LOTD2000:2/5夜:とんがりやまさんの場合

 なんだかんだ言いながら4回も観にいってるじゃないですか。とんがりやまさん。
2000
posted by とんがりやま

すっかり「ロード・オブ・ザ・貧乏」と化してしまった私である。東京2回、大阪2回 行って、東京での宿泊代やら交通費、それにグッズ代など、総額いくら使ってしまっ たのか、もう精算するのも恐ろしい。まだ2月は始まったばかりだというのに、給料日までどうやって暮らせばいいのだ。

てなこと言いつつ、気がついたら夜の部のS席のチケットを握りしめていた私であった(笑)。もう、どうにでもしてくれ。

今回の席は、スタンドであった。左がわ、前から3列目。客層は、昼よりかは若い。座席にひとつずつ置いてあるチラシをチェック。あれ、昼は裸だったのに、夜公演はビニール袋入りだ。おお、今回もRD2Kがあった。よしよし。そういえば、休憩時間に、このRDチラシがもっと欲しい!と係員に尋ねている人がおりました。お、マニアですね(^_^)。でもね、わざわざ訊かなくっても、こういうチラシはけっこう終演後座席に残ったままになってるものなので、そいつを集めていけばいいんです、はい。…それにしても、ゴミは持ち帰ろうね、大阪のみなさん。かなりの座席に、残されたままでしたぞよ。

非常灯に関するアナウンスは、今回はなし。なんだ、やっぱ消しちゃダメだったんだな。開幕の合図はふたたび情けないチャイム。

ようやくダブルキャストが観られた!あ、もうひとりの主役って、Derek君だったのね。な〜るほど。それで楽屋も一緒だったんだ、あのふたり。ところどころ衣装が違う気がする。Desmond君の登場はオレンジ色のTシャツだったのに、Derek君は青いジャケット。なんだか、こっちの方がかっこいいぞ。タップの上手・下手は判断できなかったけど、あたしゃ断然Derek君の方が好きになった。でも、Morrighan役がいただけない。「妖婦」っていうからには、もちっと妖しげな魅力を感じさせて欲しい。なんか、品が良すぎます。Morrighanに関しては、断然Desmond組の勝ち(やっぱ彼女はGillian Norrisさまでいいの?)。

1曲目のCry of The Celtsが終わって、主役が退場する場面で、どかんと花火一発。不意を突かれたのか、昼夜ともに客席から笑いが起きる。あとで前から2番目の席に座った人に訊いたら、心臓が停まるかと思ったそうで、目がチカチカしてしばらくは舞台がまともに観られなかったそうな。火薬の量、多すぎです。…ところで、東京ではここで花火があがったっけ…?(moriy注:あがってました)つい一週間まえのことなのに、もはや記憶が曖昧な私。その1曲目だったかな? 転倒したダンサーがおりました。他のダンサーもニヤニヤしてましたし、別にケガしたとかいう事態ではなかったんでしょう。ほっ。

3曲目のCeltic Dream、女性ダンサーが3人になるところ、おや、一番左端はひょっとしてGillian Norrisさまではないかいな。やっぱり上手いなあ。彼女、一回のジャンプでの滞空時間が長いんですよね。ほれぼれ。てなわけで、5曲目のGypsy、コレオグラフはかなり違っていたように思います。記憶に残っている部分で言うと、右手の階段上でシナをつくる場面、Gillianさまは足をステージ中央に向けた形でのけぞりますが、今回の人は中央側に頭を向けて仰向けになる。その姿勢のまま床に手を着いて、バク転の要領で一回転して立つ。ここらあたりは、各ダンサーがそれぞれ自分のやりかたを編み出してるんでしょうね。

ダブルキャストといえば、Don Dorchaも違うように思うんだが…マスクしてるんで、確認しづらいのだが、なんかヘアスタイルが違う気もする。もっと記憶の彼方に飛んでしまっているのがSaoirse役で、昼間みたばっかりなのに、同じ人なのか違う人なのかの判断が全く付かない。どっちにせよ、私の印象には殆ど残らなかったと言うことですね、これは(^_^;;)。もちろん、Little Spritは我が愛しの(笑)Helenちゃん。これはもう、定番でしょう!

昼よりかは、客席は盛り上がっていたようにも思う。Gypsyで、妖婦が登場した瞬間にかけ声が飛んだのは初めて。もちろん第一幕の最大の見せ場であるWarlordsは拍手喝采、ヒューヒューの嵐。何度観てもゾクゾク来ますねぇ、このステップ。私が観られるのも今回で最後だし、思い切り楽しまなくては!と一所懸命手拍子してたら、あっという間に第一幕が終わってしまった。40分って短いのねえ…。

このまま第二幕もハイテンションでいくのか?と思われたのだが、実はそうでもなかった。例の、ミュージシャン顔見せのインスト・メドレーは大騒ぎだったけど、直後のSiamsaでクール・ダウンしたようで。あれ〜?私、あそこが一番好きなんだけどなぁ。やっぱ、関西ではタップ音バンバンのド派手なヤツの方がウケがいいのでしょうか。ソフト・シューズのバレエチックな場面は、どれも拍手が静かでした。笛が直った時には、少しだけ拍手。で、捕まって、いったん消されて、復活して、対決…あたりは、しーんと魅入ってる感じ。お、対決のシーンで、Derik君はボクシング・ゼスチャをしないぞ。ここらあたりも力強いので、彼の方が好き。結局Donがすごすご敗退する時に、また拍手。昼間は、ここでは拍手はなかったと思う。

で、ラストはもちろんオール・スタンディングか?と思いきや、大団円からアンコール、最後の連発花火まで、結局みんな座ったままだったように思います。暗かったので確証はないけど、アリーナもほとんどそうでしたよね?ね? 初見のお客さんには、やはり「式次第」は分かりませんよねえ。たぶん、アンコールがもう一回くらいあるぞと皆思っていたのではないだろうか。エンディングの進行は昼より早かったし(なんかとっとと終わったって感じ。Derek君はDesmond君よりもあっさりしている)、さらにもうひと盛り上がりするのか?というところでどかん・どかん・どどどっかーんと爆発して、わーって喜んで騒いでるうちに客電ついて、あれあれ?もうおしまいなの?なあんだ。…という風に感じた方がたくさんおられたと思うのですが。

出口でのグッズ売場。公演パンフはワールド・ツアー仕様なので日本語はついてませ〜ん、と係員が叫んでいる。あれれ?日本語訳の別冊は在庫なしなの?まさか…

で、都合4回見た総合評価ですが、東京での「満足はしたが、感動するほどではない」という感想を修正するには至りませんでした。確かに完成度高いし、RDよりも派手なんだけど、照明や音響効果による演出が過剰で、肝心の「ナマ身の人間の究極のダンス!」感が薄められてしまった印象は否めない。RDが「マジック」だとするなら、LOTDは「ツムラ・イリュージョン」ってとこかな。このスケール感とスペクタクル感は、大阪城ホールにはぴったり合っていたので、ショーとしては充分モトをとった気はしますが、一方で、なんだか寂しさを覚えたのも否定できません。RD2Kも大阪城かぁ…もしかすると、今回はかなりスケール・アップするんだろうか?去年のような、ステージ・客席一体となった興奮が、このどでかいホールで実現するんだろうか?LOTDに負けじとばかり、テクノロジーの塊となってしまうんだったら、すごくヤだな…などと考えながら、帰路に就いたのでした。

レポートお待ちしてます
あなたも自分の視点で書いてみませんか?