RD1999:3/6夜:リバーダンスレポート 3/6

掲示板でもおなじみ、MMKさんのレポートです。ありがとうございます!
posted by MMK

3/6夜、はやる気持ちを押さえつつ会場へ。

おおお、ビデオで見た舞台が目の前に再現しています!初めて行きましたが東京国際フォーラム、ホールも綺麗。椅子の座り心地もなかなか。音響の悪さには定評がありましたがそれは覚悟の上だったので逆に余り気になりませんでした。
贅沢を言えばもうちょっと各席に段差があると尚見やすかったのですが...。

席は1F28列。舞台が見渡せて非常にGOOD。

混雑する事は分かっていたので入場してすぐビデオとCDを購入。ウチにはあるのですが両方姉のなのでこの際、と思ったらこれが当たり。
CDは姉が持っているのとは違い、タップの音も録音されているので非常に臨場感があって嬉しくなってしまいました。

ベルが鳴って暫くしてリバーダンスオーケストラの面々が入場。自然に会場に拍手が湧き起こります。きっと本当に楽しみにしてた人一杯居るんでしょうねぇ。

1.イントロダクション

暗闇の中に響き渡る笛の音。何度も聴いた旋律ですが、こうして聴くと本当にいよいよ私はこの目でリバーダンスを観れるのだと実感してぞくぞくします。ローホイッスルの美しい音色の上に低い声でナレーション。そういえばN.Y公演版でもナレーション入ってたましたが日本語だとクサイ...^^;
う〜ん。英語でもあんなにしら〜っとしちゃうんでしょうかね。

2.太陽を巡るリール

が、そんな気分もなんのその、音楽が次第にリズムを刻み出し、いよいよダンサー達の出番。最初の足踏みが響いた途端、私吹っ飛んでしまいました。
か、か、かかかかかカッコイイイイイイ〜〜〜〜!!!!
鳥肌立つような感動。あ〜〜〜〜私今この目でリバーダンス見てるぅぅ!
もの凄い迫力。そしてブランダンの登場。ダンサーを引き連れて踊るシーンはもう有無を言わさぬ盛り上がり。一曲目から自然に叫んでしまいました。

3.心の叫び

ボーカル(ケイさん)は生で歌っていたようですが、コーラス、余りのハーモニーにテープかと思ったのですがどうなのでしょう?生でしょうか?だとしたら余りにも上手い....!!
それにしても「叫び」というタイトルとは裏腹に本当に綺麗な曲ですよね。ケイさんは細い美しい声質で私はN.Y公演の時の人より好きでした。

4.アイルランドの女達

ジョアンさん登場。とても優雅で流麗な踊り。しかしビデオで見てた時気付かなかったのですが、すごいスピード.....!は、早い!
とても滑らかな動きなのに。
特番でリポーターの佐藤夕美子さんが「脚の長さが違いすぎて追いつかない」と言っていたのを、ちょっと意地悪な気持ちで「そんな技術不足を棚に上げて...」と思ってしまっていたのですが、納得!佐藤さんごめんなさい!

後半のハードシューズによる踊りですが、これまた激しい...^^;。「男を誘惑するセクシュアルな踊り」だそうですが、これは絶対跳ね除け蹴散らしてるようにしか見えません...。

5.クーフランの哀歌

静まり返った会場に響き渡るイリアンパイプスの音。背景に溶け込んで、本当に広大な草原に沈む夕陽を眺めているような気分になりました。美しいですよね〜。

6.雷雨

もうこれ凄いですよ!私これもとっても楽しみだったのですが、一糸乱れぬ雄々しいタップにブランダンのソロが加わり、これでもかのタップ音の嵐。はっきり言って、女性ならもうメロメロでしょう。
私はメロメロ〜^^;

7.シヴナ

これは姉の持っていたCDには入っていなかった上N.Y公演ビデオにも収録されていなかったので初めて聴いて、かつ初めて見ました。

とにかく美しい!特に男性ダンサーの迫力がいいです。曲も神秘的でいながらどこか激しさを秘めていて素敵。
一度聴いただけで空で歌えるほど(モチロン歌詞は分かりません^^;)印象的な旋律でした。あの女性ダンサーの衣装がステキ!!

