジュールだったけど、毎週月曜日だけは必ずオフになっていたので助かったわ。」との返事。(たぶん)

 ふと背後に気配を感じ振り返ると、さらに二人の女性。ひとりは日本人の顔立ちです。「Harukaさん?」と(日本語で)尋ねるとニッコリ笑みを返してくれました。もうひとりの女性はブロンドで、黒地のポロを着ていたのでダンサーではなくスタッフかもしれません。

 Harukaさんにも、「今夜のShowを観に来ました。楽しみにしてます。」と伝え、おそるおそる「あの〜、妻と一緒に写真を撮らせていただけますか?」と尋ねると意外にもあっさりOKのお返事。イタトマの店員さんには断りもなく、店の一角で記念の写真を撮らせていただきました。(他のお客さんたちがこの光景をどう見ていたか、私はそちらに背を向けていたので一切分かりません)

 そしてHarukaさんたちお二人は、「私たちはあっちにテーブルがあるから。」というような事を言って(おそらく)、その場を離れて行きました。

 ほどなくTokikoさんのところにも料理が運ばれてきて、しばし食事タイム。彼女が食べていたのはカルボラーナとトマトジュース。開演前1時間を切って食事をしているのには、正直ビックリ。私たちが、パスタとドリアを半分ずつ分け合っているのを見て、Tokikoさんが冷やかすようにニッコリ。「どっちも味見したいんでね。」と返します。

 しばらくして、食事を終えたHarukaさんが赤い携帯を持って「時間よ〜。」(たぶん)とTokikoさんを呼びにきました。おそらく楽屋から早く帰ってくるように連絡があったのでしょう。急いで食器を片付けに席を立とうとしますので、「食器の片付けは私たちがするから、急いで行って。」と促しますと、Tokikoさんは申し訳なさそうな表情をしながらも、私たちのお節介に観念したようで、「ぢゃあ、後で会いましょう。」(たぶん)と手を振って足早に店を立ち去って行きました。

 残された私たちは、今、一体何起こったのだろうと夢見心地の気持ちの整理をしつつ、DVDジャケットのサインとデジカメの写真を見直し、現実に起こった一連の事件をしばし再確認していました。 (ちなみに、Tokikoさんはカルボナーラに入っていたベーコンをしっかり残していました。ダイエット中なんでしょうかね。)

 名古屋公演の初日、それも開演前から、偶然とはいえこのような幸運に恵まれ、今回の公演が私たちにとって特別な思い出になることを十分に予感させるに足る、素敵な出来事でした。

by みれーぬ

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