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「友情の翼」 - THE BRYLCREEM BOYS - |
E.Nさんのレポート |
ここがポイント われらがアイドル、Jean Butlerさまの映画初出演作品なのだ。 (けどもう新宿では終わっちゃったのね・・・) 内容の概要 (これから観に行こうという人は読まない方が)
で、このあとは、マティと馬と、お互いのプライドをめぐってマイルスとルドルフが争い、そのうちにお互いに奇妙な友情を感じ始める・・・という、まあお決まりのおはなし。ストーリーの面白さとか、テーマ性とかで見せる映画ではありません(というか、ストーリーは不可解なことばかりです)。あえていえば描写で見せる映画ですね。 収容所内での、同じ行事に対するイギリス(連合)兵、ドイツ兵の行動の対比があまりにわかりやすくて面白いですね。たとえば、ドイツ兵は一日中ガシガシ行進しているのに対し、連合側は野球して遊んでる、とか。 ・連合軍=自由・奔放・ユーモラス・・・ それにしても、JAROに電話したくなるくらいいい加減な展開が気になります。 マイルスってけっこうイヤなやつなんですよ。まっすぐっていえばまっすぐなんですけど、ドイツ人に対する敵愾心むき出しで、なにかってえと騒ぎを起こして、第3者であるアイルランド人のマティたちから見たら、迷惑なやつです。 一方ルドルフは常に紳士的で、他の人を思いやる、真の貴族的精神の持ち主って感じの人なんです。 で、そのルドルフは馬の取引の関係でマティとのつきあいがあるんですけど、マイルスはそれが気に入らなくて、二人の馬にバイクでつっこんでみたりするんです。(子供みたいでかわいい、って言い方はあるかも知れないな。女性の方の意見求む) その後、バイクでケガをしたマイルスを、マティは自分の家につれてって、そこでまあ、ふたりはよろしくやるんですけど、そこまでの流れの説明的なことといったら!(子役のセリフ最低!) あのなあ、「縫わなきゃいけないわね」っていうケガしてる男とだな、しかもついさっきまで大嫌いっつってた男とだな、そういうこと、するか? 傷はどうするんだ傷は!! 脈拍が上がったりいろいろ大変、いや、そんなことはどうでも・・・でもやっぱり負担が少ないように工夫して、いやいやいや、ダメだ! みんな想像するな!! どう考えても、あの出来事の前から、ふたりはデキてたとしか思えない。 さて、その話はこっちに置いといて、お待ちかねダンスのシーン。 ある夜、村のパブらしきところで催されたダンスと音楽の夕べ。バウロンとアコーディオン、フィドルの演奏をバックにケイリーダンス(2ペア4人が何列にもなって、hop・1・2・3から7&3sのサイドステップ・・・)が行われている。 続いて、リクエストに応えてマティことジーンさまがソロを踊ります。ハードシューズでのリールです。ここはもう完全に空気が一変して、すーばらしいです。 演奏の雰囲気も・・・あれ、アコーディオンの人の、にこーっというこの素敵な笑顔はどっかで見たことあるような・・・と思ってたら、シャロン・シャノンさんじゃないですか。最後のスタッフロール見たら、バウロンはドーナル・ラニー御大、フィドルはナリグ・ケイシーさん!! ちょこっとしか見えなかったんでわからなかったけど、これはびっくり。 ダンスは続いてハードシューズの男性4人(含ブレンダンさん・・・のはず)の激しいアカペラになります。この打撃音をバックにマイルスとルドルフの殴り合いが始まるんですが、この演出は格好いいと思います。 このダンスシーンだけでもわたしは満足です。ビデオ買うかも知れません。 女ごころは・・・? どーして、マティはマイルスごときに惚れたのか。 「出会いが良すぎた」 ・・・つまり、マティは見ていた、と。 (やな結論だなあ。)
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