LOTD2000:2/1夜:NATSUさんの場合
2月1日、どうしてももう一度、LOTDが見たくて当日券を頼りに、会社を秒単位の定時であがって、国際フォーラムへ行き着いてそりゃもうびっくりです。 「若干枚」(だいたい何枚でたのだろう?)の当日券に、長蛇の列!!これはあきらめるしかない、と目の前が真っ暗になってしまい、実際、「この世の終わり」という顔をしていたのでしょう、係員のおにーさんがとても親切に「可能性は低いけれど、もしかしたらキャンセル待ちで手に入るかもしれませんよ」と教えてくださったので、長い列の最後尾にならんでから、ものの5分です。 品のよさそうなおばさまが、おそるおそる私のほうへいらして、
「あのー、一人でいらっしゃっている方、券が余ってるんですが・・・。」
おもいきりよく手を挙げて返事をしたのは言うまでもありません。なんでも御主人が急用でこれなくなったから、とか・・・。しかも、19列の8番です!! 自分でとった1月29日よりいい席!!
もーう、おばさまが女神様に見えました。人生、たまにはいい事ってあるんですねぇ・・・。(しみじみ)
2度目のステージなので落ち着いてみれました。
でも、前半と後半の出来というか、印象がこうまで違う舞台というのははじめてみました。立ち上がりは、プリンシパルの方、ラインの方、なんだか危なっかしくて「をいをい、大丈夫かぁ〜?」と思わず心配。ところが、1部のおしまいあたりから、プリンシパルの方のステップが正確に、力強くなってきたような気がしていたら、舞台全体がどんどんしまってきて、観客席も大いに盛り上がりました。
なにより、2部のプリンシパルの生き生きとしたダンス、表情といったら。滑り出しの危うさが、うその様でしたよ。(そう感じたのは私だけだろうか)クライマックスのプリンシパルの登場シーンでは、口笛に歓声、カーテンコールでは、スタンディングオベイションで、私も興奮してしまいました。
「きゃーきゃーぴーぴー」はやはり苦手だけど、ああいう盛り上がりはいいですね。 ステージものの醍醐味という感じがします。気になったのは、「ソアス」。 どうもダンス全体が重い感じがして。「モリガン」がとてもよかっただけに、めだってしまいました。 なんか2人で踊るシーンが可哀相になってしまう程・・・。
その「モリガン」は秀逸でしたねぇ〜。なにせ雰囲気がたっぷりで、ビデオの「モリガン」とはってますよ、彼女は。それに、バネがすごい。 高いジャンプと滞空時間の長さといったら、もうほれぼれ。あと、「ドン・ドルチャ」もかっこよかったな。たたきつけるような独特のステップに、鳥肌です。生のタップ音きこえましたよー。
プリンシパルの彼は、実はテレビを見損ねたので、話題沸騰中の「なんとか」君かどうかはよくわからないのですが(moriy注:その「なんとか」くん、みたいです。きなこさんのレポート参照)、なんかはじける感じの、さわやかダンスが妙に好きです。 技術はくらべものにならないのだろうけれど、「ふぇろもんもん」氏(フラットレー氏のことです、言うまでもなく。)より、いいとおもうなー・・・。
フィナーレも一生懸命で、なんだか、みていると幸せな気分になってしまいました。