海外記事翻訳:Riverdanceプレスリリース
原文掲載サイト: | Riverdance.com(official) |
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原文ページURL: | http://www.riverdance.com/nonsectional/interview_julianerskine.htm |
一次翻訳: | moriy |
翻訳チェック&コメント協力大感謝: | トントンさん、熊谷さん |
2002年7月9日 Riverdanceプレスリリース
Riverdance Exclusive - Riverdanceの新たなる展開について
夏の到来とともに、ふたつのRiverdanceのカンパニー(LiffeyとLagan)はつかの間の休息に入っている。2002年の年内のスケジュールは示されたが、2003年以降については、何が計画されているのだろうか。
上級エグゼクティブ・プロデューサーであるJulian Erskineに、Riverdanceの今後について聞いた。
1. 6ヶ月にわたる英国と北米でのツアーがちょうど終わったところですが、2002年の現在までのツアーのハイライトは何であったとお考えですか?
そうだね、ふたつのカンパニーは、ともに今年の前半、長くハードなツアーをこなしてきた。Liffey Companyは1月のベルファストからはじめて、23週間かけて英国をまわり、Hammersmith(訳注:ロンドン)でツアーを終えた。一方Lagan Companyはメキシコを皮切りに22週間で北米をまわった。どちらのツアーも大成功だったが、その中のハイライトといえば、Laganについてはメキシコを訪れたエキゾチックな2週間と、カリフォルニアの日差しの中で過ごした6週間だね。Liffeyでは、ベルファストに新しくできたOdyssey Arenaを2週間満席にしたことと、1995年に世界へと進出する記念すべき第一歩をしるしたHammersmithに凱旋したことがいちばん意義のあることだ。
2. Laganについては2003年も引き続き北米ツアーを行うことになっていますが、Liffeyのスケジュールはまだ発表されていませんね。見通しを少しだけ教えていただけませんか?
そう、まず2003年の後半にはまちがいなく日本に行くね。たぶんその前に中国で3週間ツアーを行い、日本公演のあと韓国で1週間公演してからヨーロッパに戻ってクリスマス休暇、となりそうだ。年の前半は、オーストラリアで11週間過ごしてからマレーシアで1週間公演を行う予定だ。来年はAustralasia(訳注:Australia+Asia)で過ごす、楽しい1年になりそうだね。
3. あなたは先日キャストや関係者に、ふたつのカンパニーをともに2003年に終了すると伝えましたが、これはそれ以降、Riverdanceはツアーを行わないということですか?
いや、そういうことではまったくない。むしろ、今後何年間もRiverdanceのツアーを続けられるようにしたいと考えているんだ。
いまある2つのカンパニーは、当初われわれがターゲットとしていた観客層に、これほどまでに受け入れられるようになっている。私たちは、そろそろ今までとは違う層のお客さんにも見てもらえるように、カンパニーのツアー形式に変化を加えても良い時期だと考えているということなんだよ。
4. どうしてそのような変更を加えるのですか?
現在私たちは、2つの違ったタイプの見せ方をしている。Liffeyは内容をフルに詰め込んだ、スケールの大きな、大規模会場向けのショウで、初演以来、世界中の巨大会場で公演を行ってきた。(訳注:そういう大きな会場で)行かなかったところはほとんどなく、どこでも1回は公演を行っているというくらいになったので、そろそろ、競技場みたいに大きな会場がないような小さな都市で、Riverdanceが来るのを長い間待ってくれているようなところでも公演を行っていくべきだ、と考えたんだよ。
同じようにLaganも、北米地域の小規模〜中規模のホールで公演するために作られて、この4年半、大変な成功をおさめてきた。そして来年も必ずその形で続いていくだろう。しかし、このショウでさえ大きすぎるという理由で訪れることができないでいる多くの場所が残っている。そういう場所に行けるように、いままさにカンパニーを再構成しようとしているところなんだ。
5. その変化は観客から見てわかるものでしょうか?
ほとんどわからないと思う。私たちは本質に影響を与えずにショウの再構成を行うことを考えている。どのようにショウを運営するかという点で、舞台の裏では大幅な変更があったとしても、舞台の上で行われることは、いつものようにエキサイティングで、十分楽しんでもらえるものであり続けるだろう。Riverdanceの質と品位を保つことは、ショウが始まって以来ずっと、私の最も重要なチャレンジのひとつであり、それは今後も変わらないだろうし、むしろ、これからより重要性を増していくと思っている。
6. ツアー場所に新しい地域を加える予定はありますか?
もちろん。それがこの(訳注:再構成の)方針を進める大きな理由だからね。われわれは再構築されたRiverdanceを、いままでそれを観たことのない観客のもとに届けることになるだろう。それによって私たちが今まで公演したことのない地域だけではなく、すでにRiverdanceが有名になっている国々においても(訳注:より規模の小さい会場で公演を行うことによって)、新たな観客を得ることができるはずだ。
7. 最後に、2004年にRiverdanceは10周年になりますが(訳注:ユーロビジョンの幕間のアトラクションとしての初公開は1994年)、その年に10周年を祝うことができるのでしょうか?
2005年の2月(訳注:ショウとしての初演は1995年2月のダブリン・ポイントシアター)にだってショウは続いているよ。それだけでなく、すでに10周年を祝う特別なイベントを計画しているんだ。詳細はまたこのコーナーでおしらせするよ!