8.ファイア・ダンス

これもとても楽しみにしていたダンスでした。
真っ赤な炎の中に浮かび上がるマリアさんのシルエット。
他のダンスが上半身を殆ど動かさないだけに、シルエットのみで踊るマリアさんのフラメンコはもの凄い迫力。決して激しい動きをしていないのにその存在感に目を奪われてしまいます。

指先一つ動かすだけで空気が変わるんです。フラメンコも確かにもの凄いタップなんですよね。男性6人も絡み、圧倒的な存在感を爆発させます。もう文句なく格好良いですよね。

8.春はそこまで

私もちょっと楽器をやっているのでこれは楽しみでした。
フィドル奏者が舞台に飛び出て、踊りながらもの凄いパッセージをかき鳴らします。ミニスカートで跳ねる跳ねる。
それに掛け合うパーカッション。
パーカッションがベルツリーを鳴らせば高い音でのグリッサンドで応え、ティンパニを鳴らせば低い音を叩くように鳴らす。
これでもかの音の競演。この音楽のレベルの高さもリバーダンスの魅力なんですよね。とにかくあれだけの打楽器をこれでもかとかき鳴らす奏者が楽しそうで本当に羨ましい!

9.リバーダンス

流石に音楽もダンスも完成度がとても高く、文字通りリバーダンスの魅力が集結しています。
穏やかなコーラスから始まり、切ないような旋律と共にジョアンさんのソフトシューズによるソロ。そして太鼓の連打とブランダンさん。
ブランダンさんの激しいタップにジョアンが絡み、7.7.7.8(どちらかというと322,322,322,332かな?)の変拍子から群舞の4拍子(8分の12拍子?)へ、もう鳥肌が立つような感覚でした。この時にブラボーと叫びたいくらい。

ここで20分の休憩。
今回またよかったのはネスレが無料で色々なコーヒーを配っていてくれた事♪この日の休憩時間はネスカフェエクセラかな?を頂きました。美味しかったです〜。リバーダンスを呼んでくれた上コーヒーまで!ありがとうネスレさん!

しかしこの休憩時間中、一緒に行った姉と話した事といえば
「もう一回チケット買っておいて本当によかったね」という内容ばかりでした。(^_^)

10.イントロダクション

再びローホイッスルによる優しい旋律。2幕の開幕ですね。
綺麗だなぁ〜.....

11.アメリカの通夜

私、この村祭りのダンス大好きなんです。堅苦しくなくて皆楽しそう。踊り比べみたいな情景も在り、ペアと腕を組んでくるくる回り踊る。
珍しく上半身もよく動くダンスです。(手拍子してるからかな?)
フィドルのおねーさんまで出てきて、女性&男性ボーカルまで一緒にくるくる回ってる。こっちも楽しくなります。

