RD2008:6/11夜:
5月24日の昼と勢い余って?その夜の公演も観て、この6月11日で今回3度目となりました。通算するとこれで何度目になるのか---ようやく10回ってところでしょうか---数えていませんけれど、残念ながら、私にとってはこれで最後と。
初めて観たステージは、1999年3月の初来日、なんと初日でした。
当日券に並んだんですよ。数えて10年が経ったわけですね。
公式に「最後の日本公演」と言われてしまうとやはりある程度確定的な話でもあり残念ではありますけれど、そんな事を言いながらも結局またあるかも知れませんし、実際に本当に最後か?ってのは次に来日しない限りは事実ですから。
まあ、様々な判断があるんでしょう。私如きにはそれが分かってもどうにも出来ませんし、ひたすら残念がるのも後ろ向きすぎますから、寧ろこの最後のツアーを観ることが叶ったと喜んで、目の前にある贅沢なご馳走を手の届く限りに楽しむ事が出来れば、それで結構な幸せなのではないかな、などと思ったりして。
ダンサーの話とか様々な技術的なことなど、もうどうでも良いというか、はっきり言うとちょっと分からなくなってしまいましたもので、それらはもっと目の肥えた方々におまかせするとして、今の感想だけ言わせて下さい。
それじゃあレポートではなくなってしまうのですけど。
"Riverdance"ってのは不思議なステージだと思うのです。
前回の2005年は体調不良ですっ飛ばしちゃいましたし、今回も直前まで不確定だったのですが、'Reel around the Sun'一発目のステップで久し振りにスイッチ入りました。単純と言えば単純なのですけれども。
過去のステージやCDやDVDのイメージが頭にあるせいか、あれ、パートがちょっと短い?とか疑問に思ったり、バンドが小編成になっていたり録音が増えていたりと、少々腑に落ちきらない部分もあったのですが、何だかんだとフィナーレに突入して、最終的には「ああ、やっぱり"リバーダンス"だなあ」と、観終わって感動しているわけです。
立ち上がって声を掛けて、指笛吹いて、手が痛くなるほど拍手をして。
「大団円」です。
24日のイベントの時でした。
ダブリナーズでトントンさんが言われたんです、
「こんなにハッピーエンドなステージって他にないですよ」と。
「フィナーレでみんな幸せになる、こんなのリバーダンスだけですよ」って。
成る程その通りですね。
鳴り続ける拍手とスタンディングオベーション
満面の笑顔で応えるキャストたち
そしてまた拍手。
本当に、みんなHappy!です。
もしそうでない場合があるとすればそれはおそらく、そのステージが終わりに近付いていること、或いは再びリピートできないことを残念に感じる時でしょうか。ただ、そう思っていても、あのフィナーレの間はそんなこと全て忘れて、本当に幸せな時間が流れます。
これから先Riverdanceがどのような展開をするのか分かりませんが、変わらずにこの幸せな時間を振りまき続けてくれるよう願っています。
「ああ、ここに来て良かった。」
心の底からそう思います。