6月8日（日）昼公演
1階F列16番
Alan Scariff & Donna Marie Boyle

1ヶ月公演なのに　今回やっと2度目の鑑賞です。
以前のように　頻繁に来れず　イベント2回とも結局見に行けず
前回見たときは　今回がラストなんだ・・・と　感傷に
浸りながら見すぎてしまったので　今回はしっかり気合を
入れて見るぞ！と　会場にのりこみました。

客層はやはり女性が多く　日曜昼ということもあって年配の方も多めです。
もちろん　1階席は満席です。そしていよいよ始まり！

の前にプリンシパル・・・

以前　2000年　2003年公演の頃はまだブレンダンさんとジョアンさんが
プリンシパルを務めていて　それ以外の昼公演などにプリンシパルを
踊ったダンサーは　アンダースタデイと明確な区別がありました。
アンダースタディのダンサーは　群舞にも参加していましたけれど
ブレンダンさんとジョアンさんが　バックで踊る事は絶対なく
どんなにデマチなどしても　全く遭遇できないほど　別格な
立場なんだなぁ・・・と当時思ったものでした。

それで現在は　プリンシパルとして名前の挙がっている方たちは
多分ほとんど群舞にも参加していたりして　見ている自分も
ブレンダンさんやジョアンさんの時のように　強く身構えることなく
出てきたダンサーを　ありのままに見ているのですが・・・　

前回と今回見たアランさん
体が細いせいなのでしょうか　細かくて正確なステップは すごいのですが　どうも床を踏み叩く力が少し弱くて　全体的に
インパクトに欠けているような気がしました。
だから　本来なら男性プリンシパルの見せ場で拍手がわき起こる
ような場面でも　過去と比べると　拍手が起きにくいというか
拍手のタイミングをつかみづらい感じがしました。

そして　女性プリンシパル　ドナ・マリー・ボイルさん。
たまに思ってしまうんです。どういう基準でプリンシパルって
選ばれるのかな・・・
このドナさんを見て　またそう考えてしまいました。

「リール・アラウンド・ザ・サン」　と「キャスリーン伯爵夫人」
に群舞で　他の女性プリンシパルの　カーラさんとシボンさんも
出ていましたので　ずっと見ていたのですが

要は　私のわがままなのですが　プリンシパルダンサーには
ダンスの技術だけではなくて　こう　華を感じたいというか
うっとりするような気品とか美しさを感じたいんです。

それで　わがまま続きで言いますと　キャスリー伯爵夫人に出ていた
女性ダンサーが大柄な方が多くて　重力を感じてしまうのです！
はじめてのアイリッシュダンス　「ロード・オブ・ザ・ダンス」の
「ケルティック・ドリーム」を見たときに　その重力を感じさせない
踊りに　妖精？と思ったくらい　衝撃を受けたのですが

もちろん　顔や体型でダンスを踊るわけではないということは
わかっているのです。

なんだかネガティブな事ばかり書いてしまいました。

公演はすっごく楽しかったです！！
手拍子も多くて　感じのいい雰囲気の中でフィナーレへと
突入していったので　最後は　総スタンディング。
舞台と観客が一体となって　何とも言えない幸せな気持ちに
包まれました。

そして！　ここから第二の決戦です。
今回日本公演ラストなので　記念に全キャストのサインをもらうぞーと
会場を飛び出し行ったのですが　現場に到着すると　
ダンサーさんは一列になってステップしたり体を動かしたりしていました。
なので　遠くからその様子を眺めていました。
しばらくしてそれが終わると　次々にみなさんが
歩いて来られたので　サインをお願いしました。 大好きなリバーダンスのダンサーさんにサインをもらうのは
いつも嬉しくて　舞い上がってしまうのですが　毎回サインを頂いても
サインが誰のものなのかわからないのが悩みの種でした。
なので　そうなりたくない！というのが　頭の中にあったからなのか
「素晴らしかったです！」と言うのを全く忘れてしまって
サインをして下さっているダンサーさんの横で「なんという名前ですか？」
を連呼し続けてしまいました（汗）。

それで　かなりのダンサーさんからサインを頂けたのですが
いつもは　舞台でも素敵だけど　間近で見るともっと素敵！美しい！
うっとりな気持ちになるのですが　今回はあまりそういう感じはなくて
男性ダンサーさんは　舞台上で見るより　さわやかで涼しげな
方が多くて　女性ダンサーは庶民的で親しみやすい方が多かったです。
プリンシパルの一人　シボンさんの笑顔が印象的でした。

ダンサーさんにサインをもらったりして　後日　また舞台を見ると
すごくその舞台やキャストに愛着を感じます。

私の最後残り2公演　プリンシパルが　ジョーさんとジェイソンさんで
ありますように！