リバーダンスの再来日を知って　公演ツアーが名古屋でスタートする事がわかった時に　’リバーダンスを是非出迎えねば！　名古屋だったら近い！’と思い　この公演を見に行くこととなりました。
東京以外で見るのは初めてなのと　待ち焦がれたリバーダンスに再び逢えるということで　かなりワクワクしていたのですが　事情で一人で行くことになったのと　さらに誰も知る人もなく　公演会場についたときは少しアローンな気持ちになりました。おまけに　会場周辺をよく見てみたいナと思い　いろいろと歩きまわっていたのですが　何人ものダフ屋さんに声をかけられていたたまれなくなり　仕方なく会場に入ることにしました。もしかしたら　一人でチケットを求めてさまよい歩いてる風に見えたのかもしれません・・・

会場のつくりや雰囲気は　前回LOTDの会場となった　東京代々木第一体育館のようでした。代々木体育館が楕円形なら　レインボーホールは円形という感じで　広さはひと回り小さめといった所でしょうか・・・私の座席へはアリーナ後方から階段を数段上って　そして　緩やかな階段を下りて行きます。 席は１６列目なのですが　思ったより舞台から遠く感じて　感覚としては東京国際フォーラムの２０列目以降といったところでしょうか・・・
前回の名古屋公演と同じで　１〜９列目がものすごく広い間隔をとってフラットに並べられていて　１０列目以降が２列ごとに一段一段高くなっていき　しかも座席も前の人と重ならないように並べられていたために　遠いけれども見づらいという印象はありませんでした。

席に座って会場を見渡すとアリーナもスタンドもほぼ満席。でも　不思議と圧迫感はなく　円形だからなのでしょうか　アットホームな感じさへしました。
開演までの数分間は　座席の上に置かれていた演目のチラシやＣＤ・ＤＶＤの広告を見ていました。　そこでふと　演目の中に「Ri Ra」がないことに気がついたのですが　そうこうしてるまに会場が暗くなり　舞台中央の階段の上からスモークがすべりおちはじめたので　私はすっかりその事も忘れ　そして　舞台に引き込まれていったのでした。

前半はとにかくボケーっとショーを見続けていました。公演直前には特に　Livefrom Genevaを何度も繰り返し見ていたために　実際のショーを見てるんだという実感がなかなかわきませんでした。それは　舞台スクリーンに映る映像が以前とは異なっているのをみて　やっと現実なんだと認識できるほどに　ほんとにほんとに実感がわきませんでした。休憩時間にはバンドのブースを見に行ったのですが　それでもまだフワフワとまるで夢の中にいるような感じだったのですが　２幕目に入ってようやくそれが覆される出来事が起こりました。

「Heal Their Hearts」の時　きっと右のはじにいるであろうと思っていた　アメリカン・タップのダンサーの姿が見えなかったのです。どうしてかなぁ？と思いつつも漫然と見ていたところ　いきなり　「マケドニアの朝」に場面が移り　「Trading　Taps」が抜けたことに気がついたのでした。頭の中では「なぜだ　なぜだ」と　あれこれ考えがめぐり　解決せぬまま　ショーは普通に進んでいきます。疑問がショーの進行に追いつかぬまま　さらに　「Ri Ra」の欠落。開演前に読んでいたチラシの演目から「Ri Ra」が消えていたこを思い出し　＝　Trading Tapsも演目から消えてしまったのか？　と　さらに衝撃を受け　衝撃と疑問とショックがいえぬまま　けれどもショーはどんどん先を行き　何がなんだかわけがわからぬまま　ヨランダさんのアンダルシアや　モーリンのフィドルが目の前をかけぬけ　そして舞台は暗転。ダンダン　ダンダン　ダンダン　ダンダン　と白いスポットライト。大好きな「Home andthe Heartland」まで抜けてしまったことに気づかされ　呆然とフィナーレを迎えることとなってしまったのでした。

その時は状況を全く把握していなかったため　なんで？・・・という気持ちが頭の中をかけ巡って一気に脱力してしまい　かなり足取り重く会場を後にしたのですが　舞台は生き物　変わっていくものなんだし　今までのものやビデオと比較しちゃいけないよね・・・と思いつつも　少しばかりさみしさの残った　私の日本公演１番目のリバーダンス鑑賞でした。。。
ただ　その中でも良かったのは観客の人の温かさでした。上手く説明できないのですが　熱狂的ではないけれども　精一杯声援を送ろうという雰囲気がひしひしと感じられて　今思い出してもジーンとします。

次は東京公演。精一杯声援をおくろうと思います。