LOTD2000:2/6昼:KAZU(IRE)さんの場合

 お、逆コースな人もいた。KAZU(IRE)さんのレポートです。
2000
posted by KAZU(IRE)

東京最終公演の時も散々係員に脅かされたけどキヤンセル待ちでも最終的にはいい席有ったんだから今度も大丈夫だろうと思ってたらゲゲキヤンセルは4枚位しか出ないよ、これで完全に締め出されてしまった、あとは非合法人種に当たるしかない、だけどダフ屋のオヤジもチケット持っておらず手が尽きてしまう、噂じや6万円で買った夫婦がいたとかいないとか本当かよ!

そこで大阪行きとなる訳です、普通は諦めるところだけど日本に未だ居るのに見逃すのは悔しいじやないですかそこで大阪行きを決めたのです、週末だから仕事はクリア−出来るんだけど新幹線線代+ホテル代勿論チケット代諸々入れたら軽く5万円は越えるぞこれじゃ6万円でチケット買った夫婦以上の出費だ、問題はどの日にするかだが本来なら土曜日に見て日曜日に帰ってくる方がゆとりが持てていいのだがLOTDの傾向からいって初演はすべると読んで日曜日のラストデ−に行く事にした、先ず電話予約で当日券を押さえ日曜日の朝8時台の新幹線で西下、一時スタ−トだから時間的にはギリギリだけど大阪城ホ−ルは一度行った事があるから大丈夫でしょう、天気が崩れそうなのが心配雨だと当日券が伸びないし今日は大阪府知事選挙の投票日とも重なるし客入りが心配だ、11時過ぎに大阪駅に到着、大阪環状線に乗り換えて11時30分についに大阪城公園駅に到着、この頃には雨が本降りに、駅は予想以上に混雑しているじゃないかこの人達が全てホ−ルに行く訳じゃないにしてもこの流れなら惨敗だけは免れそうだ嬉しい、客入り本気で心配する様になれば気分は身内だ、雨降りなので即会場入りする、皆そう考える人が多かったのと日曜日なので出足が早い、当日売りも同然なので席はSでもアリ−ナではなくスタンド席2階ステ−ジから向かって右手の真ん中辺りだ、やつぱり大阪城ホ−ルはでかい、国際フォ−ラムの比じゃない、アリ−ナは椅子を置いただけの様だ、僕の席も情況はよくないスタンド席も正面以外は場所によっては横から見る事になるので首が痛くなる、しかしそんな事は気にならない、今回はLOTDを見送りに来たのだから、席はあきらめている、客層は老若男女いろんな層の観客がいる、今回は日曜なのでカジュワルな雰囲気で親子ずれの姿や極端に若い(中学生?)の女子グル−プもいて「大阪城ホ−ルにくるのはスマップのコンサ−ト以来やわ!」とか話している、その他にも結構ここに来たのスマップのコンサ−ト以来と話しているグル−プ見かけた、それは当然といえば当然で8000人からのキャパ埋めるにはこの人達にも来てもらわないと埋まるもんじやない、グッズを見にロビ−に出てみると人が溢れている、グッズそのものは東京と変わらないがパンフレットが英語バ−ジョンだけになっている、これじゃ大阪のファンはパンフレットを見てスト−リ−を追うという手段を最初から奪われてしまった、ひどいよ!ロビ−ではフォ−エバ−タンゴの先行発売もやっていた、LOTDてどんなジャンルというとらえ方されているのかな、ファン層違うんじやないかと思うけど年配の客が結構予約していくから同じ踊りものの一種というとらえ方は間違いじゃないみたいだ。

再び席に戻ると開演20分前にしてアリ−ナもスタンドも満席じゃないか3階スタンドの上まで埋まっている壮観だ、夢にまでみた?超満員札止めだ、確かに見にくそうだし音響も悪そうだけどこれだけの大きな会場で満員の客と一緒に開演を待つのはドキドキもんだ、英語のナレ−ションが入ってホ−ルが暗転いよいよ開演LITTLE・SPIRIT登場始まるぞと気合いが入ったのも束の間隣のおかあさんが娘さんに「ピエロが出てきたよ」と教えてるの聞いていきなりコケル妖精の国でもなんでもない日本じやあれはピエロにしか見えないのもしょうがないか、今日のプリンシパルはDEREK君じゃないぞという事は女性ファンの支持が高いデスモンド君だ、僕はこの人のプリンシパルは初めて見る、確かに可愛いけど体のバランスあんまり良くないんじゃないかと心配になってくる、とにかく頑張れ!

音楽ものと違って構成、演出、振り付け、全て同じのステ−ジなんだから普通は3回も見ればいい加減飽きるかもと密かに恐れていたのだが会場が変わった事もあってそんな事は全然なかった、前半のハイライトはDon・DorchaとTheWarriorsの登場場面だった、前半のハイライトというよりこのカンパニ−の切札かもしれない、とかくツッコマレ易い他のキャラと違って頼もしい、しかしこのかっこいいThe・Warriorsが活躍する場面についてる演題なんとかならんのか、リバ−ダンスの各場面にはそれらしい立派な演題ついてるのにLOTDときたら「危険なゲ−ム」とか「悪夢」とか「決闘」とかイ−ジ−過ぎるぞ、最悪なのはロ−ドとドン・ドルチャがそれぞれのメンバ−従えて対決し盛り上がる場面は「地獄の台所」だと、それはどんな台所なんだ、ヘルナイトがなかったのがせめてもの救いか、かように演題については何にも考えてないLOTDだが構成面特に後半の流れは悪くないと思う、アイルランド色は薄いステ−ジだけどSIAMSA、女神さまの歌、STOLEN・KISSのアコ−ディオンと続く流れは心和むアイリッシュタイムになっている、女神様の歌を日本向けに名曲だけど難しいShe・Moved・Through・The・Fairをやめてメロデイも詞もシンプルだけど覚えやすいCarricKFergusに差し替えたのも成功だ、僕はこの曲で3回は涙した、この後のフィニッシュに至る流れはとかく子供だまし、学芸会、安直、と攻められる事が多いのだがここはひたすらロ−ドやリトルスピリットを応援して予定調和に身を任せるしかありません、ロ−ドとドン・ドルチャの対決はドキドキもんだ、当然の様にロ−ドが勝って平和が戻る、大ビクトリ−マ−チが鳴り響いて大団円、「これでいいのだ!」と気分はほとんどバカボンパパ、そして最後のお楽しみ群舞、ラインタップと続く、あれれラインタップの仕切りはデスモンド君じゃない、メ−クを落としてきたばかりのドンドルチャが仕切ってる、ここからは遠くて確認出来ないけどどっちのドルチャだ、がっちりした体躯の方が好きだけど、長かった日本ツア−も後ワンステ−ジという解放感が成せるわざか、観客はこの意外な展開に一気にヒ−トかくして日曜のマチネ−公演は終了した。

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