Beyond:ちびシリーズ世界進出!
そもそものキッカケはIrish Dancing Magazine(以降IDM)からの一通の手紙。
別のページにも書きましたけど、IDMってのはおそらく世界でもっとも充実した内容を誇るアイリッシュダンス専門誌であります(公称25,000部、公称読者数100,000人)。このサイト的には、Riverdanceの日本公演を知ったのもこのIDMの広告からですし、FOF2000の情報を先取りしたのもIDM。好きな人ならとーぜん買っとくべきでしょ、という雑誌なのですが、とにかくまあ、そこから手紙が届いたわけです。今年(2000年)の2月のはじめのこと。
あれ、定期購読の送金は済んでるはずだけど・・・(特製ペットボトルももらっちゃったしね)。何だろ?
と、開けてみると、
「こんど『Glove Trotters』のコーナーで日本を取り上げようと思っているんだけど、日本のアイリッシュダンス事情を教えてくれない?」というような内容の手紙が。
- もしあなたがダンスをしているのであれば・・・どこで?
- なぜあなたはダンスを始めたの?
- 先生はいる?
- 日本ではアイリッシュダンスはポピュラーなの?
- それ(アイリッシュダンス)はあなたの国の文化とくらべてどう?
- アイルランドに行ったことはある?
『Glove Trotters』というのは最近始まったコーナーで、世界各地の読者から情報を集めて、それぞれの国や地域での活動について紹介するというもの。その連載の企画として、日本が取り上げられることになったというわけで。
このコーナー、いままでにドイツや北欧の国々を取り上げているんですが、中身を読むと、まあ当然のことながら、ほとんどスクールの紹介なんですね。こう、生徒さんが衣装着てズラッと並んだ写真がついてたりして。
そういう流れで行けば、実技班のことでも書けばいいんでしょうけど、それだけで済むワケがないのがこのサイト。読む方だってまじめくさった報告ばっかりじゃ面白くないでしょうしねえ。
せっかくのチャンス逃す手はなし、上の質問に一通り答えたあとにつけ加えて、「こんなのもあるよん」と、英語ページ(Riverdance.org)、UTFC、Tiny Breandan & Colin、ついでにD-IMPACTの話も書いておいてメールで送る。シャレの分かる編集ならこれに食いついてこないはずがない。
1週間ほどして。
担当のHannah Cohenさんという方からメールの返信が来ました。
「メール読みました・・・とても面白いわね! いくつか質問があるんだけどいいかしら・・・」と。
- あなたの運営してるクラスは何という場所でやっているのか教えて。
- 日本の伝統的なダンスについて教えて(何でオレにそんなこと聞くかなあ)
- どうして日本の人はアイリッシュダンスやその音楽が好きなのかしらね?
- 日本ではアイリッシュダンスはポピュラーなの?
- あなたはどこに住んでるの? なにをして生活しているの? 歳はいくつ?
翌日、D-IMPACTのチラシと神戸クリスマスの時の写真、ついでに我らがTiny's((c)とんがりやまさん)の写真をHannahさん宛に送る。さて、どうなることやら。
ひと月ほどたって3月の27日。ポストの中にIDM。
「GLOBETROTTING IN JAPAN」の文字。急いでページをめくる。目次を見ると今月のGLOBETROTTINGは17ページ。で・・・
あははははは。えらいぞIDM!
今回取り上げられたのは3人で(このコーナーボツってあるのかしら?)、あとの2人はCCEの小山さんと、このサイトでもおなじみのHommaさん。全員知り合いじゃないの! なんという狭い世界。
文章を読んでみると・・・なんか、ずいぶん編集されてる感じだなあ。え、オレこんなこと言ったっけ、てなことまで書いてある。
あ、しかもいつの間にか女の子にされてる!
そりゃまあ、性別は聞かれなかったし、飛騨の職人さんの話もしてないから、こんな手芸やってるところからして女の子と思われてもしょうがないですけど。
目次のとこにも何気なく登場してたりして、このコンビ活躍してます。
ふっふっふ。いろいろ行き違いはあれど、Air的シャレが世界に通じたということは快挙でありますね。バンザイ!