RD2005:11/27夜:日本公演最終日
11/27の広島厚生年金会館・夜の部に行ってきました。
RIVERDANCEはこれで4回目の鑑賞となりますが、これまで観て来た公演のどれもが「●●さえ良ければ・・・」という感じで。
1996年に観たロンドン公演と比べるのが無理なのかも知れません。
2003年の広島公演は、グリーンアリーナという体育館で、ダンサーたちには広々と踊れる良い舞台でしたが、観客は段差のないアリーナ席にパイプ椅子。特に音響の悪さに定評のある会場なので、感動も半減でした。
今回は、広島ではバレエやクラシックコンサートが多く開かれる会場で、客席も高さがあり、観客にはとても良い環境でした。
観客の大半が何故か年配の方。
最終日とあって、県外から駆けつけた人も多かったように思います。
さて、ショーの始まりです。
幕の向こうにダンサーの影・・・人、デカッ!
いえいえ、違います。舞台が狭いのです(汗)
他のホールでも同じようなことが書かれていましたが、ここも舞台がかなり狭く、しかも奥がないので、ダンサーは表情からトウまでしっかり見える位置にいますが、勢い余って舞台から落ちやしないかと心配になるくらいでした。
内容は、やはり会場の狭さに合わせて人員や立ち位置を調整したせいか、ダイナミックさは半減。う〜ん、やっぱりダンサーには元気よく舞台の端から端まで跳ね回って欲しかった。
ダンサーやバンドも今まで見たことのない人ばかりだったように思いますが、やはりマリア姐さんがいないのは淋しかったです。
今回踊った人は、右足をケガしているのか、白いものが足の甲辺りに貼ってありました。大丈夫だったんでしょうか。
ダンサーもですが、歌やバンドも、これまでと違って「個性」を出していたように見えました。
繰り返しDVDやCDを聴いているので、微妙に音やリズムが違うのが分かります。
色々評価はあるようですが、素晴らしいショーであることは間違いないので、他のカンパニーとは違った色を出していって欲しいと思います。
さて、問題のお客さんですが・・・。
広島の観客は「大人しい=ノリが悪い」ということをよく聞きます。
ノリが悪いのではなく、こういうものに慣れていないのが大きいところではないかと。
タップの音を堪能したいのに手拍子入れるとか。
逆に、ここは拍手でしょう!というところで硬直してるとか。
後半からはダンサーたちが上手に手拍子をリードしてくれたので、ようやく自然にそれが沸く様になりましたが、やはりタイミングは掴みづらいようでした。
演目の最後、あの畳み込むような曲の盛り上がりの後、プリンシバルが決めのポーズをとったところで観客が総立ちになる「予定」だったのですが・・・立ったのは前方の女性数名くらいで本当に少なかった。
最前列の男性は、一瞬振り向いて、後ろが立たないので諦めて座ってしまいました。
私も立ち上がりかけたのですが、やはり後ろを見ると誰も立ち上がる気配がないので、申し訳ないけどそこでは座ったまま拍手を送りました。
フィナーレの最後になって、ようやく総立ち。
惜しみない拍手が送られました。
ただ、厚生年金会館は時間厳守でピッタリ終わってしまうので、会場が明るくなってもアンコールの拍手を送り続けていた人たちは、さぞがっかりしたことでしょう。
だから、あのタイミングで立って拍手を送って、アンコールの手拍子をしないとダメなのに・・・。
と思いつつ、実は初めて見た時の私も同じでした。
次回の広島公演(があれば良いのですが)では、迷わず拍手やスタンディングできるように、ぜひDVDで感動をリプレイして欲しいと思います。
以上、つたない文章で申し訳ありませんが、広島公演レポでした。