コラム:靴を履くのだ(その5)

 
1998
posted by moriy

2004.4 moriy注:このシリーズで書いてることって、おそらくこれからハードシューズを履こうとしている人たちには至極あたりまえの話だろうと思います。でも1998年当時はだれか身近に先生がいたわけでもなく、全部見よう見まねでやってたので、こういう記事もそれなりに意味があったんです、たぶん。自力でそれなりの考察に至ってたんですから許して下さい(^_^;)。


ハードシューズを買ったからにはもうこれしかないでしょう。誰もがあこがれる「魅惑のはさみキック」!

「Celtic Feet」の語法にしたがえば、脚を前に高く振り上げて、振り下ろしながら反対側の脚とかかと同士ぶつけて音を出すのがフロントクリック。ひざを曲げて後ろでやるのがバッククリック。

私が理解しているポイントは現在のところ2つ。

  1. かかとの当たる位置に気をつけること
  2. かかとを当てようとしないこと
【かかとの当たる位置】

ハードシューズのかかとをよーく見ると、内側にむかってこう、エンタシス(で、いいんだっけ?)状の曲面になってます。タップシューズと比較してみましょうか。

ハードシューズ

タップシューズ

で、はじめのうち、この出っぱり部分を当てるのかなと思ってたんですが、Olive Hurley先生のビデオを見ると、そうじゃありませんでした。

内側同士を当てようとする場合
こうじゃなくて・・・(右足を振り下ろしている状態・内側どうし)

ターンアウトした状態
こんな感じ(内と外)。

上から見ると・・・

上から見ると
ターンアウトして右足を振り下ろしている状態

タップシューズでも、ヒールの縁までチップが張り出してるものなら、同じやり方でフロントクリックが出来ます。

バッククリックも同様ですが、内外が逆になります。右足を振り上げたフロントクリックでは、右足の外側と左足の内側が当たりますが、右ひざを曲げたバッククリックでは、右足の内側と左足の外側が当たります。

タップシューズでは・・・無理だと思います。ハードシューズ買いましょう。

【当てようとしない】

あんまりかかとを意識しない方がいいのではないかと。「ココとココを」と考えすぎると、ヘンにガニ股っぽくなって、成功率も下がります。

まっすぐ向いてまっすぐ振り上げて、内ももを引き締めるように振り下ろせば自然と鳴ります。といっても、そのまっすぐってのが難しいんですけどね。

あなたのこだわりは?