RD2003:10/24夜:今世紀最初の生リバーダンス
日時: | 10月24日(金)19時 (および25日(土)18時) |
---|---|
会場: | 名古屋レインボーホール |
座席: | 24日1列目31〜32、 25日1列目29〜32 |
単身赴任先から飛行機で名古屋空港まで戻り、名古屋駅前のJR高島屋で自宅から出てくるカミさんと待ち合わせ、早めの夕食を摂ってホールのある笠寺駅に電車で向かいました。
掲示板にも書きましたが、今回は主催者のキョードー東海の会員に入会し(年会費3500円)、有料会員の先行予約に賭けた結果、24、25日ともにアリーナ中央ブロック最前列のバンド寄りという恐ろしい席を入手しました。春の「オケピ!」の時に有料会員が良席独占しているのではと疑念を抱き試してみた成果です。次回以降の名古屋公演で皆さんの参考になればと思い、書いておきます。
(もちろん、すべての公演で有効かどうかはわかりません)
予想もしなかった最前列の席を確保し、この一ケ月は家族そろって地に足がつかず、浮ついた日々を過ごしていました。カミさんが言うには、大学受験を控えた二女も昨日は久しぶりにバイオリンをケースから出し、リバーダンスの曲ばかり弾いていたとか。
駅から陸橋を渡ってスタンド席入り口まで行くと、前回同様テントでグッズを売っているのが目に入りました。何となくさびしいのは前回あったネスレの試飲コーナーが無いからでしょうか。会場のレインボーホールはホール内にスペースの余裕が無くグッズ売り場は外にテントで設置するしかないので、2000年の名古屋公演は寒さが身に染みる12月だったから、係の人たちは寒さ対策で大変だったろうと思います。
明日も来るのでとりあえずパンフレットだけを買い求め、階段下のアリーナ席入口を目指しました。今回、アリーナ席入口は客席の最後尾側のドアに変ってましたが、それに気づかずに前回入口だった客席右手のドアに直行したところ、何人かの外人さんがドアの外に立っており、その中に見慣れたトレーディング・タップの衣装のウォルター・フリーマンさんを発見しました。
カミさんと二人しばし呆然としていると、フリーマンさんが奥に戻りかけたので慌てて追いかけてパンフレットにサインをもらいました。サインした後、フリーマンさんが日本語で「アリガト」と言ったので、我々も慌てて「サンキュー」と返し、握手して別れました。
正規の入口に行くと装置故障とかで開門が遅れており、列に並び15分ほど待った後に入場しました。開演時刻になっても客席の人の動きはなかなか収まりません。定刻に始まらないことをこの地方では名古屋時間と言います。定刻の約10分遅れで照明が落ちバンドのメンバーが出て来ると、客席から拍手が沸き起こり至福の2時間が始まりました。
ダンスは全くの素人なので、以下は初日、二日目と二夜連続で見たことの個人的な感想を羅列します。異議ありという方もあるでしょうが、ご勘弁を。
男性プリンシパルダンサーのコナーさんは、初日は堅さというか力みを感じましたが、二日目の夜はこれが抜け、フィナーレには何か大声で叫び周りのダンサー数人を吹き出させるというシーンも目撃しました。手の振り等の動きにスケールの大きさがあり、ステップも正確で、とにかく明るいダンスをする人だなという印象です。(具体的には何だ、との追求は無しに願います。)
ジョアンさんは2000年には見られなかったので今回楽しみにしてました。見た目は少し太めの印象(失礼)でしたが、ステップの速さと力強さ、手の使い方や首の振り方等の表現力が抜群で、笑顔と衣装のせいでなく本当にオーラが光り輝いてました。ブランダンさんもそうですが、上半身を使わないアイリッシュダンスと言いますが、主役を張る人は本当に上体の使い方とか、見得の切り方がうまいと思います。
ヨランダさんは2000年以来の再会ですが、今回は迫力に圧倒されました。NYC版のマリア姐さんの印象が強烈で2000年は正直印象が薄かったのですが、今回で私のメモリは完全にヨランダさんにリセットされました。
ファヒさん、やっぱり最高です。衣装に合った紫色のフィドルもきれいでした。
初日はジャブの交換程度だったハーベストのパーカッションとの掛け合いも、二夜目はアドリブたっぷりでノリノリでした。クラリネットの女性もカッコ良かったですが、ロウホイッスルの「さくらさくら」はそのお気持ちは有難いが功罪あい半ばという感じです。
男性ダンサーの中では最も長身の「ダバディ」君がひときわ目立ちますが、彼には長髪とパーマはやめて欲しいと思います。掲示板にも書きましたが彼だけ違和感が付きまとってます。
客席は拍手と手拍子で参加して、ステージを大いに盛り上げたと思います。フィナーレでは我々周辺はスタンディングでした。残念なのは終演時、もっと拍手を続けたかったのに同志が少なかったことです。地方都市ゆえ帰路の大混雑を避けるため帰り支度を急ぐ人が多かったのでしょうか。そういえば名古屋ドームでも8回裏の中日の攻撃が終わると帰る人が多いからなあ。
二日目の終演後に照明スタッフ二人が天井からナワ梯子で降りてくる時、客席から拍手が沸きました。下手のスタッフはさっと下りましたが、上手のスタッフは思いがけない拍手に緊張したのか、もたついてました。
来日早々のためか、ロシアチーム男性の欠員とか、トレーディング・タップが二日目夜は抜かれた(二日目だけの娘たちは見られませんでした)とかのハプニングはありましたが、その穴は帰宅後にライブ・フロム・ジュネーヴのDVDで埋めて、いまだ余韻にひたっています。
次はいつ、名古屋で見られるのでしょうか。
プリンシパルダンサーは誰になってるかな。ダバディ君ではないだろうな。