12.新世界の港

1)心を癒して
タイプは違うけど、ミュージカル「ショウ・ボート」の「オール・マン・リバー」を彷彿とさせる名曲だと思いです。バリトン(バス?)の歌声が朗々と響きます。N.Yビデオと違った歌い方でした。ちょっとだけピッチが気になる所があったけど素晴らしかった。
2)タップの競演
間違いなく後半の見せ場の一つですよね。
自分達のタップをアピールし、途中では相手のを真似してからかったりとまるで子供の喧嘩みたい。(笑)
これを見るとタップという同じ土俵でいながらその性質の違いがありあり。
刻むタップと歌うタップですね。
それにフィドルとサックスが絡み、この演奏合戦もまた面白い。
本当はN.Y公演のビデオで見た時は余り好きでなかったんです。アイルランド調のメロディーでやるにも無理があるし、コリンさんの生真面目さがつまらなく見えてしまっていたので。
が、今回は素晴らしかった!ブランダンさんも一番好きと言うだけあって実にのびのびと本当に楽しそうで、またアメリカンタップの代表の人がお茶目で楽しい!思わずアイリッシュ調のステップを踏んでしまい、仲間に咎められて照れちゃったり、踊りに興じるあまり壁にぶつかりそうになってしまったり。素直に楽しそう!というダンスでした。
3)マケドニアの朝
モスクワ民族バレエ団によるアクロバティックな踊り。これも強烈な変拍子で凄い。8.7.8.7かな?この踊りも大好きです。
4)扉を開けて
この口三味線すごいですよね。これにタップを重ねてこれもまた格好良いです。(私こんな表現ばっかり^^;)ここの村祭りっぽさもまた好き。後半はこういったのびのびとした庶民的な色彩が気持ち良いですよね。こちらもリラックスして楽しめます。
(やってる事は凄いんですが)
5)世界の鼓動ーアンダルシア
来ました!マリア姐さん!私はこれが一番好きかもしれない。言葉では言い尽くせぬ迫力です。静かに刻む太鼓に呼ばれるように暗闇から現れるマリアさん。その存在感と迫力には圧倒されます。

そこから突然響き渡る激しいタップ。それに絡む太鼓のリズム、途中から参加するブランダンさん。タップと太鼓だけの激しいダンス。
凄すぎて声も出ない。
そしてアンダルシアへ一気になだれ込みます。N.Y版のビデオにはアンダルシアのダンスは収録されていなかったのでとても嬉しい!
大好きな曲なのです。

13.故郷そして故国

フィドルの切ないソロからバウロン(名前覚えました!)との激しい掛け合いへ。
このバウロンが凄い!木枠に皮を張っただけの単純な太鼓だと思うのですが、これを指で弾いたり手のひらで擦ったりモチロン叩いたり、またビーター(これが何種類もある)で叩いたりリムショットしたり、皮の裏から手で押さえて高低を出したりありとあらゆる奏法で数多の音を紡ぎ出す!そこにマリア姐さんがカスタネットをかき鳴らし乱入。

このカスタネットがまた凄いんです〜〜〜!!!!私ビデオでこれを見て、これがもうどうにもこうにも楽しみで、出てきてくれた時凄く嬉しかった!!
どんな指してるんだ〜〜!、目の前で見てても分からない!凄い!
そしてコーラスによるHEARDLANDの歌。ちょっと切なくて、でもどこか懐かしくて大好きな歌です。

14.リバーダンス・インターナショナル

フィナーレ。ジョアンさんのソロ、ブランダンさんと太鼓の掛け合いとこの辺の構成はリバーダンスと一緒ですね。そして群舞の登場。
これがも〜〜〜格好いい!ジョアンさんとブランダンさんがステージ中央の幕の前に立つと群舞のタップ音が鳴り響く!幕がさっと上がるとタップをかき鳴らす群舞のシルエット。そこからは全員によるアカペラタップ。
もう、格好良いとしか言い様がないんですよね。

でも本音を言うと私これって物足りないんです。1幕の終わり、リバーダンスがあそこまで「来る」のに対し、このフィナーレは今一つ味気ない。どうせならそのままリバーダンスへ持ち込んでくれても良いのに、と思います。

15.カーテンコール

マリアさんが踊った時に髪に挿してたバラ?を落してしまいました。
どうするのかな〜と思ってたら案の定拾って部客席へ!!う、羨ましい!
あれ誰がもらったんだろ〜。いいな〜。
しかしスタンディングオベーションで1F総立ちに近かったと思うんですが、の割にあっさり終わってしまったような気が...明日も在るからかしら。残念〜。
でも私もまだもう一回観れるからいいのです!

しかし予想を遥かに上回る興奮、迫力。やっぱり生は素晴らしいです。もしかしてN.Y公演より良いのでは?と思わせることちらほら。
しかし何をおいてもやっぱりマリアさんですよね。
もう踏んで...っ!という存在感。(背骨折れるって)

ちょっとあの迫力はたまりません。

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