RD1999:3/6夜:リバーダンスレポート

ちゃーりーさんからのメールです。日にちで二回に分けさせていただきますね。
posted by ちゃーりー

掲示板にも書いていますのでご存じかとは思いますが、私のリバーダンスとの出会いは、先日のフジテレビ系でのTV放送がはじめでした。それも見ることができたのは別所さんがイーリアンパイプを体験するシーンから。更にビデオの録ることができたのは楽屋で三本締めの練習をするシーンからでした。その後、別所さんの「このリバーダンスが日本で見られるのを楽しみにしましょう」という
言葉で日本公演のことを知り(私の住む街では公演に関するテロップは流れませんでした)、インターネットで検索した結果、Airともう一つ、デジタルアート評論家の伊藤信さんのHP<http://www.bekkoame.ne.jp/~ito-tokyo/03/riv/>を見つけ、翌日B席のチケットを手に入れることができました。ただし、このチケットは電話予約で、しかも交換が遅かったためか、2階席26列目の1番という、正真正銘の隅っこの席でした。その後、リバーダンスを見るために帰省する旨実家に告げたところ、母が「私も行きたい」と言いだしたのですが、その時点では土日のチケットは全て売り切れになっていました。

しかしその後Airの掲示板をこまめにチェックしていたところ「懸賞で当たったけど、行けないので譲ります」という記述を見つけ(夜中の2時でした)、早速メールを送ったところ翌朝「あなたが一番乗りだったので・・・」というメールが届き、幸いなことに引換券を譲っていただくことができました(この件に関してはAirの掲示板、およびその管理人のmoriyさんに感謝の言葉もございません。もちろん譲って下さった方については言うまでもありません)。

引換券のため、どんな席かは分からなかったのですが、招待席である以上悪い席ではなかろうと思っていました。実際に今日言ってみるとS席招待席、1階12列目の45番という、とてもいい席でした。昨日の2階席は、舞台とバンドの両方が一望に見ることができるという点でそれなりに満足はしているのですが、ダンサー達の表情は無論のこと、照明の暗い状態での動き、そして「Fire Dance」の時の、マリアさんのシルエットの動きなどは全く分かりませんでした。しかしその一方で舞台上でのフォーメーション、スポットライトの動きなどが一目で分かる点は良かったと思います。ただそういう点を誉めるのであれば2階席の一番前というのが最高なの
でしょうね。また今日の席はかなり前の方で、ダンサー達の表情も非常によく見えたのですが、座席の並びがほぼ平坦だったため、前の人(特に左斜めの頭の大きいおばさん)の頭が邪魔で、折角の足元がよく見えませんでした(とすると一番いい席ってどこなんだろう?)。

前置きが長くなりましたがようやく舞台の感想です。

私が最初に見た6日の夜の部はmoriyさんもご覧になったようですね。ご存じの通りこの日の主演は先日のTVに出ていたブランダンさん、ジョアンさん、そしてマリアさんでした。冒頭のナレーションの不自然に渋すぎる声には少々頭を抱えましたが(笑)、その後のReel Around the Sunで最初の群舞が終わった後、光の中からブランダンさんが飛び出してきたとき、2階の隅から見ていたにもかかわらず、思わず体が震えてしまいました。その後のイーリアンパイプのソロ、Thunder Stormの力強いステップ、バイオリン(正式名称を忘れてしまいました(^_^;))とパーカッションの掛け合い、コーラスも含めて全てがすばらしいものでした。ただ折角のマリアさんのフラメンコに限って言えば、シルエットで踊る指先など、微妙な部分がオペラグラスを通しても見ることができず、少々悔しい
思いをしました。第1部ラストのリバーダンスについては、どんな言葉を費やしてもその感動の大きさを表現することができないほどでした。

第2幕冒頭のAmerican Wakeの村祭り(?)的な雰囲気とその後の恋人同士の語らい、そして別れ・・・。言葉が分からないながらもその切なさにはぐっと来るものがありました。その後のバリトンソロ、今ビデオで丁度そのシーンを見ながらこれを書いていますが、今回のソリストの方が数段優れているように思います(もし同じ人物だったら大恥ですけどそんなことないですよね)。その後の白組と黒組(笑)のタップの掛け合いは、先日のTVでブランダンさんが「一番好き」とおっしゃるだけあって、とてもコミカルで楽しい演出でした(ウエストサイドストーリーを思い浮かべたのは私だけではないと思います)。黒組のリーダーがダンス勝負に負けていじける所など思わず「可愛い」と思ってしまいました(笑)。

その次のロシアンダンスも非常にすばらしいものでした。リバーダンスの魅力の一つはこうした、タップダンスの要素、バレーの要素、フラメンコの要素、ロシアンダンスの要素など、様々な文化における踊りの要素が融合している点だと思います。その後も、とても素晴らしいステージが続きました。ドラムスとコーラス、そしてタップの共演、ドラムスとフラメンコの共演、コーラスステージ。
シーンが変わる度に思わず息を飲んでしまい、シーンが終わる度にため息をついてしまいました。

やはり何と言っても圧巻だったのはその後のジョアンさんとブランダンさんの共演と、それに続くフィナーレでした。特に最後のダイジェスト(?)は各シーンの感動を呼び起こしてくれる心憎い演出だと思います。

以上1日目の感想(笑)。

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