RD2003:11/6夜:Joanneさん素晴らしい!

Dec. 5, 2003
posted by Q-TIP
プリンシパル:Conor Hayes & Joanne Doyle

2002年2月のUKツアー以来のRD鑑賞となりました。
全体の感想として、総じて楽しめたのですが随分違和感も感じてしまいました。

Joanneさん素晴らしい!

 今までなぜかJoanneさんのパフォーマンスを観ることが出来ず、私の中では女性のプリンシパルと言えば、RDoBで観たEileen MartinさんがNo.1であったのですが、今回生のJoanneさんのパフォーマンスを観て唸らされました。両者ともに持ち味が違う「動」のEileenさんに対し「静」のJoanneさんとでもいいましょうか、Joanneさんには非常にしなやかという印象を受けました。ソフトシューズでのダンスがお気に入りになりました。

 男性のプリンシパルConorさんについて、いろいろ賛否両論があるようですが、なにせ私の初RD 鑑賞(RD初来日時)の時に男性プリンシパルが務めていたのが、当時LiffeyのアンダースタディであったConorさんであり(その際のパフォーマンスの記憶はありませんが)、思い入れのある出演者の一人です。今回は、RDoBを経て随分Shannon色の強い振付になったなぁという印象です。(この意味は演技者が積極的に全身を使ってポーズを決めたり声を出したりしてアピールしているという意味です。)私的には力のこもった演技が気に入っています。

 その他で印象に残った出演者としては、Yolandaさん。観るごとに味が出てきます。今回もさらに表現力に厚みが増して素晴らしかったと思います。

違和感

随分規模が縮小化されかつシステマティッックになったなぁという印象です。それは2000年シーズンを境に削減傾向が続く出演者・全体のこぢんまりとしたセット・やったら速くてシステマティックで「あそび」や「間」の無い進行からくるものです。(来年からの新展開をにらんでの予行演習なのかしらん)。演出面では、全体にスモークが少なくて幻想的な味が薄れました。またスポットライトのミスやタップの音の拾い漏れなどスタッフ側の手落ちも目立ち、今までこんなことなかったのになぁと今後に不安を抱かせるものでした。背景画が刷新されたことや、音響面で生音と群舞でのタップの効果音がはっきりと違いが分かってしまうところは、何度も観ている者にとっては評価の分かれるところでしょう。

 しかし何といっても演目が削られてしまったのには残念ですね。特に「Home and the Heartland」はRDの最後の盛り上げにつなげる意味でそしてその歌詞でも歌われている故郷へ想いという重要なメッセージを伝える意味で重要なパートだと思うのですが、ここはいくら良心的に解釈しようとしても納得のいかないところです。

でもでも最後にはやはり楽しんでしまえるからRDは怖いというか素晴らしい。まだ2日目ですし、今後の挽回を期待したいと思います。

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