RD2000:11/19夜:「The Opening Night」

どうも、お隣でしたのトントンさんのレポートです。ありがとうございます!
posted by トントン

待ちに待った日本公演の初日。5月のRDoB以来約半年ぶりのRDです。席はキョードー東京の先行予約で割り振られた1階34列の36/37(何と森さんのお隣です!)。ま、中央で見やすいことは見やすいですが、やっぱりステージが遠いですね。今回、キョードー分はみんなこんなような席なので、オペラグラスは必携です。オーケストラの位置は昨年同様ステージ向かって左側に設けられています。いやー、ガーシュイン劇場と比べるとこの会場はステージが広いです。特に左右は。でも後ろの階段部分は5段のようですね。(00.12.19追記:実は東京も6段だったことに最後の回に気がついていました)ステージですが、RDoBとは違い幕(というか緞帳ですか?)などはなく、全て見渡せます。今回のShowを見て、確かにRDoBではQ-TIPさんのおっしゃるとおり、これがうまく活用されていたのだなーと改めて思いました。特にオープニングとか「Shivna」とかですね。席の埋まり具合ですが、今日はさすがに満席のようですね。(席には開演前につきましょう!)

この手の公演は入口でいろいろなチラシなどをもらいますが、その中にマリア・パヘス舞踏団のものと、「本日出演」を告げるものが。まさか今回の公演で見られると思わなかったので、びっくりしましたが、考えてみれば自分の舞踏団のプロモーションのためにもここでは出演しておかないと、ね。あ、それから売り物ですが、商品を2個以上買わないとRDの袋はいただけません。私はパンフ(2000円也)のみを土曜に買う予定ですので、袋は持ち込みます。

予定時刻を少しすぎて開演。キャスト紹介のアナウンスはありませんでしたが、一階の入口を入った所に「今日のLead Dancersとフラメンコダンサー」の紹介がありました。音楽、そしてナレーション(今年は英語です。ご安心下さい)が始まり、ダンサー達が登場。「Reel・・・・」の始まりです。今回の舞台を見て初めて「なるほど、これは確かに"around the Sun"だ」と視覚的にも感じました。演出を変えていると思うのですが、20人が輪を作って踊るシーンで、ダンサー達への照明は少し落として、輪の中心部に強い光を当てていて、"Sun"をイメージさせるものになっており、まさに「around the Sun」でした。(少なくともNY版ビデオやRDoBとは違う演出です。)「Reel・・・・」でのBreandanさんはキックなども高く大きく、見るからに気合い十分といった感じでした。(でもその後はそんなに「気合いっ」て感じはしなかったのですが・・・。)

さて、個人的に注目のFemale Lead Dancerですが、Joanne Doyleさんは怪我が長引いているのか、シンガ公演同様「Understudy」筆頭のJulie Reganさんがこの日のLeadでした。で、結論から言うと彼女はとても良かったです。「The Countess Cathleen」で出てきたときに、JoanneさんでなくJulieさんだとすぐ分かったのですが、自分でもそれほどガッカリしなかったのが意外でした。ここでの彼女のSoftそしてHard shoeダンスはとてもすばらしかったです。「Riverdance」ではBreandanさんと息も合っていて、確固としたPartnershipまで感じられました。私は基本的に「Principal」も「Understudy」も技量的には全然変わらない(経験だけは違うけど)と思っているので、そういう意味ではJulieさんで全く不満はありませんし、今日のステージを見てかなり評価を上げました。JoanneさんともEileenさんとも違う独自のバランス感覚と優美さを持っていますよね。でも、願わくは東京の楽日までにはJoanneさんの怪我が治って、是非踊りを披露して欲しいですね。

Mariaさんは本当に「さすが」でした。NYで見た時と変わらないその迫力。毎回踊るわけではないでしょうが、何度でも見たいですね。個人的には「Heartbeat of the World - Andalucia」をお勧めします。

今回新しい演目は「RiRa」だけでしたが、「Riverdance」のTroupeの動きはRDoBと同じに変更されていました。一方、「The Countess Cathleen」や「American Wake」などは基本的に以前を踏襲していてRDoBとは違うなど、見ていて「やはりカンパニーによって違うんだなー」と思う点が幾つかありました。そして、やはり「Shannon」と「Liffey」はテイストが結構違いますよね。これはPrincipalの個性だけでなくDance Captainのカラーとかもあるのかなーと思いますが。あと、メインとする市場(アメリカとヨーロッパ)の違いもあるでしょうか。

お客さんですが、今日は結構リアクションを返していたのではないでしょうか?今日も一番盛り上がったのは予想通り「Trading Taps」でしたが、最後はスタンディングオベイションもあったし(はい、率先してやりました)。でも、前方のブロック(20列目位まで)は大人しい感じでしたが。東京公演はまずは上々の滑り出しといってよいでしょう。私自身はすごく感動したというところまでは行きませんでしたが、非常に楽しめました。次は木曜のマチネ。他の「Understudy」の踊りを楽しみにしています。

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